この時期に裏高尾を訪れる大きな目当てはハナネコノメ、コチャルメルなどの野草を見ることだ。
コチャルメルはまだ早かったがハナネコノメはポツリポツリと咲いていた。
本番のときはかなりにぎやかになりそうだ。
紅い葯が魅力的だ。
このあたりはカツラの林になっているので上を眺めていたら、
カツラとは別の木で枯れ葉にも見える実のようなものがたくさんついているのがあった。
下を見ると20~30cmぐらいのクネクネした莢がたくさん落ちていた。
サイカチ(マメ科)の豆だという。
薄いので最初はフジの実のように弾けた莢の片側かと思ったが、よく見るとどうも弾ける前らしい。
それで莢を破ってみると中から小さな種が出てきた。数が少ないのはできが悪かったのか?
莢が弾けることなく形がクネクネしているのは種を含んだまま風で遠くへ飛ばされる戦略だろうか。
サイカチの幹についたトゲは尋常なものではない。これはどんな作戦なのだろう。