甍の上で

株式会社創瓦 社長 笹原真二のブログです。

6月のマンスリー また都知事選挙、 50億円が消えていく

2016-06-28 22:44:04 | Weblog
    また都知事選挙、50億円が消えていく。
 1回の東京都知事選選挙の選挙費用が、50億円と言われている。3年ほどの間で3回目、総額130億円の税金が消えていくという。こんなことが当たり前のように行われている現実は、どう考えてもおかしいと思うのだが。 
猪瀬直樹元知事は作家、舛添要一前知事は東京大学の国際政治学者、共に「金の掛からない政治、クリーンな政治」の論客としてマスコミから登場してきた。猪瀬元知事は徳州会病院グループから5000万円を貰ったとか?借りたとか?結果5000万円は返却したみたいだが、発覚後の返却はあまりにもカッコ悪い。
舛添前知事は、正月の家族旅行で大事な会議をした、しない?公用車での湯河原の別荘通い?回転寿司、天ぷら屋、クイズの本、クレヨンしんちゃんの絵本、etcと、せこい話のオンパレード。舛添さんの言う、厳しい第三者の目は、「違法ではないが、一部不適切・・・」という茶番劇。検察官上がりの優秀な弁護士も、どういう気持ちであの役を演じていたのかと思うと可笑しくもある。
舛添知事が辞任する少し前、BSフジのプライムニュースという番組で、名前は思い出せないのだが、慶応大学と日本大学の政治学者が、「海外出張のファーストクラス、スイートルーム、大名旅行は、石原都知事の時代からあった。石原慎太郎は週2~3日しか登庁しなかった。舛添さんはちゃんと登庁していた。お金の問題にしても、舛添さんは、たかが、300万円少々。政治と金で言えば、もっと、ひどい人、悪い奴はいっぱいいる。なぜ、舛添さんをあそこまで叩くのか?石原さんは叩かず、舛添さんは叩く。自民党都議団も、世論に動かされて、舛添叩きを始めた、ポピュリズムに先導された」と、また、「選挙をすれば、50億円掛かる。費用対効果を考えると、引きずり下ろすことばかりでなく、続投もあり。これからの舛添さんの政治運営に期待するという選択肢もあって良いのではないかと思う」とまで言う発言には驚いたのだが・・・一理ある?
確かに金額で言えば、猪瀬元知事の5000万円の10%にも満たない。石原都知事が新東京銀行につぎ込んだ400億円の問題(議会承認)とは同列には扱えないのだが・・・頭の良い人の考えること、見る視点にある意味感心した。
先日、TVを見ていると、舛添さんがマスコミに出るきっかけとなった、田原総一郎司会の「朝まで生テレビ」の映像が流されていた。新進気鋭の論客として、「政治と金の問題」に切り込む姿は、髪の毛もフサフサ。とても今回のような騒動を起こすことになるとは、誰もが思いもしなかっただろう。いったい、舛添さんは、いつの頃から、間違いに迷い込んで行ったのだろうか?猪瀬さんにしても同じことが言えるのだが・・・
日本の首都、東京の顔、舛添都知事、辞任のニュースは、「SEKOI」という文字で世界中に配信された。3年ほどの間で、3回目の東京都知事選挙、また50億円が消えていく。    2016年6月28日      笹原 真二
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