花好き・旅好き80代の北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だったが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり外国は見合わせている。

「スイス連邦の旅」(10)

2017年07月17日 | 海外旅行「中央ヨーロッパⅢ」スイス・チェコ

≪「ストラスブール」を観光後、「フランクフルト」から帰国≫

最終日は、バスで宿泊した「チューリッヒ」を出てから国境を越え、フランスのアルザス地方の中心都市「ストラスブール」まで225kmの道のりを3時間半かけて向った。途中には、トウモロコシや小麦畑が広がっていた。



「ストラスブール」で世界遺産の旧市街を散策後、ランチを食べ、今度はまた国境を越えてドイツに入り、東方220km3時間半走って「フランクフルト」空港に行った。
何故こんな無駄とも思えるルートを取ったのか不思議だったが、「成田」迄のJALの直行便は19時20分発だったので、多分、時間稼ぎの経路として企画されたのだろうと思う。
しかし、ドイツとの国境に近い「ストラスブール」にはなかなか行く機会はなかったので、こんな機会に行けた事は良かったと思った。

「ストラスブール」は、日本の教科書にも1952年~1985年には「アルフォンス・ドーデ」が1871年に書いた「月曜物語」の一つ「最後の授業」として登場していたので、私などは印象深い。
豊富な埋蔵量の石炭を巡ってドイツとフランスが領土を取り合う戦争を繰り広げた町だ。その結果、両国の文化が融合した建築や生活が生まれたのだ。今はドイツ語を話しているが、フランス語も教育されているらしい。
ここも「イル川」に囲まれた旧市街はバスの乗り入れは禁止されているので、駐車場から徒歩での観光になった。
バスから降りて、先ず花で飾られた橋を渡って旧市街に入ると、そこは「ラ プティト フランス」と言われる木組みの家々が連なる地区だった。第二次世界大戦で破壊されたものを忠実に復元したという。



         



  

次に旧市街の中心にある「大聖堂」に行った。高さが142mもあるそれは正に「大聖堂」だった。余りに大き過ぎて写真には納まらない。外側の彫刻が繊細なのに驚いた。
内部には世界最大と言われるからくり式の天文時計があるらしいが、見るのには2ユーロ必要だし、丁度昼休みの時間で内部には入れなくて残念だった。

 

その日のランチは、茹でたじゃが芋、ソーセージ、茹でた豚肉、酢キャベツを盛り合わせた「シュークルート」というこの地方の家庭料理だったが、私には塩辛過ぎた。
バスに戻る途中で、観光船を見た。



    

帰りの「フランクフルト」~「成田」間は11時間20分の飛行時間で、「成田」には13時40分に無事着いた。その日の夕方の飛行機で新千歳空港に戻って来た。
今回のスイスの旅は充実した楽しい旅だったが、今年に入ってから4回目の海外旅行だったから8日間で丁度良い日程だったと思った。
翌朝からの庭仕事と畑仕事では、まず留守中繁茂した雑草の除去作業から始った。この後は秋が終るまで暫く家にいて、薔薇と菜園の管理、それと伯母の介護をする予定である。
                             (完 成)

コメント (4)
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