先週の木曜日の当直の時に、左背部痛の59歳男性が受診した。階段で打撲したそうだ。
2階から階段を降りて来て、あと3段というところで滑って背部を後ろの段(の角)で打ってしまった。ふつうに呼吸するとそうでもないが、深呼吸をするとかなり痛い。
その部位に限局して圧痛がある。肋骨骨折と判断された。骨X線には自信がないので、最初からCT骨条件で診てもらうことにした。
骨折の診断と気胸・血胸の有無はDr.CTにお任せとなる。放射線技師さんが、3次元構成できれいな画像を作ってくれる。左第8肋骨が骨折していた。受傷から4時間後の検査になるが、気胸・血胸はなかった。
入院はしたくないと言うので、鎮痛薬を処方して、翌日の外科外来受診とした。翌日の胸部X線でも気胸・血胸は認めず、外来フォローとなっていた。