なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

胃瘻造設、肥満の糖尿病患者さん

2013年05月23日 | Weblog

 多系統萎縮症の69歳男性に内視鏡的胃瘻造設術を行う。胃がかなり送気して拡張さえても心窩部から下にぐっと出てこないくて苦戦した。消化器科Drが剣状突起直下に穿刺して、なんとか造設した。

 外来に内科クリニックから、HbA1cが10%と糖尿病の血糖コントロールの悪い50歳台女性が紹介されてきた。SU剤2種、DPPⅣ阻害剤、メトホルミン、α-GIが処方されていた。標準体重よりも25Kg多い肥満があり、外見上も糖尿病でしょうという印象をもつ方だった。最近減量するため食事に気をつかって、4kgやせたという。家族の介護があり、入院はできない。インスリン注射を追加するとすれば、BOTからだが、せっかくがんばって減量しているので、内服で経過をみたい。メトホルミンが500mg/日なので、漸増して1000mg/日から1500mg/dlとすれば、ある程度は下げられるかもしれない。聞けば両親ともに糖尿病だったという。

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