水曜日に内科の若い先生(地域医療研修の内科専攻医)が当直の時に診た、93歳女性の胆嚢炎の症例。病院に来た時に相談されたが、その前に外科医にも相談していて、胆嚢捻転?と言われたそうだ。
右季肋部痛ではなく右側腹部痛なのは胆嚢の位置の問題だろう。もともと肝床部から遊離しているようだ。CTで胆嚢と思われる嚢胞状構造が描出されて、壁肥厚がある。炎症反応は上昇しているが、肝機能検査の異常はなかった。総胆管結石はなさそうだ。
緊急でMRCPを行うことになった。胆嚢が二房性になっているのか、胆嚢から瘻孔でつながって膿瘍を形成しているのかよくわからない。
外科で診てもらえることになったが、緊急手術はリスクが大きいので保存的にみるようだ。
年末年始は1日おきに病院に行くようになる。29日病棟、31日日直(病院泊)、1日日中内科当番と病棟、3日日直(病院泊)、4日病棟の予定。