東京・台東借地借家人組合1

土地・建物を借りている賃借人の居住と営業の権利を守るために、自主的に組織された借地借家人のための組合です。

4年前に法定更新しているにも拘らず、家賃の2か月分の更新料請求 (東京・渋谷区)

2011年09月27日 | 更新料(借家)

 2005年に渋谷区代々木の分譲マンションの一室を賃貸マンションとして借りて住むようになったGさんは、住みはじめた途端に水道工事ですと言われ数週間、その後内装工事ですと言われまた数週間、まともに生活できない状態が続いた。

 実はこの分譲マンションは大手不動産会社がサブリースとしてそのほとんどを賃貸していた。その結果、2007年の更新時には更新料の支払いについては迷惑をかけたので免除するという合意が出来た。しかし、その後、2011年の5月入って更新料として2カ月分の請求をしてきた。2007年の当時の社員はすでに退職し、前のことを話してもらちが明かず、組合が行っていた相談会に来て相談した。

 組合で契約書などをみたところ2007年の更新料の支払いを免除したときに新しい契約書を締結することなく法定更新になっていることがわかり、法律上は期限の定めのない契約であり、2年ごとの更新の時期はないこと、更新料の支払いはしなくていいことがわかった。Gさんは「組合に相談して、安心しました」と話した。

 

東京借地借家人新聞より

 

東京・台東借地借家人組合

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