欧米はどうも性悪説のようである。
人をあまり信用しない。
ほっておけば社会は乱れる。
だから、秩序の維持はもっぱら力に頼る。
社会はピラミッド型となる。
頂点にある者が支配する。
次に支配を支える者がいる。
そして多くの被支配者がいる。
三角型の階級社会である。
・・・・・
日本人は人を信用する。
信用できない者もいるが、基本的に人を信用しようとする。
何よりも信頼関係を大切にする。
もとより、秩序維持には上下関係が不可欠である。
それはその限りなのである。
存在としてはあくまで対等である。
つまり、
秩序維持のための上下関係はあっても、
存在価値に上下はない。
対等なのである。
このことは人間関係だけでなく、
すべての存在についても同様である。
人も犬も木や山や海も。
ついでに言えば、
歴史的に奴隷制度のない社会であったことは、
まさにこの故である。
・・・・・
和をもって尊しとなす。
何事もよく相談して決めよ。
等々。
トップダウン型のピラミッド社会ではない。
ボトムアップ型のフラット社会である。
形で言えば、円環型の社会である。
頂上はないが中心がある。
同心円で大きく広がる社会である。
では中心はどこか。
中心には何があるのか。
言うまでもない。
天皇である。
日本は、
天皇中心の円環型社会である。
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