クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

G-BOWL Android

2024-05-09 11:09:44 | G-BOWL
Android版G-BOWLアプリ販売開始されました。

iPhoneとのやり取りもできます。

内容は従来通り。

Androidだから買えない使えないはこれで無くなりました。

無料のG-BOWL BasicもAndroid版あり。

まずはここから試してみてもいいかと思います。

無料版でボールを自在にコントロールできるなら言うことなしです。

リヤサスペンションと直進性とヨーレートの反転回数

2023-12-26 16:01:32 | G-BOWL
スバルGC-8のリヤサスペンションはストラット形式。

その構成は、横方向の力を受けるパラレルリンクと前後方向のトレーリングリンク、
支柱とダンパーが一体化しているストラット。

いま時のややこしいマルチリンクが考え出される以前の、シンプルで癖の少ないサスペンションと言えます。
ショックストロークは国産車の中では最長の部類。

このリヤサスペンションに使われているゴムブッシュを、ピロボールに入れ替えました。

その結果、真っ直ぐ走っている時の修正舵が減りました。

この違いをG BOWLアプリのヨーレートの反転回数で確かめられます。

ピロボールブッシュ変更後はヨーレートの反転回数が半分以下という結果です。

リヤの横振れ量が減ることで"真っ直ぐ度"が向上したことになります。

同じようにトーイン調整違いもヨーレートの反転回数で確かめることができます。

そもそもは、ドライバー違いで真っ直ぐ走っている時のクルマの落ち着きに差があることに気がついて、
そこを確かめられるようにヨーレートの反転回数をカウントできるようにしたというのが始まりです。

このヨーレートの反転回数の項目は使い道色々。

うまい運転手との差がこんなところにあったのかと、それまでモヤっとしていたところが、見えてきたりします。

なんのことだかピンとこないと思いますが。

左下のEdit→★★範囲の情報表示★★→下から二番目のヨーレートの反転回数

運転の工夫で反転回数を減らすことができるかチャレンジしてみてください。

あることに気がつけば回数を減らすことができます。




G-BOWLアプリ

2023-09-01 14:28:57 | G-BOWL
Red Card Modeが追加されました。

設定された旋回Gまたは減速Gの範囲を守れないとレッドカード!が出ます。

例えば、重心が高いトレーラーとかタンクローリーになると、0.2G〜0.25Gあたりが安全走行の上限です。

レッドカードモードではそれぞれのクルマの安全ないしは快適範囲と思われる上限Gを設定。

自身のクルマが属しているグループを選択するだけで走行を開始できます。

もともとG-BOWLアプリは、どんな運転操作をしているのかをGで表して、
ドライバー操作を振り返りやすくしたものですが。

レッドカードモードは、走らせるクルマそれぞれに守らなくてはいけないGの上限があることを知らせるのが目的です。

個々のクルマのリミットを超えないように運転手が注意して走らせれば、安全走行に繋がるでしょっ・・・ということです。

早速レッドカードモードを試してみました。

同乗者もGの強さを視覚情報でも見て取れるのでなんだか"楽しめ"ます。

乗用車のリミットはこれまでと同じ0.4Gで、超えればボールが転がり落ちるのと変わらないのに、
なぜだかプレッシャーが少ない!気がします。

ひとつには、設定のリミットに近づくとストロボ→警告音で教えてくれるので、「Gの溜まり場」が認識しやすく、
ボールが転がり落ちて"カーン"となった時と比べるとキズが浅い感じです。(思い込み?)

運転のクセからくるGの溜まり場が見つかれば、次はどう工夫するか。

大概は溜まり場の手前の速度管理の甘さからきています。

運転を組み立て直す段階では、速度をこんなに落とさないとダメ?となるのですが、
コーナリングが滑らかになって、レッドカードが出なくなると、
ああこれなら同乗者も快適だろうな。に気がつきます。

すると自分にも運転操作の余裕ができ、さらにいいことに丁寧に操作している感が同乗者に伝わることです。

こんなストーリーがレッドカードモードだったら描けるかもしれません。

とっくにできている人は別にして。

でも「職業運転手さん」向けに考えたのがレッドカードモードというのが本音。

使用してみての感想など書きこんでいただければと思います。


G-BOWL Basic

2022-01-05 11:51:44 | G-BOWL
『リアルG-BOWL』はお皿にピンポン玉の泣く子も黙る⋯あらため運転自慢も黙るそれ。

お年玉はワクワクするけど、こちらの落とし玉はちょっと緊張します。

『G-BOWLアプリ』は運転を記録して見ることのできる優れもの。

これは自動車メーカーなどで使われている¥数百万の計測器よりも格段に使いやすく、
運転分析ツールとしてこれ以上のものはありません。

で・・・Androidで使える新製品『G-BOWLBasic』ができました。

---配信されています---

記録はできませんがリアルG-BOWLのCG版です。

素晴らしくよくできています。


我流運転

2020-08-11 10:32:13 | G-BOWL
クルマの運転は全員が我流。

クルマの動かし方を体感しつつ経験を積み重ねていって、多くの人が順調にいけば「上手く」なっていきます。
中には「慣れていく」だけの人がいるかも知れませんが。

その過程で誰かにアドバイスをもらえる人と、完全孤立で経験を積む人に分かれます。

例えば職業ドライバーであれば先輩が横に乗って運転指導の期間があったりするのですが、
プライベートではなかなかそうはいきません。
教習所のそれを除けば、隣の人にガミガミ文句を言われることはあっても、
クルマの取り扱い方を教わりながら練習を積み重ねていくケースは少数のような気がします。

教わりたい、教えたい気持ちがあっても、運転の仕方を説明したり受け取るのは意外と難しいですよね。
いわば形態模写を言葉で伝えるようなものなので、上手くいかないのは仕方ありません。

他の人と交流があっても、正しい運転かどうかではなく「自分とは違う運転だから」と我流運転を受け止めます。

我流運転のほとんどは個性豊かと言えるほどクセがあります、だからあの人の運転は⋯と良くも悪くも記憶に残るわけです。

記憶に残らないほどクセのない運転ができるか⋯

まずは自分の運転のどこにクセあるのかを知るところから⋯

人に聞くわけにはいかない人は、G-BOWLアプリかリアルG-BOWLをどうぞ。

転がり落ちすぎてクセを知るどころじゃない人もたまにいるので、G-BOWLが合わない人はこの先も筋金入りの我流運転を。




G-BOWL オイル入りピンポン球製作

2020-07-17 18:24:16 | G-BOWL

①ピンポン球を半割りにして、ハンドパンチで蓋を打ち抜きます。


②蓋の当たる部分を熱をかけて凹ませます。



③オイルを規定量注入します。



④瞬間接着剤で蓋をします。



⑤コロコロ転がらないダンピングの効いたピンポン球が完成。



⑥オイル漏れのチェックの後出荷です。


オイルダンプピンポン球なくしてG-BOWLは成立しません。

注射針でプチッと穴あけしてサラダ油を入れればダンピングの効いた玉ができます。

そしてオイルが漏れないようにセロテープで穴を塞げば済むのですが、これでは信頼性が今ひとつです。商品としても。

信頼性を高めるのに同じ材質で蓋をすることを思いついたのですが、板厚分凹加工必要になります。
実際セルロイドは簡単に熱成形できるものの、温度管理と作業の手際が難しいのは言うまでもありません。

当初はかなりの数をゴミ箱に捨てました。

慣れたとは言え手加工の限界で仕上がり精度はそれなりです。

ということで内職のような作業がやっと終わりました。

今回から蓋の直径を小さくしました。

G-BOWLを売り始めたのが2009年秋。今年で11年目です。

自動車メーカー・・・タイヤメーカー・・・部品メーカー・・・トップガン・・・教習所・・・海外・・・

お買い上げありがとうございました。


躍度日和 その8

2018-11-04 11:24:24 | G-BOWL
「発進」を皆さんと練習しました。

①ブレーキをリリースして、クリープ状態でクルマがどう動くか確かめます。

②次に最小のアクセル開度で駆動をかけます。

③さらに駆動をもう一段階(薄皮一枚の感じで)加え⋯さらに加える。

各操作の間を2〜3秒置きます。

①〜③の動作の間を詰めたパターンもトライしていきます。

数トライしたら教室に戻ってG BOWLアプリで振り返り。

*音楽室を借りたのですが、響の少ないとてもいい環境でした。

全員のデーターを瞬時にシェアして見られるのもこういった集まりならでは。

今日のテーマをタクシーした時の私のデータと比較することもできます。

発進がテーマなので、アクセル操作一つでできるはずなのですが、クルマのクセとの付き合い方とも言えます。

①のブレーキの離し方のところから気を使わなければいけないクルマが今回ありました。

トルクフルなエンジンを積んだそのクルマは、ブレーキを離した途端に、アイドル回転でも

元気よく飛び出します。

それならブレーキリリースをゆっくりやれば駆動と受け渡しができるのでは、と思っていたら、
ブレーキをゆっくり離すとビリビリ音が出る、それが嫌だからパンと一気に離すようにしている⋯

データを見ると、クルマの動き始めの躍度もGも一気に立ち上がっています。

こうなると当然②のアクセル操作も気を使います。

うまくいったのがあったわよ⋯普段使いは奥方でこの日のデータ採りはご主人、との会話。

努力目標ができたとも言えるのですが、クルマのクセが強すぎる場合、
できる範囲が限られるかもしれません。

躍度に着目して、快適運転との仕切り線がどの辺りにあるのか全員で話し合ったのですが、

これが意外に難しく、不快を人はどこで感じているのか、というのを
データーに落とし込もうとしても⋯よくわかりませんでした。

というのがこの日のまとめ。

でも、発進の「コツ」は伝わったかな。









躍度日和 その7

2018-10-11 09:50:47 | G-BOWL
助手席の人が安心できる運転のコツを知る、と題してG BOWLアプリを使った練習会をやってみよう。

ということで参加募集を締め切らせていただきました。

今回、運転の基本の基本ということで「発進」からです。

誰かの横に乗って、発進からの数メートルを観察すれば、コーナリングとかラインどりの
テクニックを見なくてもドライバーの技量が分かる時があります。

皆さんもどこかで体験されたことがあるのではないでしょうか。

発進一つというなかれ、運転手が考えているクルマを動かすイメージのはじめのところが

Gで表現される大事な場面です。

無造作にやってしまう人、丁寧にやろうとしてもクルマとうまくやりとりできない人。

周りのクルマの流れもあるし、アイドルストップで発進のリズムが変わってしまった⋯

発進の仕方だけだと一瞬にして終わりそう、と思われるかもしれませんが、

持ち帰れるところまで考えると、快適パターンの意識の切り替えも含めて数時間の練習でどうか?

心配なところです。

操作の仕方と、アプリのグラフ、体感(躍度)をセットにする目的もあります。

躍度日和の内容は後日なんらかの形で報告できるといいのですが、どのような方法がいいのか

参加者の皆さんと話し合ってみたいと思います。


躍度 その6

2018-10-01 09:22:00 | G-BOWL
運転の基本の基本を見つける練習会「躍度日和」のお知らせ。

ブログ/躍度-5でお話ししたような集まりを持ちたいと思います。

G BOWLアプリの使い方がよく分からないとか、実際の運転操作はどうすればいいの?

快適運転の元って何?と普段から気にされている方向けの練習会です。

地味に感じるかもしれませんが、助手席の人が安心できる運転はコツを知れば簡単、コツを知らなければ不愉快なままです。

躍度を見られるようになってこの辺りの解説ができるようになりました。

iFulSoft HPに「躍度日和」の募集要項が出ています。



躍度 その5

2018-09-06 21:33:46 | G-BOWL
検証バランススロットル ・・・ニュートンブレーキday・・・美運転・・・G BOWLミーティング。

最近、G BOWLアプリが大きく進化して、Gの躍度が見られるようになりました。

短い時間の中でGがどんな風に動いたのかを細かく再現して見ることができます。

例えば、ハンドルを動かした時の手際、あるいはブレーキの掛けた時の足癖のような、
その人なりのちょっとしたクルマの動かし方の違いを波形から探し出したりできます。

ここまでは良い測定器なら分かって当然です、がこの手の測定器を手にした人が直面するのは、
上手い運転の具体的な操作方法が説明書に書かれていないことです。

そこで、G BOWLアプリを使って、助手席目線で上手いと感じられる運転とは何かを紐解いていく勉強会をやってみようかと⋯

G BOWLアプリの使い方の解説と、助手席体験による上手い運転とまずい運転の見分け方。

こう書くとなんだかカタイイメージになるのですが、要は乗っていい感じか、
あと少し工夫があるといいよね、くらいを感じ取ることができれば十分です。

次に、自分でどう手足を動かせばいいのかを何種類か試して、その感覚をつかんでいく、こういった進め方です。

気持ちよかった時のデータと、まだだねのデータを記憶と一緒に残していくことで振り返るとことができます。

平たく言えば運転操作の基本の基本を見つけることです。

小さな教室を予約しました。

夫婦、兄弟、親子(小学高学年から)、友人同士、カップル・・・など

親しい人とペアを組んでいただいて、五組(5台)10名ほどの参加を募りたいと思います。

事務局の準備が整い次第お知らせします。