湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

心の散歩

2007-10-20 00:19:36 | 本郷後楽園昼休み散歩


感動の出会い。それは、不意にやってくる。
でも、それだって待っているだけでは、一生出会うことはなかったのだけれど。

先日僕のお気に入りリストに加わったカヤシマベーカリーでお昼を買うつもりで、自転車にまたがった。
東大正門あたりを走っていたら、ガイドブックでもよく見かける『こころ』という喫茶店を発見。表に貼ってあったメニューの「カレー」の文字に導かれて、迷うことなくドアを押してしまった(このあたりは、こんなお店あんなお店といったカレーが有名)。
その時の僕の脳内は100%「カレー」で埋め尽くされていたのに、手元のメニューを見た途端、一瞬にして今度はすべて「ウインナー」に占拠されてしまったのだ。
いや、品名はもっと魅力的ですよ。
「ウインナーライス」。
く~!なんというステキな響き。「ウインナー」と「ライス」という単語が合体するなんて、いったい誰が予想しただろう!
そして、遂に目の前に現れた夢の「ウインナーライス目玉焼き乗せ」を見て、アドレナリンが一気に大量分泌を開始した。


だって、ウインナーが赤かったんですよ。しかも、5本!
ソースで炒めたキャベツ、目玉焼き、向こうに金色の光を放っているのは…沢庵ではないか!
レイアウト、色彩的にもお見事としか言いようがない。
味ですか?これは予想通り。それ以上でも、それ以下でもない。そりゃそーだ。
ところが、ところがですよ、僕の大好物が白いご飯の上にズラリと並んでワンディッシュに集約されているという幸せが、極上の味に昇華させてくれているのである。これぞ『B食の道』だ。
もう、ひたすらカッ込みました。それにしても、かつてランチでこれだけの感動を味わったことがあっただろうか。僕は、今日という日を、この胸のときめきをシッカリこころに刻むのであった(なんと大げさな)。

ありがとう湘南紋次郎様

2007-10-19 00:08:53 | あんな話こんな話


帰りの東京駅9・10番線ホーム。キオスクの前は、これからライナーに乗り込む人たちの“買い出し”で賑わっていた。
酔っぱらいチームも、あれだこれだとやっている。
僕がポケットからSuicaを出したその時だ。腕をポンポンと叩く者がいる。
酔っぱらいが仲間と間違えて呼んでいるに違いない。なんだ、めんどくせーなぁ、
そう思って振り向くと、後ろにいた人と人の間から手が出ていた。そして、その人差し指が、チョイチョイと下を示したのだ。
えっ?と先をたどると、そこにはライナー券が一枚落ちている。
それが自分のライナー券だと理解できるまで一瞬、間があった。
「あっ、す、すみません、ありがとうございます…」と言ってはみたものの、その人の姿もわからず、声が届いたかどうかも確認できなかった。
我先にと、自分のことで精一杯だろう中、「あっしには関係のねえことでござんす」と見て見ぬふりをする人が多い中、わざわざ教えてくれるなんて…。
せめて、お名前だけでも。
「名乗るほどのモンじゃあござんせん…」
その人は、木枯らし紋次郎のように足早に去っていってしまったのだ。
でも、紋次郎さんは同じこのライナーに乗っている。湘南ライナーの仲間だ。そう思うと、なんだかちょっと嬉しくなる秋の夜の帰り道だった。

写真は、この話とは無関係の飯田橋駅にて。あの台に一度は乗ってみたい。

10/18(木)の湘南ライナー

2007-10-18 21:44:50 | 今晩の湘南ライナー車内
9時半です。
乗車率は60%位。
車内の表示温度は23.2℃でした。

出先から直帰です。
昨日から、ちょっと喉が痛いです。早く帰って寝ましょう。
明日も朝が早いので。
このところ、わりと帰りは早いのですが、朝も早かったりして(笑)。
あれ、いま会社から連絡が~。ゴメン、K君、大船までとまりませ~ん。

六丁目五叉路三角地帯

2007-10-18 01:43:38 | 本郷後楽園昼休み散歩


本郷通り、東大正門の向かいの路地を入り少し進むと、急に視界が開ける。
五叉路が小さな三角地帯を作り出しているのだ。
その正面にカラフルだけどレトロな雰囲気を醸し出しているのが『カヤシマベーカリー』。
看板の立体文字も落ちたり、はげたりで、てっきりもうパンは焼いていないのではないかと、僕は勝手に勘違いしていた。
ところが先日、人の列が表まで伸びていてビックリ。のぞいてみたら、昔ながらのショーケースにパンが並び、お母さんが注文を聞いてはせっせと袋に詰めていたのだ。
さっそく並んだ。意外にハイカラなパンが多いのになぜかガッカリしたり(笑)。
でも、定番もシッカリおさえていて安心したり(笑)。
さっそく近くの小さな公園のベンチに腰を下ろしパクリ。
カレーパン(100円)のモチモチ度は、普通の5.3倍はあって嬉しい。しまいにはアゴが疲れてしまったほど。「ほうれん草じゃが」(120円)は、じゃがいもゴロゴロ、口を大きく開けないと入らない。


そして、コロッケパン(150円)だ。パンはもちろんのこと、たっぷりかかったソースに、たっぷりのキャベツの相性が抜群。これはもう病みつきだ。
またまたステキなお店を発見して、昼休みが楽しくなった。
え~、誰ですか、「また今日も食べ物ブログですね」なんて言っている人は。どう考えても、これは「本郷後楽園昼休み散歩」のカテゴリーですので。


そういえば、以前にも写真をアップしたことがありましたね。

徳萬殿で武勇伝を

2007-10-16 22:48:04 | B食の道


僕が一人、この炒飯と格闘している後ろを、若者たちがぞろぞろ2階に上がっていった。
ほどなく、その2階からオーダーが聞こえてくる。
「炒飯5コで4コが大盛り」
それを聞いたお客の一人が笑いながらこう言った。
「食べ盛りだなあ」
ここは神保町の『徳萬殿』。そう、炒飯の大盛りで有名な、かねてよりO部長おススメの中華料理店だ。
その大食いのO部長でさえ挑戦する気になれないという大盛りは、確かに食べ盛りでなければなかなか完食は難しいはずだ。
だって、僕がいま対戦しているのは、ただの普通盛りなんですよ。
これだって、僕の長い人生の中で食べてきたすべての『炒飯の大盛り』をはるかに凌ぐボリュームなのだ。普通がコレなんだから、大盛りはいったい…。
いやぁ、2階へ駆け上がって、この目で大盛り炒飯を見てみたいものだ。そして、若者たちの食いっぷりを。
この炒飯、お味の方もなかなか。色合いからしても、『炒飯』というよりも『焼き飯』といったほうがピッタリ。もう、ワッシワッシいけます。一人なんだから急ぐ必要もないのに、なぜかどんどん詰め込む。詰め込めば詰め込むほど、幸せなのだからしょうがない。
と言っているあいだに、あれ?大きめの餃子5個とともに案外あっさり完食。
目の前に現れた時は、全部食べられるかどうか不安だったんだけどなあ。おかしいなあ。
もしかしたら、僕もまだ食べ盛りなのかも。

この『徳萬殿』は、あのお店このお店のすぐ近くです。神保町は、いい街だ

10/16(火)の湘南ライナー

2007-10-16 20:32:35 | 今晩の湘南ライナー車内
久しぶりの8時半です。
乗車率は70%位。
車内の表示温度は19.0℃でした。

『NO残業デー』を利用して、ぶらり神保町経由で帰ってきました。
もちろん、お一人様でディナーを。
その模様は、写真と共にこのあと。なるべく手短に(笑)。
それにしても、暑い!
カロリーを猛烈に消費しながら、それ以上を摂取したものですから。

お代わり自由どー

2007-10-15 23:52:19 | 本郷後楽園昼休み散歩


白い丼に山盛りのご飯。お皿におかずを盛りながら、「肉を多目にしといたからね!」と割烹着姿の元気なおばちゃんの声がとどろく。
そんな食堂を想像して出掛けたのだ。
だって、ここは柔道でおなじみの『講道館』地下1階にある食堂ですよ。
ところが、地下に向かう階段からしていきなり裏切られる。
南仏プロバンスのイメージなのだ(行ったことはないけれど)。
およそ「柔道」とは結び付かない(いや、フランスでは人気のスポーツか)。
でも、階段を下りると、なぜかホッとした。それほどアカ抜ケていなかったから(失礼!)。
建物自体も古いので、いくら洋風に仕立てても限界はあるんですね。中はといえば、市役所の食堂や学食といった域は出ておらず、落ち着いて飯が食えそうな雰囲気なのだ。
ただ、ウェイトレスさんたちが、割烹着じゃなくてシェフのようなユニフォームを着ているところがちょっと落ち着かないかな。
さて、パスタなども多いメニューの中、僕が頼んだのは、やっぱり『豚しょうが焼き定食』。
「ご飯のお代わり自由」は講堂館らしい計らいだが、その一杯目からして丼に大盛り!(まあ、これも講堂館らしいか)
こんなに食えるかよと思っていたが、すべての味付けが濃くて、結局バランスからすればご飯は逆に足りないくらい。
ご覧のようにキャベツ&レタスの山盛りは非常に嬉しいのだか、こってりの白ゴマだれがたっぷりかかっていた。
やっぱり激しい練習を重ねる柔道家たちだけに、過大なカロリー摂取は必要不可欠なのだろう…と結論づけようと考えながら見渡したが、店内には柔道家らしき屈強そうな人物はまったく見当たらない。というより、みんなごく普通のサラリーマン風ばかり。誰一人として、お代わりもしていないようだった。


地下への階段は、こんなカンジ。ここは空いていて穴場ですよ。ちなみに、お水はデキャンタで。