東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

小黒柱

2010-09-15 | 人生の気づき
大黒柱は、重量のある家を支える、なくてはならない柱。この柱が無いと、家を支えることが出来ない。そして、小黒柱は、大黒柱の次に断面積の大きい柱を言う。したがって、小黒柱の効用に気づかない人が多い。大黒柱の存在があまりにも大きいため、小黒柱の存在はかすんでしまう。

しかし、小黒柱も大きな役目を果たしている。それは、地震のときに、大黒柱に全ての力が及ばないように、分散化の役割を果たす。即ち、家全体が一気にペシャンコにならないように、小黒柱を折って、自分のところを潰すことによって、家全体の倒壊を防ぐ。このような考え方は、いま消滅してきた。最近の建築物は、小黒柱が無いところが多いらしい。

この話を知人から聞いて、感じることは、会社においても家庭においても、大黒柱がいればよいというものではないということ。やはり、小黒柱が必要なのだ。