東京・台東借地借家人組合1

土地・建物を借りている賃借人の居住と営業の権利を守るために、自主的に組織された借地借家人のための組合です。

家主が雨漏りを修繕 (東京・足立区)

2013年01月25日 | 修理・改修(借家)

 足立区千住東で建物を賃借している組合員のAさんは台風等で大雨が降ると押入れとトイレが雨漏りして困っていた。どのような形で家主に伝えたらよいものかと組合事務所に相談に行った。

 無断で修繕とも考えたが、相談もなく勝手に工事をしたと家主からいわれるのも嫌なので、組合役員と相談して「家主の修繕義務」を主張しないで「大雨時雨漏りが酷いのでビニールシートで屋根を覆う応急処置を施そうと考えており許可をいただきたい」と通知書を送ることにした。

 数日後、千葉県市川市から家主が訪ねてきて、現場を見るなりビニールシート掛けで雨漏りを防ぐのは無理と判断し、知り合いの工務店を呼んでセメント瓦をと根太板を撤去しトタン屋根にする工事の見積もりをさせ、家主側で工事をすることを約束してくれた。

 Aさんはまさか家主の全額負担で修繕してくれるとは思ってみなかったので、組合に入会していたことが今回の短期間での問題解決に至ったと喜んでいる。

 

東京借地借家人新聞より

 

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