なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

脳梗塞

2024年06月18日 | 脳神経疾患

 5月25日に記載した回復期リハビリ病棟に入院している83歳女性のその後。(大腿骨頸部骨折後で整形外科入院。内科は1型糖尿病の治療を担当。非感染性の微熱・炎症反応上昇が継続。)

 リウマチ性多発筋痛症(PMR)としてプレドニン10mg/日を開始した。解熱して炎症反応も次第に陰性化していた。動かした時の疼痛の訴えも改善していた。

 診断的治療という開始だったが、ほぼ確診して治療を継続することにしていた。6月23日(日)に自宅退院が決まり、1型糖尿病で通院していた地域の基幹病院糖尿病科の外来予約もとっていた。

 プレドニンの調整は、インスリン強化療法のインスリン量に関連するので、合わせて診ていただけませんかという診療情報提供書も準備していた。

 

 6月16日の午後5時過ぎに、看護助手さんが左半身麻痺と構語障害に気づいた。病棟看護師さんが日当直(バイト)で来ていた先生に診察依頼して、頭部CT・MRIが行われた。

 右中大脳動脈(MCA)の閉塞があり、MCA領域の脳梗塞を認めた。日当直胃から当方に、搬送してもいいでしょうかという連絡が入った。もともと診ていた(今回も同院の転院だった)基幹病院に搬送しますという。

 先方で受けてもらえて、救急搬送となった。急性期を診てもらって、今回の当院転院は整形外科だったが、次回転院の時は脳梗塞後遺症で内科になるはずだ。

 もし経口摂取困難で胃瘻造設が必要な時は、亀背で入れる自信がないので、基幹病院消化器内科で造設してもらってから受けたい。

 

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