いつものように窓際の席から、東京ドームの方を眺めていた。
すると、その景色がいつもとちょっと違うように思えたのだ。
改めて見てみると、動いているはずのものが動いていなかった。
ジェットコースター(サンダードルフィン)の車輌が、上昇の途中でピタリと止まっている。
前の方(上の方)には、乗客が3名。
こりゃ大変だ、エライこっちゃ!だいじょうぶなのか?
さっそく望遠付の会社のカメラを持ってきて構える。気分は、またまたすでにシッカリ報道カメラマンだ。
それにしても、昇る途中とはいえ、かなりの高さである。
そこへ係員が現れた。コースの横に設置されている階段を歩いて昇ってきたのだ。
当然、乗客のもとへ行くのかと思いきや、そのまま最後部の席に座ってしまったぞ。おや?
ほどなく車輌はゆっくりと動き出す。
最高点まで昇り詰めると、急降下・急上昇を繰り返しながら、いつものように終点まで来てしまった。おやおや?
しかも、終点付近で待ち構えていた係員たちと乗客が談笑。
どうやら、トラブル時の訓練だったよう。
よく見ると乗客だと思っていた3名も、アトラクションズのユニフォーム姿だった。な~んだ。
報道カメラマン失格である。
今日の写真はその時の様子だが、一瞬をとらえる写真では止まっているのだか、動いているのか、サッパリわからなくて、何も伝わらないですね。一応、最後尾の席に係員が乗り込もうとしている場面です。