東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

鳥に食害される前に、小麦を刈り取り・はさ掛け

2019年05月24日 | 麦,穀類,雑穀

 去年の秋に種まきをした小麦、穂が熟してきたのかスズメやハトの大群が飛んでくるようになりました。麦畑の傍に木が何本か生えているのですが、その木の枝にスズメが群れるようになりました。そのため、その鳴き声がうるさいほどにザワザワします。実際、麦の穂が何本も倒されるようになりました。スズメが麦の穂に飛び乗ると、その体重で穂が折れるのです。そして、地上に落ちたその穂をゆうゆうと食べているのです。このままでは小麦の収穫が見込めません。急遽刈り取ることにしました。

         刈り取った小麦の束を、はさ掛けして天日干し


 最初一人で小麦の刈り取りをしようと思いましたが、とても時間がかかります。そのため、何人か声をかけたところ、Sさんが空いているとのことで手伝っていただきました。ありがとうございました。私はバインダーと呼ばれる自動刈取り結束機を動かして、小麦をどんどん刈り取っていきました。そしてSさんに、結束された小麦の束を運んでいただいたり、あらかじめ組み立てていたはさに掛けていただきました。

  穂が折れて食い荒らされた小麦    刈り取った小麦を天日干しするはさ    
   

 ところが、バインダーの調子が悪くて結束されない小麦束が続出しました。今から18年前に中古でいただいたバインダーです。販売から40年以上はすでに経っていると思われるので、調子が悪いのは仕方ありません。直し直し使っています。

           小麦を次々に刈り取るバインダー


 さて、結束されなかった小麦は紐を使って縛りました。すべての小麦をはさ掛けすると、雨に濡れないようにビニールシートを掛けておきました。2週間ほど天日干しして6月初めに脱穀しようと思います。しかし、その頃は梅雨のシーズンです。快晴を狙って脱穀するしかありません。また、脱穀後にその麦茎を細断する作業もあります。

   次々に小麦を刈り取って結束      綺麗に刈り取りされた小麦畑
 

コメント
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