東京・台東借地借家人組合1

土地・建物を借りている賃借人の居住と営業の権利を守るために、自主的に組織された借地借家人のための組合です。

保証金/敷金トラブル/原状回復/法定更新/立退料/修繕費/適正地代/借地権/譲渡承諾料/建替承諾料/更新料/保証人

土地・建物を借りている賃借人の居住と営業の権利を自ら守るために、
自主的に組織された借地借家人のための組合です。

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地主が不動産信託契約を締結した? (東京・豊島区)

2006年12月14日 | 借地の諸問題

      突然知らない会社から
         借地人9世帯に地代請求の通知が

 豊島区南長崎のAさん等は、借地して既に50年近くになる。もちろん、この間には、地代の大幅値上げや高額な更新料を請求されたこともあった。Aさん等は地主の言いなりに支払ってきた。

 地主とのいざこざは避けたいとの気持ちからだ。だから、表向きは平穏な賃貸借関係がずっと続いてきていたのである。しかし、今度という今度は、思いもよらない出来事の連続で、結局組合に加入することになったのである。

 2年前のことだ。ある日突然、全く知らない会社から手紙が届いた。「当社は、貴殿が賃借中の宅地につき、旧所有者B氏との信託契約により所有権を取得した。よって今後の地代は当社に支払え」との通知だった。寝耳に水の出来事だった。近所の人達にも同様の手紙が届いていた。

 Aさん等は、一緒に地主宅を訪ね、事の真相聞きだした。この時ばかりは、地主も低姿勢で、その通りだから、地代は会社にとの話しだった。譲渡するなら、なぜ先に声をかけなかったのかと迫る人や、1ヶ月前に数100万円の更新料を支払った人もあった。Aさん等は何とも割り切れない気持ちだった。

 今年8月、旧地主のB氏から内容証明郵便が届いた。「信託契約は解除、所有権を回復した。今後の地代は当方に支払え」との通知だった。程なく会社からも真の所有者は当社との通知も届いた。

 こんな経過で山本さん等9名は組合に加入した。現在、地代は「債権者不確知」(*)との供託事由で弁済供託中だ。

 

東京借地借家人新聞より

 


 

  (*)所有者と名乗る者が複数いる場合、地代を誰に支払えばいいのか判断が難しい場合については、こちらを参考にして下さい。

 

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