ちょっとやられたなぁ、おっさんはこういうのに弱いのだ。
中華街にある小さな怪しい感じのお店(失礼!)がぎっしり入居している『横濱バザール』という建物。かつては山口美江さんのお店もあったあそこ、関帝廟の前ですね。
その3階にある『ブックカフェ関帝堂書店』の今日のランチ「スパゲティミートソース」(750円)である。
おっさん二人飯のメンバーによると「たぶん中華街じゃ古本屋なんてここだけだと思う。ナポリタンとかあるらしいけど怪しいカンジ(失礼!)なんで入りづらいんだよね」と未開拓のままだという。
たしかに入りづらかったけど、突入した。でも、突入したからこそ、こんなステキな食物にありつけたのである。
まずパスタがラーメンどんぶりに盛られているのがステキ。中華っぽい。かわいい。
ん~、色合いも、旗も、楽しいじゃん。
お箸でですね、グルグル混ぜてみてビックリ。底に目玉焼き(硬め)が隠れていた。ヤッター!嬉しくて、小さくガッツポーズしてしまった。
ゴマやひまわりの種などと、独特の風味で、味もなかなかイケる。
ザーサイはイタリアンだというのでオリーブオイルでも振られているのかと思ったら、ペペロンチーノの味付けだそうだ。
スープはワカメで、大きめの器に注がれ、たっぷりすぎるくらいのボリューム。
そしてそして、デザートがまたすばらしい。
「コーヒーゼリーと、パウンドケーキはゆず風味です」
へ~っと聞き流したけど、ビジュアルが!
イヤ~ん、可愛すぎて食べられな~い。
カップこそ小さいけど、それがかえって可愛らしさを倍増させてるよ。普通においしいし。
もういちいちステキなランチだ。普通の店だったら絶対こうはいかない。中華街というロケーションだったからこそ、次から次へとあふれ出てきたアイデアのような気がする。それを見事にカタチにしてしまった店主はスゴイ人だなぁ。
実を言うと、大好きな魚肉ソーセージの輪切りがパスタの上に盛られているという「ナポリタン」が食べたかったのだが「ここのところ、こっち押しで」とミートソースキャンペーンだそうだ。それでも、ときどきランチに登場するということだから、ちょくちょくチェックしにいかないと!
ランチどきに中華街に行く楽しみがまた増えたのだ。
食事は古書に囲まれて。見渡すと、日本語で書かれた中国に関する本が並んでいる。見てみたいんだけど、なにせ往復に時間がかかってしまうので、料理を待つ間だけのお楽しみだ。