東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
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渡り鳥型リーダー育成法

2010-09-02 | 経営の気づき
通常は、リーダー育成というと、一人の固定した人で考えてしまう。しかし、この方法は正しくない。仕事のできる人をターゲットにして、その人に固定化するよりも、テーマごとにリーダーを変えていく方が正しい。

例えば、企画のときは議事進行のうまいAさんがリーダー、根回しのときは交渉力にたけたBさんがリーダー、といった具合である。それぞれの強い能力を活かしてもらうと、職場の全員が何らかのリーダーになれるはずだ。

このようにして業務を誘導する人を変えていると、成長力も大きくなる。

渡り鳥の先頭に立つ鳥は、風力を受ける度合いが大きいため、いつも入れ替わっている。体力温存の秘訣である。人材育成においても、渡り鳥のあの習性を真似るべきだ。