湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

暴走!アポなし訪問

2012-04-29 22:49:15 | おっさん二人旅


先日のおっさん二人旅で房総半島の先端をグルリと回ったのだが、そのルート上には「千倉」という町がある。
今でもそこには父親の実家があり、叔父と叔母が暮らしている。

僕が赤ん坊の頃からお盆には毎年欠かさず泊まりがけで訪問していた。同じ年頃の従兄弟がいたので、小学生の時は長期滞在をした記憶もある。
大学生の頃には今回同行したおっさん二人旅のもう一人のメンバーを含めバイト仲間4人、泊まりがけで海水浴に出かけたこともあった。
そして、結婚後は子供が幼稚園に入る前までは、やはり毎年お盆に訪れていた。ただ、叔母さんが体調を崩したのをきっかけに、それは途切れてしまったままだ。

今回、フラワーラインを走るというのに素通りもどうかと考え、思い切って顔を出すことにした。

玄関のチャイムを押すと茶の間の障子が開き、叔母さんが不思議そうな顔でこちらを見た。しばらくしてから笑顔になって
「はれ~、だ~れかと思ったよ~」
独特のイントネーションで迎えてくれた。
そりゃそーだよね、たぶん16年ぶり位の再会だ、僕がかなりおっさんになっていたからねぇ。 しかも、アポなし! しかも、自転車でだもん!

で、ちょっと顔を見せるつもりが、上がって1時間も話し込む(笑)。
当然、何度も何度も「明日は日曜日なんだから、泊まっていきゃっせいよー」と誘われる。しまいには、自転車だから荷物になるのでいいと断るも、柑橘類や缶ジュースを持たされる(笑)。以前とちっとも変わらない叔父さん叔母さんの元気な様子に安心したのだ。

笑ったのは、おっさん二人旅のもう一人のメンバーがみんなで泊まった時のことで忘れていた場面を、叔母さんがシッカリ覚えていたこと。どっちが年寄りだか、わかりゃしない(笑)。

家の周囲もあまり変わらなく映り、今回のフラワーラインを走る旅は、ちょっとノスタルジックな気分も味わうことになったのだ。ん~、いい寄り道だったなぁ。

写真は、千倉町漁協の建物。僕が子供のころからここにあった。少し先が千倉海水浴場。

さて、さきほどテレビ東京の『感涙!レトロ食堂2』というスペシャル番組を、ホントに涙しながら見ていたら『夢のカレー』が登場。内房線保田駅の近く。今回の旅の帰路に夕飯をと寄ったが営業していなかったお店だった。8時までやってるはずだったのに。まぁ、86歳じゃあ仕方ないか。