東京・台東借地借家人組合1

土地・建物を借りている賃借人の居住と営業の権利を守るために、自主的に組織された借地借家人のための組合です。

「老朽化で修理費がかさむ」と明渡請求 (兵庫・尼崎)

2012年10月02日 | 建物明渡(借家)・立退料

 本年8月、家主から委託されたという管理会社から、「家屋が築40年を過ぎ老朽化によって修理費がかさみ危険で取り壊したいので、1か月後に立ち退いてもらいたい」と16件中7件の入居者に通告がありました。管理会社の巧みな切り崩しによって、入居者の何人かは立退きに同意していることがわかりました。

 通告のあった2世帯はたまたま組合であったことから、組合事務所に連絡があり、直ちに集まってもらって対応しました。会合では「①立ち退き理由に老朽化と言われても「正当事由」なく立退く必要がないこと。②賃料などの信頼関係をなくさなければ引き続き住み続けられます。③借家人は借家法で住まいを守られていること。④立退きの意思がないこと。⑤借家人から立退き料など立退き条件をいわないこと」などを確認しました。

 管理会社からTさんに電話がありましたが、今後は組合を交渉窓口にしており、個別交渉に応じられませんと告げました。

 後日、管理会社が来組して話合い、入居者に内容説明と要望を聞き、交渉することにしました。数回の交渉で入居者の同意を得て明渡すことなりました。

 その後、新たに2名が入会しました。

 

全国借地借家人新聞より

 

東京・台東借地借家人組合

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