湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

幸せの黄色い天丼

2013-02-12 19:25:58 | B食の道


『穴子天丼』(800円)
丼から飛び出ているデッカイ穴子は、サクサクでふわっふわでおいしい。しかもこの穴子、近くの小柴漁港であがったものだ。
今日、仕事でうかがった『さくら茶屋』でいただいた。

『さくら茶屋』は、金沢区の西芝団地内にある。ここは昭和30年代後半に西武が開発した分譲地で、昭和40年代に広がった多くの新興住宅地や団地に比べ、高齢化が早くやってきたのだという。西芝3・4丁目あたりでは、65歳以上のお年寄りが40%を占めるというのだから驚く。こうした背景もあり、地域住民が気軽に集うことができる拠点をと誕生したコミュニティカフェである。

毎日異なるチームがランチを調理していて、今日は天ぷら系の和食だ。つまり、調理しているのは地元のお母さんたち。しかし、家庭料理の域を完全に超えている。



どうです、この野菜天の厚さ、大きさ。
穴子、カボチャ、ピーマン、ナス。みそ汁、小鉢、お新香、デザートも、それぞれしっかりおいしい。和食系ファミレスなら1480円から1800円位しても誰も文句を言わないだろう。
地元のお年寄りが次々とやってきては頼んでいる。作る方も、食べる方も元気、そして楽しそう。
その笑顔を見れば、拠点が果たしている役割がよくわかる。味以上のものをお腹いっぱいいただいて、なんだかとっても幸せなランチだったなぁ。