東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

放課後学習 成器塾 自然素材を使って各種色の染め

2019年09月12日 | 子供の育成関連

 久しぶりに麻郷小学校 放課後学習 成器塾がありました。前回はオリジナルエプロンの制作とテーブルセッティングでした。今回は、自然素材を使った安全な染め物です。合成着色剤はいっさい使いません。布を、代表的な色である黄色,赤色,青色,紫色に染めました。使った自然素材は、紅花と藍です。藍は新鮮さが大切なので、藍畑から根ごと抜いて小学校に持って行きました。紅花は、今年私が収穫したものに購入したものを足したものを使いました。

      各種色に染まった布、藍は生葉を使ったため青色が薄い


 小学生が教室にやってくると、さっそく今回の学習です。最初に、布を数枚縛って絞り染めの用意をしました。次は紅花を使っての黄色の染めをしました。紅花には2種類の色素があります。水溶性の黄色の色素と難水性の赤色です。紅花を水に浸けると、黄色の色素が溶け出してきます。その液を使って布を染めます。黄色の色素が溶け出た液は黄色と言うよりも、黒っぽい橙色をしています。染め上がった頃を見計らって布を水洗いします。そして、縛った布を解きました。すると、黄色の絞り染めの出来上がりです。

  黄色の色素で染め    水で洗い糸をほどく    黄色の絞り染め完成
  

 続いて赤色の染めをしました。黄色が溶けだした紅花には赤色の色素が残っています。その赤色を溶かして染めます。赤色の色素を溶かすにはアルカリ性の液を使います。昔は灰汁を使ったようです。しかし、アルカリ性のままでは布に染まりません。布に染まりやすくするように、アルカリ性を中性にしなければなりません。そのため、赤色の色素が溶けだしたタイミングを見計らって酸性の液を加えます。中性になった液に布を浸けて赤色に染めるのです。なお、染め液の時間が経つと、何故か赤色ではなく紫色に染まるようになります。

 絞り染めにするため、布を糸で縛る      新鮮な藍の葉を数枚取る
 

 続いて、藍の葉を使って藍染めをしました。根ごと畑から抜いてきた藍から、新鮮な葉だけを何枚か取ります。その葉を布に密着するように押し付けます。そして、布と藍の生葉をサランラップで挟んだ後、金槌でどんどんと葉汁が布に染みるほどに強く叩きます。いわゆる藍の叩き染めです。その後、葉汁が染みた布を流水で洗います。布を広げると、葉の形に青く染まったことが分かります。

 葉汁が出るほど金づちで叩く         流水で布を綺麗に洗う
 

 最後は藍の葉をミキサーで潰した青汁で藍染めをしました。生の葉を使っているため、通常の藍染めのようには濃く染まりません。しかし、生葉でも染まることを学習しました。一度では薄くしか染まりませんでが、20回程度?何度も染めを繰り返せば濃く染まると思います。なお、藍汁を素手でさわったため、指先や爪が薄い青に染まってしまいました。
 今回は、いろんな色染めを体験した成器塾でした。手伝っていただいたボランティアや保護者の方々などありがとうございました。

         藍の葉をちぎってミキサーの中に入れる

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