東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

和紙の試作に備えて、楮(こうぞ)の苗木を植える

2019年05月27日 | ふるさと

 田布施町の農産物の歴史を調べていると、今では考えられないような植物を栽培していたことが分かります。稗,黍,粟,苧麻,楮,綿など、今では見ることができません。気になるのは楮を栽培していたことです。田布施町のあちこちで栽培していました。しかし、楮と言えば和紙なのですが、和紙を生産していたことの記録がありません。幕末の防長四白の一つに和紙があります。もしかして、田布施でも人知れず和紙を細々と生産していたのかも知れません。

          楮の苗を植えた後、根本にジョロで水をやる


 そこで、楮の苗を手に入れて栽培してみることにしました。ハガキ大の和紙ができないかどうか試作してみようと思い立ちました。成長した楮の皮をはいで蒸して水にほどよく繊維を溶かして和紙にするようです。和紙作りも昔の手仕事です。今年は無理だとしても、来年あたり放課後子供教室で和紙を子供達に漉かせて和紙ハガキを作らせるのはどうかと思っています。今年は試しに楮を一本栽培しますが、よく育つようであれば来春数本の苗を購入して植えようと思います。

  箱で届いた楮の苗     楮を植える穴を掘る   穴に埋めた楮の苗
  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする