クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

NEWTON BRAKE の本 その6

2015-07-28 15:57:43 | NEWTON BRAKE
ためらい、迷い、カックン、急、ポンピング、踏み増し、
ブレーキの踏み方あれこれにこれだけ名前が付いています。
(名前が付いているからといって正ではないですよ!)

昨日も今日も、信号停止の白線に合わせてうまく止められないクルマの後ろについてしまいました。

感応式の信号なのに白線のはるか手前に止まっていて、
青信号になるはずが赤信号のまま次のサイクルに入ったので運転手が気がつき、
ジリジリ前に進めるも今度は白線から半身はみ出して停止・・・わずか数メートル動かすだけなのに上手く止められないとは!

もう一台はいくつかの信号を通過する間、近くを走ったのですが、
この運転手も同じように停止ラインのかなり手前で減速し終わり、ジリジリとにじり寄り、
でも車間は一台分余計、青信号になってもスタートはのんびり・・・じゃあ安全運転かと言えば、
その先の信号で私が赤信号停止した後にとなり車線から侵入してきて左折していきました。

ブレーキが上手くない、信号を守れない、周りのクルマとの協調性が無い、・・・たった三つか四つの信号を一緒に走っただけで、
これだけできる?いやまともな運転ができない?ドライバーもいるんですね~

その人のブレーキのかけ方で、ブレーキング技術、センス、思いやり・・・が見えてきます、先の運転手はどうなんでしょうか。

ニュートンブレーキとは、ブレーキをかけ始めたらそのままの踏力で止めるシンプルなブレーキのかけ方のことを言います。

途中でブレーキ強さをコントロールしないことで停止に必要な距離感が身についてきます・・・

こうなればしめたもの、安全な車間も本能的に判断できるようになります。

美化清掃

2015-07-26 17:29:49 | なんでもレポート
この暑いさなかに夏草刈り!
行ってきました。
各機種揃ってスタートです、2サイクルエンジン、4サイクルエンジン
混走です。

全機種シングルピストン・・・単気筒。
全員飲み物持参、長靴に、麦わら帽子、手ぬぐいは必携。

約二時間の長丁場・・・休憩を挟みます。
道の両サイドに分かれて、適宜スタート。
担当している道路のはじっこまで行きます。

ブーン、ブーン、と道路のあちこちからエンジン音のオーケストラ。
チュイン、チュインと金属の回転歯が石だか地面に当たる音が時々混じります。

途中で飲み物タイム。
持ち込んだ水はあっという間に飲み干して、差し入れのジュースの蓋をクイッ。
ゴクゴク飲み始めたら途中で止められず、口を離してハアハア深呼吸。

               

携帯でパシャリ。
道路の後半は木立があって救われました!
手入れされた道路を見るのは気持ちいいものです。
しかし暑かった!








NEWTON BRAKE の本 その5

2015-07-21 17:02:15 | NEWTON BRAKE

      * MFI誌106号にニュートンブレーキの本が紹介されました。




ダートトライアルのコースは曲がりくねっています。

わずか100秒の競技の中でブレーキランプの点灯回数が、参加ドライバーの中で一番多かったのは私でした。

必要と思われる場面で掛けていただけなのですが、あくまで私が必要と感じていただけで、
走りの組み立て方によってはもっと少ないブレーキの回数で走れたのかもしれません。

だから私の走りは土手の上から見ていて速そうには見えなかったし、
ホコリの立ち方も誰よりも少ないとよく言われました(見栄えしない走りだとか、つまらない走りだとか・・・)。

ブレーキをしっかり使う走りを最初に覚えたことで、自分で言うのもなんですが
速さはそこそことして、ドライビングミスが少なかったと思います。

ダートトライアルは二度アタックできて、ベストタイム方式です。
100数十台の競技車両が走ると午前と午後で路面コンディションが変わります。
良い方の路面でベストタイムを出すのが必須・・・つまり、ここ一発の成功率の高いドライバーが有利ということです。
このワンアタックベスト(自己ベスト)の支えになったのがブレーキング技術な訳です。

20年間のダートラ参戦で、アクセル全開のアタック回数300回以上、
合計距離にして約500km超、この間幸いにしてコースアウトも転倒もありませんでした。

つまり安全なドライバー・・・だったのではないかと。
速い人が表彰台に上がれるタイムアタック競技ではこっちの価値観はありませんが・・・

無理な走りをしなかったのがその全てですが、それもこれもブレーキをしっかり使ったから。

ベストタイムを出すために、まずは確実にゴールできること。
そのためには確実にブレーキをかけること。

ユックリ走ったわけではありませんよ・・・


NEWTON BRAKE の本 その4

2015-07-14 17:18:27 | NEWTON BRAKE
上手くなりたい・・・運転が。
誰かに教われるものなら教わりたい・・・しかし。

時々、わたし素人だから運転は下手です・・・と口にする人がいます。
謙遜とも本音とも判断つきませんが・・・

セフティードライビングスクールを受講してみる・・・
サーキット走行を体験してみる・・・
もう一度自動車教習所の門を叩いてみる・・・

どれに参加するにせよ、ちょっとした支度と心の準備が要りそうです。
大袈裟な気もします。
たった一日の体験ではたして・・・というのもあります。

しかしそのうち走り慣れてくれば上手くなるだろうとか、
場数を重ねてこそなどと根拠のない甘~い気持ちでいるのも困りものです。

それなら周りを見渡して下さい。

そんな悠長な話があるとするなら、免許証返納が近い人ほど運転が超ウマになっている????はずです。

現実は違います。
危ない運転をする人は一生危ない運転をしています。

理由は運転技術の根っこになる部分を誰からも教わっていないからです。

例えれば、操作を間違えると大怪我をするかもしれない機械なのに、
操作マニアルを読まないで動かすようなものです。

そこで、安心快適運転のヒントを整理して書いたのが「NEWTON BRAKE」の本です。

クルマのブレーキのかけ方を解説してあります。
どう読み解くかはくどいようですがあなた次第。

自分で気づき、自分で取り込まなければ自分のものにはなりません。

ある意味「食べる本」かもしれません。

目で捉え、頭で理解し、筋力で覚える。

体で吸収すると考えれば、食べ物に近い情報と言えます。

甘いか辛いか酸っぱいか・・・噛み砕いて飲み込んで欲しいと思います。







軽四のある生活

2015-07-12 20:51:13 | NEWTON BRAKE
これまで軽四にはあまり縁がなかったのですが、少し前にサンバートラックを手に入れました。

早速気になるポイントを改造・・・という話は置いといて。

これまでと何が違うかと言うと「軽」と書かれた駐車場のスペースに止められること、
そんなの当たり前のことですが、これまで一度も入ったことない場所だけに何か新鮮な気持ちになります。

スーパーの入り口近くに「軽」と書かれていたりすると得した感じです。

                    

気がつけば周りは軽だらけ・・・そうなんです。

昨日の朝、ふと見ると青々とした田んぼのあちこちに軽が止まっているではないか。

これまでも目にしてきたはずなのに、自分が乗り始めてみるとつい探してしまいます。

荷物を積むと乗り心地がガラッと変わりるのも働くクルマの特徴ですね。

そう言えば、ビビオのエンジンを引き取りに群馬までこの軽で行ってきました、ついこの間。

しかしシートポジションが今ひとつ。

NEWTON BRAKE の本 その3

2015-07-06 20:07:00 | NEWTON BRAKE
バスの横転事故をTVのニュースで見ました。

ブレーキをかけたら雨で効かなかった・・・がドライバーのコメント。

バスを横転させたのだから「ブレーキが効かなかった」の前後の様子、
つまりなぜブレーキが必要だったのか?
ブレーキをかけたけど効かなかった後に、いったい何の操作をしたら横転したのか?
・・・を知りたいと思うけど・・・無理な話か!

ブレーキを掛けたら雨で効かなかった・・・
の発言から様々なことが考えられます。

その時何km/hのスピードでバスを走らせていたのだろうか・・・
どれくらいの雨足だったのだろうか・・・
視界はどれくらい確保できていたのだろうか・・・
前後にクルマはいたのだろうか・・・
ドライバーは道路が濡れているとスリップしやすくなる(路面摩擦が下がる)事を知っていたのだろうか・・・
ドライバーはブレーキの正しい使い方を身につけていたのだろうか・・・
ドライバーはハンドルの正しい使い方を身につけていたのだろうか・・・

これはアマチュアドライバー、職業ドライバー、レーシングドライバー、を問わず全てに共通するのですが、
ブレーキ操作の責任はその判断力も含めて100%運転手にあります。

今回の横転事故のドライバーにその自覚が・・・

あいも変わらずトレーラーが谷底に落ちたり、キャンピングカーがセンターラインを越えて対向車とゴツンとやったり、
アクセルとブレーキの使い分けができずにコンビニダイブをやらかすなど、機械を扱うに必要な基本的心構えが不足している単純な事故が多い気がします・・・

運転技術の範疇でしょうか!・・・これは。




NEWTON BRAKE の本 その2

2015-07-03 15:59:47 | NEWTON BRAKE
ニュートンブレーキの本は、運転の「実用書」を目指しました。

「日曜大工の本」「庭木の手入れの本」といった感じのものと同じです。

実用書を開いて、これからやる作業のポイントがきちんと説明されていたりするとなんだか嬉しくなります。

と言ってもクルマの運転に限って言えば、こういった情報が欲しい、の「こういった」が漠然としていて、
そのよくわからない情報を探す人はいません。

ひとつには誰も運転に困っていないからです。

さらにクルマは運転を教わらなくても動かす事ができるからです。

さらにさらに、言葉で伝える、文章で伝える、としてもなかなかうまくいきません。

結局のところ自分の意識を変えなければ運転は上手くなりません。

その時に「正しい情報」があれば上達の道が開けます。

情報なしで運転を覚えたとしたら、正しいかどうかも分からず身に付けてしまう可能性があります。

そうなったら、時に大変な事に・・・

何がといえば・・・例えば隣の人が車酔いする・・・自分の運転のせいで!

助手席のひとは一生その席が指定席・・・だとしたら?