湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

スイスイ食べれるメンチ

2007-10-23 23:11:33 | B食の道


現在、口腔内上部全面が腫れあがっている。軽い火傷ですね。
だって、揚げ立てだってことを、すっかり忘れさせてしまうほどの迫力のサイズと色だったから。
例によって、大きく切ったものを口いっぱいに頬張ってしまったから大変。出すわけにもいかず、涙をこらえながら一生懸命唾液を分泌して消火にあたったが、焼けメンチにツバであった。
今晩やってきたのは『スイス』(そういえば、過去にはミラノパリ台北にも行ったなぁ。あっ、いけね今回は国名じゃん)。
新橋に行くという僕のために、またまたO部長がチョイスしてくれた洋食屋さんだ。
なんでも若い頃に、ここで一度フライかなにかを食べたことがあるらしい。
しかし、調べてみると、その筋の人たちには“はずせない”店になっているというではないか。
それが、このメンチカツ(L)。



奥のケータイと比べていただきたい。
お店の方が厨房にオーダーする時は「デカメンチ、ワン!」だった。
よく大袈裟に「わらじホニャラカ」といったりするけれど、これは鼻緒を付ければ間違いなく履けますね。おっと、今度は足の裏が大火傷だけど。
僕は、その筋の人ではないが、限りなく近い『B食の道』を行く人なので、一応クリアしておかなければならないハードルだったわけだ(どんなハードル?)。



いやいやいや噂には聞いていたが、いざ目の前に現れると一瞬たじろぎますね。しかし、それはまるごと僕の大好物のメンチなのである。驚嘆は、あっさり感動に変わった。
そして、約12分ほどで完食。「休まず一気に食うのがコツ」というM博士の教えに従うまでもなかった。普通においしかったからね。案外イケますね。まだまだ若い人には負けませんよ(自慢してどーする)。
そんなことより、僕はこのお店の昭和チックなところが、大いに気に入ってしまったのだ。
地下のお店へ続く雰囲気のある階段は、タイムトンネル。
「いらっしゃいませ」
「いつものある?」
「ありますよ、た~っぷり」
なんて会話が、お母さんと熟年紳士の間で交わされている。
しかも、なぜか背広姿の恰幅のいいおっさんたちが、30前後の女性を同伴している。銀座も遠くないから、そういうお店なのか。そういうお店にしては、メンチカツ(M)680円、(L)は1000円と庶民的すぎやしないか。そこがいいのか。
それにしても、つきものの胸焼けが、いまだにやって来ないのが不思議。
そうか、最初に口の中で燃え尽きちゃったのかな。


もちろん、新橋はあちこち昭和チックタウン!