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食育ネットほくりく交流会に参加しました~~平成25年11月27日(水)

2013-11-28 12:38:20 | インポート

金沢広坂合同庁舎にて北陸農政局主催食育セミナーに参加しました

テーマ「農業体験をとおした食育の実践と、様々な活動と連携した食育の推進」

○基調講演 「白山市の食育・地産地消の取組」P1010737

 白山市地産地消課 課長補佐 米林 歩氏

  白山市は平成21年4月 県内初、地産地消課を設置(職員4人+栄養士1人)

  何もないからこそ生まれたと米林氏は言う

  考えアイデアを出す。そのためには先進事例に学ぶ(まねる)ことも必要

取り組み方針を決め実行する

 ①情報発信の強化・・・白山市独自のホームページ開設(職員が作成・公開)

                 「食育・地産地消~まるごと!はくさん!~」

                平成21年5月公開後 アクセス件数は約84万件

                この情報をみて、県外からの視察、市内からの講師依頼があった

                  「地産地消ガイド」の作成・・・小学生5年生全員に配布

                  「まちかど市民講座」等への講師派遣

 ②推進体制の整備・・・白山市地産地消推進会議の設置

                          (生産者、食品関連業者、消費者)

                白山市地産地消アンケート調査

                5カ年計画策定(平成22年7月) 「白山を食べる」

 

 ③市民意識の高揚・・・幼児料理教室「キッズ☆キッチン」(福井県小浜市実践活動を基に)

                  年長対象 親と子の教育ができる

               「早寝・早起き・朝ごはん」運動で親子おにぎり教室

                  6月食育月間中 ショッピングセンターで開催

               生活リズムモンスター 金城大学との連携

                 DVD作成、全保育所をまわる

                親子生産物収穫体験ツアー

                ふれあい給食会(生産農家者との交流から食への関心を高める)

                おでん月間

                   10月に地元大根などを利用した「おでんを食べよう運動」

                白山市“夏野菜”を食べよう月間

                白山市産米を使用した米飯給食

                   地元野菜等副食使用実績に効果が確実にみられる

                はくさんのうまい米と味わいたい「地産地消」簡単料理レシピ募集

                レシピの作成・公開

                1日おにぎりカフェ

                地産地消推奨店の登録 97店舗

                「地産地消」食の商談会2013

                『Marché de hakusan』(マルシェ・ドゥ・ハクサン)市場

                「ブランド認証協議会」設置

                ブランドマーク作成

                地産地消推進交流会(生産者と食品関係者を対象)

                地産地消講演会、食育フォーラム(現在はしていない)

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  少ない予算(?)で知恵をしぼり、アイデアを実現していく、いいものはまねしょう!

  NHKのど自慢にも出たそうだ(残念ながら予選敗退だが、認知度があがる)

 「家族のため、地域のため、人のため」という気持ちになるきっかけづくりをすることだと

  このことを念頭に、事業や言葉を考えているとのこと

 

  兼ねるのではなく、特別に地産地消課を設置したということが

  高い効果を生んでいるに違いない

                      **************

 

 

 

○取り組み紹介

 株式会社スギヨ 社長室 中村繁之氏

   「スギヨ食育の(奇跡的な)取り組み」

    スギヨ仮面で食育活動

      遊びで描かれた(メソポタミア文明さん)キャラクターだったが

      小学生2~3年生をターゲットに

        ①スギヨの強み②安全安心体制③食の大切さ④楽しさがわかるDVD作成

     注意している点

        かんたん、共感(親の気持ち)、商売にしない、継続できる(社員で)

     食育活動の内容 30~40分

        ①紙芝居 ②スギヨ仮面登場 ③クイズ

         ④DVD視聴 ⑤お手紙と冊子渡し ⑥写真撮影

      実績 2010年2月~ 石川県、富山県、東京の約200教育機関で8000人以上

 

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  クオリティの高いものにこだわったそうな

  企業しているだけあってさぞやお金がかかったであろう

  紙芝居を始め、中村氏の心意気が伝わってくる楽しい話だった

  私の目の黒いうちは商売にしないと(笑)

  175センチ、やせ形じゃないとスギヨ仮面が美しくない(職員探しも大変)

  イヤヨヤダー(敵)との紙芝居も3本あるそうだ

  子どもたちへ伝える手段として、キャラクターからのほうが受け入れやすいのでは

  県下認知率50%にしたいとのこと

  スギヨ仮面に来てほしい幼稚園・保育所は0767-53-0180 中村繁之さんまで!!

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 子育て農業応援団 団長 山本実千代氏

  平成20年より6年目を迎える活動だそうだ

  金沢市と富山県境の耕作放棄地での活動

  農業体験(月2回)を通じて培われる子どもたちの食への関心!

  ボランティアの方と一緒に生活の知恵・技術を学ぶ

 

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    継続することは大変なことだが、継続しなくては意味がないという山本氏

    大変なことはいっぱいあるだろうに!

    素晴らし活動だ

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 学校法人誠美幼稚園 園長 斉藤 史代氏

    食は生きる基本 生涯にわたって健全な心身と豊かな人間性をはぐくむため

    自家農園での野菜づくり

    それを使った給食作り(食育の目標を決めて)

    食育だより発行、保護者向けセミナーの開催

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  同じ年代の子が「美味しく食べている」このことが、好き嫌いをなくす

  食べる事って楽しい!そう思える子どもたちが増えるように

  無理強いをせず行っているそうだ

  子どもたちの実態を踏まえ危機感を覚え始めた活動だそうだ

  園の職員だけでは継続は難しいが、ボランティアに何を頼むのかも難しい

  斉藤園長の強い思いと優しい気持ちが伝わった!!

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○パネルディスカッション

 コーディネーター (公社)石川県栄養士会 副会長 大谷千晴氏P1010740

コメント
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