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ことのは

初めに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった。と、ヨハネは言う。まことに、言葉とは不可思議なものである。

三角と円環

2014-02-05 13:46:44 | 日記・エッセイ・コラム

欧米はどうも性悪説のようである。

人をあまり信用しない。

ほっておけば社会は乱れる。

だから、秩序の維持はもっぱら力に頼る。

社会はピラミッド型となる。

頂点にある者が支配する。

次に支配を支える者がいる。

そして多くの被支配者がいる。

三角型の階級社会である。

・・・・・

日本人は人を信用する。

信用できない者もいるが、基本的に人を信用しようとする。

何よりも信頼関係を大切にする。

もとより、秩序維持には上下関係が不可欠である。

それはその限りなのである。

存在としてはあくまで対等である。

つまり、

秩序維持のための上下関係はあっても、

存在価値に上下はない。

対等なのである。

このことは人間関係だけでなく、

すべての存在についても同様である。

人も犬も木や山や海も。

ついでに言えば、

歴史的に奴隷制度のない社会であったことは、

まさにこの故である。

・・・・・

和をもって尊しとなす。

何事もよく相談して決めよ。

等々。

トップダウン型のピラミッド社会ではない。

ボトムアップ型のフラット社会である。

形で言えば、円環型の社会である。

頂上はないが中心がある。

同心円で大きく広がる社会である。

では中心はどこか。

中心には何があるのか。

言うまでもない。

天皇である。

日本は、

天皇中心の円環型社会である。


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