甍の上で

株式会社創瓦 社長 笹原真二のブログです。

感動駅伝 1

2009-12-22 08:10:40 | 陸上競技のこと
 20日の全国高校駅伝競走大会、母校興譲館高校は男女アベック出場。午前中に行なわれた女子は、1区の2年生エース赤松真弘選手が3km過ぎ、後続の選手と接触し転倒というアクシデントに見舞われ後半失速トップの豊川高校から遅れること28秒12位で双子の姉の弘佳選手に中継想定外の展開となった。我々は2区の3km付近で弘佳選手を応援。その地点で先頭から30秒遅れの9位。3区への中継では7位まで押し上げて入賞圏内に入った。3区岡選手は6位群馬常磐高校より14秒遅れ(約70m)という間隔の空いた走りにくい状況の中、1年生とは思えない冷静な走りで前との差を5秒まで詰めて4区の戸田選手に襷を渡す。戸田は監督から「3位以内まで上げろ」という指示通り4人を抜いて胸の差の3位で1年生アンカー菅選手に中継。菅も岡と同様1年生とは思えない冷静な走りで熊本千原台、鹿児島神村学園を振り切り、2位を行く兵庫須磨学園を追った。終わってみれば、1区のアクシデントによる想定外の展開にも関わらず、1,2年生だけのチームとは思えない冷静な走りで見事に6年連続の表彰台へ。これも自力があるからこそ出来ること。こんなことを思う時、伝統という力が付いてきたチームだなと改めて感じた。1年生、2年生で都大路を走り、この夏のインターハイで3000m2位の3年生のエース堤選手は故障が影響して、サポートに回った。1区でアクシデントに見舞われた真弘選手が「すみません」と泣き崩れる中、「謝っちゃいけん。頑張ったんだから」と優しく包み込んだという記事が新聞に載っていた。さらに彼女は「今まで、サポート役の大切さ、気持ちが分かっていなかった。とてもいい駅伝だった」と言っている。本当に興譲館高校の駅伝チームは伝統の力が備わった名門と言われるにふさわしいチームになっている。彼女達に大感謝!感動をありがとう!
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