東京・台東借地借家人組合1

土地・建物を借りている賃借人の居住と営業の権利を守るために、自主的に組織された借地借家人のための組合です。

組合を窓口に東京土地開発と交渉 (東京・墨田区)

2008年08月08日 | 地上げ・借地権(底地)売買

 墨田区太平*丁目の借地人12世帯が6月に地上げ問題で入会した。新しく地主になったのは東京土地開発株式会社で、7月3日に千代田区の本社に組合員2名と地元代表1名が借地人一同から預かった地代を納に行った。

 翌日の7月4日の同社の担当者のA氏より組合に話し合ってほしいとの連絡があり、7月11日に会談した。A氏は「14日から測量に入るので皆さんの了解を得てほしい」、「うちは地代を頂くのが本業ではなく、土地の売買、つまり開発するのが会社の方針です」と主張した。

 さらに、ここの場合は特別といいながら「底地の売買価格は北側が1坪75万円、南側1坪70万円、角地の皆さんは1坪75万円で考えています」、さらに「金利のこともありますので1日も早く処分したいので皆さんのご協力を」と30分にわたり一方的に話して帰っていった。

 組合では7月23日に借地人一同全員に集まってもらい、東京土地開発との話の内容を知らせ協議した。売買については結論が出ず、今後アンケートをとって組合員の意見を組合で集約することにした。

 東京土地開発の社員は一部の借地人に「地代はをいつまで払っているのか」連絡をしてくるなどの動きがあり苦情が出た。

 組合ではA氏に対し勝手に組合員を回らないよう注意し、「個々には連絡をしない」ことを約束させた。

 組合では「底地が買えなければ無理に買取る必要はない」と説明し、借地人一同の意見を聞き、今後も粘り強く交渉していく予定でいる。

 

東京借地借家人新聞より

 

東京・台東借地借家人組合

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