湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

複雑なワンコインランチ

2014-03-13 21:41:22 | B食の道


伊勢佐木町『鳳凰楼』の階段を上っていくと「イラッシャイマセー、ドーゾー」とお母さんが愛想よく迎えてくれた。
お父さんは、誰もいない客席で一人テレビを見ている。聞こえてくるのはすべて中国語なので、見ていたのはビデオ(DVD)かもしれない。

3つあるランチの中から「豚肉とニンニクの芽炒め定食」を頼んだ。
かなり脂っこかったものの、大好きなニンニクの芽の歯ごたえもよく白いご飯によく合う味付け。ただ、サラダがあるのでさっぱり。なのに、さすがに少ないなぁ。でも、サラダのお皿にこれもかなり小さいけど焼売がのってるじゃん。ちょっと嬉しい。スープは具だくさん。とろみがあるのに、なぜかアツアツでなかったのが残念。いや、僕が猫舌なのを知っていたのだろう。



食べ終えるころ、実にいいタイミングで食後のコーヒーが出てきたぞ。おっと、これも僕を思い少し冷ましてから持ってきてくれたようだ。
とはいっても、こんなにいろいろ付いてですね、なんと500円ポッキリなんだから文句は言えないよ(笑)。もちろん、お腹もいっぱいになったしね。

外の雨を見ながらコーヒーを飲んでいると、ようやく次の客が階段を上がってきた。
「イラッシャイマセー、ドーゾー」とお母さん。お父さんは、また客席でテレビに夢中だ。そのテーブル以外は全部あいているのに、なぜかお客は僕の隣のテーブルに着いた。そして、おもむろにタバコを吸い出したのである。あぁ・・・

おやおや、なんだかいろんなことがギュッと凝縮された、複雑で不思議なランチタイムだったのだ。