東京・台東借地借家人組合1

土地・建物を借りている賃借人の居住と営業の権利を守るために、自主的に組織された借地借家人のための組合です。

法定更新しているにも拘らず、不動産会社が更新料を請求 (東京・文京区)

2012年07月18日 | 更新料(借家)

 文京区のマンションに住み続けているAさんは、4年前に元の家主が新家主に売却した。その時に、新家主は不動産会社を管理人として新しい契約書の作成と更新料の請求をしてきた。

 以前の契約書には更新料支払いの特約もなく過ごしてきたが、今回の不動産会社は「2年ごとに更新料を支払うのはあたりまえ」の一点ばりで、やむなく契約書にもない更新料を支払ってしまった。しかし、更新料支払いが入った新しい契約書にはサインしなかった。

 今年に入って、不動産会社は更新の時期が来たので更新料と更新契約を結びたいと言ってきた。前回のことも含め納得のいかなかったAさんは組合に相談した。「前回の時に合意更新しなかったので自動的に法定更新になっていること。現在は期限の定めにない契約で更新の時期でないこと。前家主との間でも更新料の支払い特約がないことを示し、支払わないこと」にした。

 すると、不動産会社は家賃として支払ったものを更新料として受領した家賃の未払いが一ヶ月あると通知してきた。組合と相談して内容証明書で家賃の未払いはないと通知することにした。Aさん「知らないと損をするし、不当な請求に屈してしまいます。もっと勉強し賢くなることが必要です」と語った。

 

東京借地借家人新聞より

 

東京・台東借地借家人組合

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