湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

もたれてしまいました

2009-04-23 23:29:42 | あんな話こんな話


「オニイちゃん、重いんだ」
そんな声で目が覚めたのは、川崎駅の手前あたりだった。
「あっ、すみません」
どうやら眠っているうちに、右隣のおじさんに寄り掛かってしまっていたようだ。
寄り掛かかられて嫌な思いをすることはあっても、こんなことは初めて。
あぁ、ライナーなら絶対起こらない話なのになあ。朝の普通電車は、ツラいねぇ。おっと、座っていられるだけでも贅沢でした。
それにしても、僕が迷惑をかけてしまったおじさん自身も最初は大股開きで寝ていたのだ。そして、その足を何度も僕の足にあずけてきて重かったんだけどね(笑)。
ハイ、気をつけます。
あの~それから、オレ「オニイちゃん」に見えますか。まあ60代からすれば「オニイちゃん」なのかなあ。だけど、久しぶりにそう呼ばれて何とも不思議な気分だった。

よい夫婦の日

2009-04-22 23:42:38 | あんな人こんな人


「あなた最近やさしくなったワって女房に言われて嬉しかったですね。自分じゃ変わった自覚はないんですが」
こう言って相好を崩したのは、ある電気設備会社の社長さんだ。聞けば誰もが知っている大きなイベントなどで音響関係を担当している。
「変わった」のは、地域の社長さんをはじめ、お医者さんや弁護士さんといった名士のみなさんが集い、社会奉仕や若者の育成などに貢献するあの会(有名な二つの内の一つ)に入って一年が経過したころだという。
理由はどうあれ、嬉しそうに語る社長さんの顔を見ているだけで、こちらまで嬉しくなってきた。
「この会がきっかけで、40年ぶりに囲碁をやり始めたんです。そしたら女房も興味があると言うんでね、いま教えてるんですよ」
暖かな陽が差し込む和室で、碁盤を挟んで向き合う素敵なご夫婦の絵が想像できる。なんだかいいですね。
帰ったら、妻に肩でも揉んでもらおうかなあ(揉んでもらってどーする)。

写真は、そのインタビューの帰りに。画像にはちょっと細工を(笑)。

地中海のような中二階

2009-04-21 23:58:43 | B食の道


雨の西麻布。それもかなり強い雨の。
交差点そば、狭い一通の路地は抜け道になっているらしく、タクシーが連なり雨をはね上げながら飛ばしていく。
定食の『喜久美』は、そんな細い道と道に挟まれた不思議な場所に塔のように建っていた。
右側の奥からやってきた車は、この店を軸に180度、弧を描きながら左側の奥へと消えて行く。しかも、店の右側の道は地下1階で、左側の道は地上1階相当。つまり、かなりの傾斜をハンドルを目一杯切りながら、車は一気に駆け上がることになる。
F1のモナコグランプリで見たことのある…そう、まるであのグランドホテルのヘアピンカーブのような光景がそこにあった!(ホントか?)
といっても、さらに一段高い中二階に位置する店内でしょうが焼きを食べていると、地中海のリゾートなど全く思い浮かんではこないのだが(笑)。
古くて狭い店内の席数は16~17あるだろうか。ただし、テーブルがぎっしりで、混雑時にはどうやってお客は行き来しているのか見てみたくなる驚愕のレイアウトだ。
僕が入店した午後7時前は、残念ながら5人ほど。いや、こんな奥まった所で、こんな雨で、これだけいるということは、この店がいかに愛されているかの証でもある。
そしてここでもやっぱり、ご夫婦の熟練の共同作業をシッカリと見ることができた。寡黙な感じも、実に定食屋さんらしい。


さて、しょうが焼きはカリッと焦げ目がつくタイプで、タレはほとんどなし。しかし、味はしっかり染み渡っていてご飯との相性は抜群だ。ただ、量的満足度が低いので、ボリュームのある白飯とのバランスを充分計算してペース配分をしなければならない。
それにしても、窓を全開にしていることもあり、雨音が激しい。それに、下をグルリと回りながら登坂する車のエンジンの唸り。さらに、時折ドドッドッという雨でタイヤが空回りする音まで聞こえて、どうにもこうにも落ち着かない。
何十年もここで暮らしているお二人には、きっと当たり前過ぎて気にならないのだろうなあ。
天気のいい昼間に、またお邪魔したいと思うのだった。

和風な洋館

2009-04-20 22:20:52 | 本郷後楽園昼休み散歩


なにフウと言うのだろう。
ロッヂ風? チロル風? それともヒグチ君のヘアスタイル風?
僕が小学生から中学生の頃、新興住宅地にこんな造りの家をどきどき見かけた。
独特のラインの洋風な屋根なのに和瓦だったり、玄関も和風の引戸だったりと、不思議な印象なのだ。
新興住宅地には友達がたくさんいたのだが、残念ながらこのタイプの家の子とは縁がなかった。
応接間には立派な暖炉なんかがありそうな気もするが、家の中はきっと基本的には和風なんじゃないかなといつも思っていた。
しかも、どう考えたって暗そう。江戸川乱歩の小説にでも出てきそうな、天地茂主演のドラマのロケに使われたような、そんな怪しいイメージで佇んでいるのだった。


写真は二軒とも、 あたりの坂の中腹に。流行ったのだろうなぁ。

黄緑と青の季節

2009-04-19 20:48:16 | 湘南ベルマーレ


前節の熊本戦では、原選手のシュートがポストに当たり内側へ。
今日は、みんなのシュートが何度もポストを叩いたのだが、すべてはね返され結局ドローに。
長いシーズンだ、こういうことはよくある。
な~んて、こんな書き方ができるのも、首位を争う位置にいるからかな。
C大阪が負けているだけに、直接対決の前に本当はアドバンテージを握っていたかったというのが本音。ところが、じわじわキテいるのが甲府も不気味。まったくうかうかしていられないぞ。いやいや、他のチームの事なんか気にせず、目の前のデキることからシッカリやっておくことですね。のん気にホーム不敗神話なんていってないで。
それにしても、岐阜の10片桐選手と11高木選手がいつもフリー、そこへ15永芳選手が飛び込んできて…。特に片桐選手には手を焼きました。何とかしないと、メンバーが揃う次の対戦は大変かもしれない。

とはいえ、黄緑が美しい季節。観戦していても、色鮮やかで気持ちがいいですね。


1点目はキーパーの跳ね返りを、このあと5が蹴り込んだんでしたね。


お隣に停まっていた自転車。エンブレムの形にアルミが加工されていた!