先週末にO部長から「スゴイ本が出てましたよ」との情報を得て、さっそく購入したのが『絶滅食堂で逢いましょう』(なぎら健壱著 徳間書店刊1500円)。
あとがきに「いい店が絶滅の危機を迎えている」とあるように、いわば食堂界の絶滅危惧店を掲載したレッドブックでもあるのだ。
日々B食の道を邁進し、このブログさえ『三丁目の夕日食堂日記』と呼ばれるほどの僕のために、なぎら氏が書き下ろしてくれたんじゃないかと思う企画であり中身になっている(実際には書き下ろしではなく『食楽』という雑誌への連載をまとめたもの)。
当然、こんなお店やあんなお店もそんなお店も掲載されていた。
見ているだけで、もう片っ端から行きたくなってしまう、昭和ファンでB級グルメにはまさに垂涎の一冊である。
ところが、すでに評判なんだか、タイアップなんだか真相は分からないが、昨日ワイドショーの『三面刑事(デカ)』というコーナーでこの本が取り上げられていた。
山下真司刑事となぎら氏が、三軒ほど食べ歩いたのだからいけない。テレビの影響は絶大なので、きっとお客さんが押し寄せるはず。こうなると、逆に行き辛くなる。ほとぼりが冷めるまで、待つことにしようか。
と思ってもみるのだが、そこは絶滅が危惧されている食堂だ。生き延びてほしいという願望に反して、いつ畳んでしまうとも限らない。やっぱり早めに行っておけべきじゃないのか…。
実に悩みどころなのである。
写真は『絶滅食堂』と同時に購入した『下町情緒食堂』と一緒に。
こちらは、そろそろ開くのか、自動ドアを付け替えた『味の後楽』。ここも絶滅食堂。すでに、年間に1ヶ月位しか営業していないのではないか(笑)。