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平日昼休み 放課後 見学自由
毎月第4日曜に定例会やってます

二夜あけて by wepa

2008年06月10日 01時49分21秒 | 今日の活動報告(昼/放課後/その他)
 すでに昨日の昼休みになってしまいましたがお久しぶりのwepaです。
 7日の新歓コンパでは私の記憶(つまり3年間)では最多の6人もの新入生に来ていただきました。多くの新入生とはじめて顔を合わしてからはじめての今日の昼休み。実験などで忙しくて長い間来れていませんでしたが久しぶりのボードゲーム。今日のゲームはかめr・・・いやコロレット。
 参加者は、00dollさん、東さん、安綱さん、新入生と私の5人。計七色のカメレオンから三色を選んで、それらを重点的に集めてゆくゲームです。
 1ターン目で00dollさんと色が全てかぶってしまう運命にはまり、最後まで喧嘩状態に。結果的に4色ものカードをそれぞれ2枚以上集めた私が負けました。
 新入生の皆さんよろしくお願いします。

World made from WILL 第2話の2     by安綱

2008年06月07日 01時01分48秒 | TRPG関連
第二話 ミドルフェイズからです。
OPで振り忘れていた今回の所持金などを振りつつ。
(GMはメモし忘れたのでいくらかは不明)

Middle Phase

ヨハンが魔王殿の街ランスの先行偵察に行っている間、隼人は頭を悩ませていた。
隼人 思考中{えーと、『シロ』みつけちゃったけどどうしよう? どうやってロナさんに伝えればいいのやら・・・
どうにかなるって言われても・・・ 念じれば伝わったり、いやまさか。}
GM じゃあ精神力判定してみw
隼人PL マジか!?精神力か!
ころころ
GM えーと、そうすると、あなたは見覚えのある荒野にいるw
隼人PL ほんとうにやってきたしw

どこまでも広い荒野と蒼い月の世界。そこに再び現れる事となった。
ロナ 「何?」
隼人 「えーと、なんというか、見つかりましたよ、シロ。」
ロナの表情はあまり変わらないが、驚いているように思えた。
ロナ 「びっくり。」

隼人PL 普通に口で言ったよこいつw

ロナ 「で、どこに?」
隼人「えーと、あっちのほう、ってここじゃあ意味ないか。僕たちのいた屋敷のほうに行ったみたいですよ。」
ロナ 「そう。・・・・・・思ったより、やるね。」
隼人 「というか、なんでわかってなかったんですか?」
ロナ 「フォルネーに呼ばれてたから。しばらくいなかった。」
隼人 「・・・そうですか。」

隼人PL そんなのちゃんと管理しとけよ!

ロナ 「それじゃ。」

アラク=ロナのその一言とともに元の場所に帰ってくる隼人。何もないところでつんのめったようにしか見えない。
しかしみんなスルー。

穂酒 「瑞原美森、寒くないか?」
美森 「大丈夫、だけど。」
美森は屋敷を離れてからは、心細いのだろうか、ずっと恭介の腕にしがみついたままである。穂酒の顔もろくに見れていない。
穂酒 「そうか。」
穂酒 心の中{寒いといえば、こんな事があったな。そう、あれは前世で凍えてしまいそうなときの事だった。
私は言った。『二人の愛さえ燃え上がっていれば暑くない、と。そして私は上着を脱いで肩に着せ掛けてやった。それから・・・』}
その様子を見ていた人物は語る。
 「・・・気持ち悪い」
そう思うのも無理はない。なぜなら穂酒は半裸で側にあった木に抱きついているようにしか見えないのだから・・・。

そうこうしているうちにヨハンが偵察から戻ってきた。
ヨハン 「ふむ、とりあえずこの姿で行っても特に怪しまれたりはしなかったな。皆で行っていいんじゃないか?」
その言葉を信用して街に行く一行。

“魔王殿の街”ランスは、大きく分けて3つのエリアから成っている。
まず第一に中央大通り。多くの商店、酒場(のようなもの)が軒を連ね、多くの人(PCにとっては魔物)が行き交っている。
第二は居住区。街の北東(といっても北とか東とかいう観念があるのかどうかすら判らないのだが)から南側全域を占めており、大きな町であることを感じさせる。
情報の集う場所“知の蔵”や、かの“きょうじゅのやかた”もここにある。
・・・くわしくは後述する。
そして第三は、もちろん魔王殿そのものである。街の北西にあるそのたたずまいは、使わず時が経ってもなおその威容を示し続けている。

ヨハンが聞いてきた噂話を話し、これからどうするかを話し合いながら、一行は“知の蔵”の前までやってきた。
ヨハンが聞いた話の内容はこうである。
このランスのある大陸は東方公国の領土である事、東方公国と裏界帝国は仲がとても悪い事、その二つの間を隔てる魔海が大荒れである事、それとこの街にはきょうじゅと呼ばれる変人がいて、何か怪しい発明をやり続けている事などである。
そして一行は手分けして情報を集める事になった。
まず噂をさらに集めつつ買出しに行ったヨハンは、店の主であるマジックポットと壮絶な値切り合戦を繰り広げた後に、ワンオブサウザントと、ポーション類をいくつか購入した。
GM 「おう、お目が高いねガーゴイルの兄ちゃん。400万でどうだい?」(本来の値段は150万です)
ヨハン 「ふん、しかしここに傷がついている。せいぜい50万といったところだろう。」
GM 「いやいや、それはいくらなんでも・・・380万。」
ヨハン 「55万」

・・・・・・・・・・

GM「やるな兄ちゃん。しかたない、150万にしとこう。」
ヨハン 「よし、買った。」

 また、璧さんを探して街を散策した恭介美森穂酒は大通りにある酒場の前にいた。
恭介 「先輩一人が酒場に行くのはだめじゃないかな?」
美森 「でも、まわりの変なのって私たち見ても不思議に思ってないみたいだし、大丈夫なんじゃ?」
恭介 「ううん美森ちゃん、周りの人たちは見てみないふりをしてくれてるんだよ。」
美森 「え、でも、あれ?」
恭介美森がそんな会話をしているあいだにさっさと酒場に入ってしまう穂酒
中に入った瞬間、穂酒は空気が急に変わったように感じた。(知力判定)どうやら建物に見えるものは、全て月匣のようなものではないか、と思えた。
マスター 「おう、なんだワルキューレのねえちゃん? ここは酒(みたいな何か)を飲むところだぜ?」
穂酒 「確かに、それでは飲むのが礼儀だな。」
そう言って酒@得体の知れない液体を飲み始める穂酒
その飲みっぷりにマスターは相好を崩し、穂酒の人探しを聞いてやった。
ちょうど酒場にいた東方公国の魔物であるカクーカとシーカの言によれば、璧冷子という奴はこの街にいるということと、たいした力は持ってないということがわかった。
カクーカ 「またな、ねえちゃん。東方公国に来たなら歓迎するぜ!」
穂酒が外に出る時、入れ替わりに執事服の筋骨隆々としたが入っていき、先ほどの二人に話しかけていた。
 一方、外で待っていた恭介美森は、側の食べ物屋にいたゴスロリ少女に大食い勝負を挑まれていた。
少女 「そこのあなた、大食いで勝負してみません事? といってもこのマイちゃんにかなうとはとても思えませんけど。」
いわゆる魔王アー=マイ=モニカである。(貪欲を司る魔王。ソロモンで言うアマイモン)
恭介美森にたきつけられて勝負に挑むがあっさり負けてしまう。

恭介 「こういうときの美森ちゃんは止められないんだ。昔もお祭りのとき・・・」
美森 「そんなことも、あったかな。・・・うん、あった、かな?」

美森が引き続き勝負するも惜敗。

マイ「ほーっほっほっほ、やはりこのマイちゃんにかなうものなどおりませんわ!」
と言いながら、ダウンした恭介をひとしきりけなして去っていった。と同時に戻ってくる穂酒
穂酒 「・・・何かあったのか?」
美森 「えーと・・」
恭介 「何もなかった、そう思っておいてください・・。」

そして、知の蔵にいった二人。
外見は図書館風だが中には無数の水晶が漂っており、先が見えないほど途方もなく、広い。
入り口にいた情報を引き出す端末役の人(魔王アニー=ハポリュウの分体の一片)から、ここの使い方を聞き、情報を引き出す。
地図に載っている点にあるものと、そこに居るであろう魔王のことなどを聞き出す。
はディバイディングオーブの事、隼人は四魔貴族についても深く聞き出した。
隼人 「ふうん、この街はアラク=ロナの領地である。けれども今はアラケスが治めている、と。なるほど。」
 「ふむ、そのグウェイガルドという所にいる魔王ブンブン=ヌーは目だか手だか、体の一部分を失っているのか。」

恭介PL ひょっとして、そのアラケスってのが魔王でアラク=ロナってのはただの電波じゃないのか(一同笑)
GM その発想はなかったww)

・地図の説明といそうな魔王
1 蒼の門。ファージアースとの接点。力のない魔物がファージアースに行く手段。
色が反転するとか力無い者がくぐるには試練を必要とするとか
2 誘惑街「岩と花束の街」 エイミー
3 虚無の砂漠 アゼル
4 “龍の山”ルーブ山地の街「グウェイガルド」
竜の魔物が多く生息し、北部には冥魔が侵攻してきている  モーリー ヌー
5 東方公国超☆首都「パール・クール」
統治者の名がそのまま首都名である。 パール
6 裏界帝国「アヴァロン」首都 
(ルー?) ベル リオン
7 歌う森    レライキア シアース マルコ
8 山と海と温泉の街「フォレア」
アニー ファルファルロウ クロウ フール
9 港街「バンガード」  フォルネー(海底宮)
10 今は亡き蛇の街「ファリアス」
ケツァくん(レビュアータに仕えるもの)
11 眠れる竜の島「レヴィアタン」 レビュアータ
12 ???
13 魔王殿の街「ランス」 アラク(留守) グラーシャ

そして、この裏界は魔王が管理しているがゆえに移動が可能になるのであり、もし魔王が管理できなくなればその場所は混沌に堕ちてしまうということも判った。

(GM 「ええ、魔海はフォルネウスが管理すべき所を何をやっているのか・・・ あ、失礼いたしました」)

そして一行は集まって情報を交換し、穂酒恭介美森も)が璧さんを探し、残りの人できょうじゅなる人の所に行く事になった。

“きょうじゅのやかた”は街の南西部にある。なぜか周りには建物がなく、怪しげなガラクタが散乱している。
入り口には崩れかけた機械人形が番をしていた。
中に入ると、見た目三十路に入った女性の姿があった。
女 「あーら、どちら様かしら?ここはきょうじゅのやかたよ。」
隼人 「あなたが教授ですか?」
そう聞かれると、突如そこらに置かれているものが左右に割れて
どこからともなく舞台のようなものがせり出してくる。
舞台の真ん中に彼女が立つと、そこにスポットライトが当たる。

「BGM きょ・う・じゅのテーマ」

そしてくるくるまわりながら歌いだした。

♪前人未トウの空前絶グォ
 天下無ソーの針小棒ドァーイ♪
 ♪驚天動地の五里霧チュー
 我田引水自画自サーン♪
 ♪青は藍より青く花より団子
 とにかく無敵の大大大大大大大大
 天サ~~~~~~~~~イ♪

(くるくる回って転びかけながら)
教授 「とにかく目が回るほどすばらしいのよ。そう、きょうじゅはあなたの瞳の中にいるわ。そう、私が教授。私は天才、私は万才、私はさんまん、いえ18000歳。」
三人 「帰ろう」
教授「待って。知性だけじゃなく、完璧なプロポーションも備えておりますのよ。」
三人 「・・・・」
 「と、とにかく、我々は人間を狩るためにファージアースに行く手段を探していて、だ。」
教授 「あら、人間ですのに?」
三人「!!!!」

そしてしばらく話して、きょうじゅとヨハンの知人であるレオニードが知り合いであった事が判明し、打ち解けた?雰囲気になった。
きょうじゅが裏界の大陸を走り回る事の出来るスーパーウルトラデラックスファイナルロマンシングドラゴンマシーン改めハイパーゴールドラグジュアリーフルオートマチック真ファイナルヴァーチャルロマンシングときめきドラゴンマシーンなる物を開発している事を知る。

そのころ、壁さんを探していた三人だが。
居住区をただ探していても見つからない。そのうち穂酒が突如ここだ!!と言って一軒の家の扉を空けると、そこには元気な璧冷子の姿が!
(オラクルを使い、壁玲子の居場所を直感した)

突然予期しなかった面子にあわてまくる璧冷子。
璧さんを疑わず無事でよかったとのたまう穂酒
よかったですねえなどと言いつつ顔が笑っていない恭介
そしてついていけない美森
よくわからない四角関係がそこにできあがっていた。

恭介PL「ほらー璧さんだよー」とか言ってあげます。
GM いくらなんでも美森そこまで頭悪くないってww)

美森穂酒にまかせっきりにして璧さんを尋問する恭介
穂酒PL ここでいろいろ言いたかったのにー)

璧さんを問い詰めた結果、壁さんは魔王!“東方公国の王女”パール=クールの部下で、生まれて直ぐにファージアースの瑞原邸にスパイとして送り込まれた事、ファージアースでの生活のほうが圧倒的に長い事、裏界に帰っては来たもののどう連絡していいか分からずとほうに暮れていた事などを話した。

恭介 「とにかく、裏界を普通に歩いていくなんてできませんよ。」
穂酒美森と璧 「そうなの(か)?」
恭介 「・・・皆そこに座って。」
ひなみと美森と璧三人座って恭介の講義を受ける)
(璧 「お金は、もらってたお給料はファージアースに置いたっきりですし、手持ちは昨日知の蔵でリオンさんに払ってしまいましたし・・・」
恭介 「もういいです、ずっとここに住んでいてください(ほろり)」)
恭介PL この人がなんというかもうだめだってことはよくわかりました。)

そして璧さんを放置して、三人と合流しにきょうじゅの館に向かう三人。
三人が館に入った後、きょうじゅが言葉を発した。
教授 「あら、あなたたちにお客さんよ。いってらっしゃい」
その言葉と共に外に文字通り放り出される一行。
美森恭介がナイスキャッチ!

恭介PL お姫様抱っこの形で抱えて、直ぐ下ろします。
美森 「あーうー、その、バカー!!」(殴)
恭介 「お姫様だっこしてもだめ、下ろしてもだめだったら、どうしたらいいの、美森ちゃん?」
美森 「うるさーい!!」(ポカポカ)
恭介PL 「ダメージ10分の1 10分の1と」

するとそこには、屋敷から去って消えたはずのジルベルトの姿があった。

・CLIMAX

ジルベルト 「お前達、ディバイディングオーブを持っているな。それは我が主アゼル=イヴリス様ののために必要なものだ。渡してもらおう。」
雛 「ふん、はいそうですかと簡単に渡せるわけがないだろう。」
ジルベルト 「ならば仕方ない。・・・殺してでも奪い取らせてもらう!!」

ジルベルトがそう気を吐き、一行が身構えるのとほぼ同時に、しかし誰も予期せぬ方向からも声が上がった!

辺りに広がる様々なジャンク部品の山の一角が突如轟音と共に炎に包まれ、
瑞原邸から逃げ去ったはずの炎の魔物が再び姿を現した。
驚きの声を上げる一行とジルベルトを意に介さず、美森に不審な目を向けつつ恭介の方に向かい突撃してくる。
炎の魔物 「サクラキョウスケ! コンドコソ、コロス!!」
美森 「こ、こっち来る?!」
恭介 「下がるんだ美森ちゃん!」
炎の魔物 「オマエサエシネバ、トリモドセル!!」
突然の出現に戸惑うジルベルトだったが、そいつが恭介を狙ってる様子を見て、好機とばかりに配下の魔物を呼び出し、攻撃を仕掛けてきた。

炎の魔物は状態異常を自分にかけながら物理攻撃を行うというスタイルで、1R1回 50+2Dの範囲選択攻撃を叩き込んできます。
ジルベルトは吸血鬼でヴォーティカルカノンを血の呪いで3体に拡散してきます。
かなりヤバイバランスのつもりでしたがPCの出目がやたらよくクリティカル回避や防御などをされ、1ターンで炎の魔物はやられてしまいました。
炎の魔物 「マダ、トリモドセナイノカ・・・!」
そう言いながら消えていきました(幻惑逃走)
ちなみに回復役の雛はなぜか自分以外の回復に尽くファンブルを振っていました。誘惑者の奉仕が全力で空回り。
2R目に突入し、ジルベルトが本気を出します。
疾風怒濤(行動値+10)から拘束解除+血の契約で、番兵の血を吸いつつ魔攻を10点上昇させ、全力でヴォーティカルカノンを放ってきます。
しかし自身のポテンシャルブーストに恭介のミラクルがジェットの援護を受けたヨハンと、素でクリティカルした穂酒はその攻撃を見事にかわし、最後はヨハンが手に入れたばかりの銃でジルベルトを打ち抜き、戦闘は終わりました。
しかしジルベルトはその身を覆っていた帯状結界を解き放ち攻撃にかろうじて耐えると、消えるように去っていき、後にはその帯だけが残されるだけでした。(不老不死で復活+幻惑逃走)

戦いが終わったと思ったとき、その執事服に身を包んだナイスミドルが現れ、自分はパール=クール様に仕える執事であると言った。
執事 「あなた方の戦いぶりは姿に似合わぬ見事なものでした。我が主があなたがたに興味をお持ちです。よろしければわれらが東方公国首都“パール=クール”までおいでくださいませんか? 我が主があなたがたと話をしてみたいそうです。」
その問いかけに悩む一行だったが、後々の事までしばし話し合った末に、直ぐにはいけない、きょうじゅのマシンが出来上がってからそれで行く、と返事をした。
パールバトラーはそれを聞いてひとまずは去っていくのであった。

迷宮キングダムキャラクターメイキング Byむっく(どりる)

2008年06月02日 09時03分16秒 | TRPG会の連絡・報告
 ブログではお久しぶりです。もしくは始めまして、むっくとかどりるとか呼ばれているものです。此度は月曜日の昼休みと放課後の活動報告をさせていただきます。

 少し前に、私がGMを勤める迷宮キングダムのキャンペーンをやってみようと言うことにとなりました。そこで、K君に協力して貰って5名ほどの有志が集まり、今日の昼休みにはキャラクター製作を、放課後には第1話の途中まで行ったところです。

 メンバー…
 改めまして、GMを勤めさせていただく4回のむっく(どりる)です。PLは上の代から4回てーしお氏、3回GHETTA君、2回K君、新入生梅君とT君(あだ名がないとのことでイニシャルで失礼します。)の以上6名でやっていこうかと思っています。参加者の方は今後もよろしくお願いします。


 先ずは迷宮キングダムの紹介から…

 このゲームの舞台はどこにでもあるファンタジー世界が、神の呪いによってすべてを迷宮化されてしまった怪物の出現する壁と床に覆われた所です。空が消えて頭上には天井が存在し、その上もダンジョン。地下を掘って見ると又ダンジョン。しかも、そのダンジョンは日々成長しているのです。そんな苛酷な環境で人々は細々と暮らしています。

 そんな中でランドメーカーと呼ばれるプレイヤーたちは、人々の中でも力を持つ存在で怪物やダンジョンに対抗できる数少ない人たちです。そこで、そんな人々の元へ一般人たちは集まってくるので、共同体(国)ができるわけです。だから、ランドメーカー達は役割分担をして、共同体の住人が住みやすいように領土を拡大したり、お金儲けをするのです。

  ランドメーカーには役割(クラス)が国王、大臣、騎士、神官、忍者、と今回は居ませんが従者の6つあります。又、親から引き継いだ世襲制の仕事(ジョブ)も持っています。

 もっと詳しく知りたい方は迷宮キングダムのホームページをご覧ください。人数が多い程(5,6人)楽しめる珍しいゲームで、手軽に楽しめて、ネット上にサンプルシナリオがたくさんあり、値段も手ごろなよいゲームです。


 では、今回のランドメーカーたちや彼らの所属する国の紹介をしていきましょう…

 このゲームは基本的に名前等の設定はルールブックに載っているチャートを参照して、ダイスによるランダムチョイスと言うおきてがあります。更に、ネット上にはそのようなチャートを自分で作っている方々もいたりします。今回は”PLの要望”で後者のオリジナルチャートを振って名前を決めたことを先に報告しておきます。

 写真がそのキャラクター達と言うわけですが、以下に設定も記して置きます。

国王;”歴戦の傭兵”N905iν
ジョブ;働きもの
設定;元は他の国の王子だったが古代グランドゼロシティにより、祖国を滅ぼされた。非常に腰が低く、人徳のある少年10歳。

大臣;”プロゴルファー”メガトンメガネ
ジョブ;武人
設定;昔は病弱であったために、広い世界を見てみたいと思っている。厳格で、有能な少女12歳。

騎士;みそカツ丼”00”
ジョブ;召喚士
設定;極度のギャンブラーだが、最近は負け続きで借金が膨大に膨れ上がっている。まったりとした性格で、老いを感じる老女50歳

神官;ルルーシュ”じゃない”
ジョブ;博士
設定;此方も祖国を滅ぼされており、その後にみそカツ丼に助けられてから彼女に忠誠心を持っている。民から慕われていたり、王や騎士を慕う少女10歳。

忍者;”ウチの”ボッシュート”知りませんか?”
ジョブ;軍医
設定;古代グランドゼロシティのスパイ。だが、家族を人質にとられているので、その国は嫌いである。女性嫌いで、単独行動の多い幼女4歳


 国も多くの部分をルールブックに載っているチャートからランダムで決まります。ちなみに国名は3つのチャートから構成されており、一部分を振りなおすことが可能です(今回は「共同体→星」となりました)。

国名;超バナナ星
国風;隠し財産、歓楽街、鬼族の血脈、気風


 このような楽しい国とランドメーカー達で迷宮内を楽しく冒険していきたいと思います。第一話はまだ終了していないので、終了したときにでも。

カルトロップが多すぎる byえび

2008年06月02日 08時21分15秒 | 今日の活動報告(昼/放課後/その他)
 金曜夕方から始まった新人歓迎飲み会も日曜の夕方をいよいよ迎え、最後のプログラムと目されていた新入生を交えたデモンパラサイト単発シナリオ「Gが来る!」も終了。

ゴンタ 「麗美の自我が減らせないんですよね……」
えび 「忙しくなってくると自分メインのセッションくらいしか出られなくなるからね。去年の私もそうだったよ」
ゴンタ 「そうなんですよ、暴走してでも自分自身で解決しないといけない、というかKSDのために暴走やむなしの麗美だと、自分メインだとかなりの確率で暴走するから……」
えび 「そっかあ、じゃあ自我の回復できるゆるいシナリオでもする?」
ゴンタ 「……マジですか?」

 マジでした。

 かくして新人を送り出した後に、勇者(あるいは馬鹿)は再び集まるのでありました。




 異変に最初に気づいたのは動物たちであった。
犬次郎 「星が……流れる……」
 梅雨も間近な小坂で、今宵天から零れたのは雨ではなく星であった。
犬次郎 「不吉だ……何か、良からぬことが起きねばよいが……」

デモンパラサイト小坂シリーズ第188話

「カルトロップが多すぎる」




 今日もいつものように横太郎はゴンとチンチロリン。
ゴン 「きょ、今日はどうやら星の巡り合わせが悪いらしいな」
横太郎 「そういうことにしておいてやるか」
ゴン 「な、何だとテメエ、どういうことだよ?」
横太郎 「そりゃ言葉どおりの意味なんじゃねーの?」
ゴン 「何だバーカ」
横太郎 「バーカバーカ」

――子供かお前らは。

下っ端犬 「オヤビン、大変ですぜオヤビン」
ゴン 「おう、どうしたい」
下っ端犬 「モヒカンが、モヒカン共がいっぱいいるんでヤス」
ゴン 「いっぱいって、お前3の次はいっぱいじゃねえか。どれ、見てくるかな」
横太郎 「どれどれ?」

 ゴンと横太郎が見たのは、大群であった。
モヒカン、モヒカン、犬、モヒカン、モヒカン、犬、犬、犬、犬、モヒカン、モヒカン、犬、モヒカン、犬、犬、モヒカン。
ぱっと見られるだけで100人(100体?)超、見回すところ全てがカルトロップ集団だった。
 しかも何より恐怖すべきは、そいつらが統制の取れた動きで、一直線にどこかへ向かっているということだ。

ゴン 「《獣道》っ! 横太郎、ひとまずおさらばだ」
横太郎 「ああ。ジョーの旦那に報せねえとな」



 小坂某所、とても幻想的な場所に、紅家は存在すると言われている。
麗美 「ふう……温泉に興味はないけれど、放っておかれるのも何かシャクよね……」
誰か 「きゃあああああああ!」
麗美 「十五夜」
十五夜 「かしこまりました、お嬢様」
――ほどなく。
十五夜 「お待たせいたしました」
 戻ってきた十五夜は、左腕に門番国中(くになか)を抱えていた。国中は傷だらけで、その背中には大量の足跡がくっきりとついていた。
国中 「ふえええぇ、申し訳ありません~。カルトロップが、カルトロップがいっぱい出てきたんです……10体までは倒したんですが、100を超えるとさすがに……」
麗美 「まったく……影井?」
影井 「ヨホホホホ、100以上ですか、血沸き肉踊りますなあ」
十五夜 「貴方骨しかないでしょうに。お嬢様、行ってまいります」
麗美 「そうね。カルトロップ程度じゃいくら集まってもつまらない、私はセラフィムに行くわ。きっとあそこなら本当の戦いがあるはずだから」
十五夜 「行ってらっしゃいませ」



日林 「たいへんだ、燈馬くん!」
燈馬 「どうされたんですか先生!」
日林 「預言書によると、近く大規模な災害が起こる!」
燈馬 「な、なんですって!?」
日林 「ネズミは地震を予感して集団で逃げ出すことがあるという。このカルトロップどもの行動は、まちがいない、五川(ウーセン)大地震と同規模の地震が、ここ小坂を中心に起こることを予見しているんだよ!」
燈馬 「なるほど、それなら僕たちはどうしたらいいんですか?」
日林 「私は全ての人に警鐘を鳴らすため、真実を伝える活動を行う。燈馬くん、君はセラフィムに向かってくれ。セラフィムと協力して、大地震の発生を食い止めて欲しいんだ!」
燈馬 「わかりました先生!」



雛代 「きゃあああああ」
 その瞬間、中土井(パイナップル柄アロハ)と小柴の動きは迅速だった。小柴は直ちに雛代を庇うように敵との間に移動し、中土井は剣を構え突撃する。一瞬の戸惑いを見せた雛代も2人の姿を認めると、彼らが最大限の動きが出来るように"人形"を構築した。
 感嘆すべきは、この一連において、3人は目配せひとつも交わさなかったのである。信頼と、経験。千呪印は金の力で全てを手に入れたが、付き従う3人はそれによって手に入らないただ2つの物を、すでに手にしていたのである。
中土井 「こりゃあ……どういうことだ?」
 3人の前に立ちふさがったのは、カルトロップアタッカー。それが1024体
小柴 「雑魚はどうとでもなりますが……これは、千呪印様のお力をお借りしないといけないかもしれませんね」



 セラフィム小坂支部、そこに集められた8人に対して、ジョーが告げたのはあまりにもむちゃくちゃな現実であった。
ジョーさん 「カルトロップ・モヒカン(0Lv最弱カルトロップ)が、きちんとしたカルトロップとなって、しかも統率だって行動しているらしい」
東郷 「どういうことだ?」
ジョーさん 「どういうこともこういうこともない、とにかくカルトロップが大量発生してるんだ」
刃字忌 「ウチにも来たよ、瑠璃いないのに瑪瑙は是空や千鶴といっしょに『誰が一番多く倒せるか競争ですよー!』とか言いながら出て行っちゃうし……ウチの回りはなんだか掃除機みたいのに吸い込まれてるから大丈夫だけど……」
ジョーさん 「どうやら、カルトロップは、どこか1箇所に向かって進んでいるものと、統制だって強いマイトを襲撃しているものがいるらしいんだ」
横太郎 「ゴンの野郎、いけすかないけど悪いやつじゃなかったんだがなあ……死んじまっちゃどうしようもねえ」(生きてました)
 「その1箇所っての、怪しいわね」
北国 「その場所はわからないんですか?」
ジョーさん 「9課のほうで探しているんだが、一般人への情報統制で手一杯らしい」
千早 「それで私たちにお鉢が回ってきた、というわけですね」
ジョーさん 「そういうことだ。しかしのんびりしてもいられない」
麗美 「どういうこと?」
ジョーさん 「こちらから打って出るんだが……すでに包囲されている」
燈馬 「な、なんですって!?」
謎の声 「そこで俺の出番、ってわけよ!」
一同 「誰だ!?」

 オールドスタイルなシャツにリーバイス、拍車付きの皮ブーツとテンガロンハット。バンジョーをBGMに入ってきた男は、ほんの1ヶ月前まで敵だったはずのセラフィム一同を見回し、にやり笑った。

ジョーさん 「葵……くん、だったかな?」
 「小柴さんから話は聞いた。本当なら千鶴と聖も連れてくるべきなんだろうが、あいつらはあいつらで忙しいらしい」
ジョーさん 「協力してくれるのか?」
 「ダンナの命令とあっちゃ、な」
ジョーさん 「ありがとう。感謝する」
 「……へっ」
ジョーさん 「早速だが、まずは下の敵を倒さないとそのボスを叩くことも出来ない。みんな、やつらを倒してくれ!」
一同 「了解!」



 入り口は封鎖されているため、窓から飛び降りる一同。麗美はわざわざカルトロップを蹴って電柱のうえに上ったり。
カルトロップ 「俺を踏み台にしただと!?」)
 味方は9人、対する敵側はカルトロップファイター1024体とカルトロップディフェンダー1024体、その数の差なんと114倍!
 悪魔化も完了、いよいよ戦いが始まろうとした瞬間!

 ドンガラガッシャーン!!

 黒塗りのベンツがカルトロップを9体ほど撥ねながら登場、後部座席から降り立ったのは1人の男。
 「若、頼みましたよ」
次郎 「おうよ! うおおお、カチコミじゃああ!」

 これで数の上では10体1024、それでもおよそ100倍の戦力差に変わりはなく……
――いや、それは違う。
統制が取れようとも所詮はカルトロップ、PC10人による総攻撃の前にはあっさり沈んだのでありました。



 ちなみに今回使った特殊ルール「群体」
・基本的にエネミー作成ルールに従って「1体として」データを作る。
・レベルは「元となるカルトロップ」のレベルに、人数が2倍になるたび+1Lv。アタッカー(Lv1)が1024(2^10)体で、1+10=11Lv。
・回避能力、行動値は低め、攻撃力、戦闘修正が高め。
・特殊能力は「元」の持っているものを基準に取得する。
・《巨大》が付与される。
・範囲攻撃・複数攻撃に対して弱い。半径5mの攻撃だと防御力を引いた後2倍、10mで3倍、20m以上で4倍。n体対象の特殊能力は、n体ぶんのダメージを「1体」に与えることが出来る。



 そして9課から得た情報をもとに考えた結果、その「1箇所」は小坂城であることが判明、一同は9課の用意したヘリオスに乗って向かうのであった。

 小坂城天守閣――の屋根の上。一人の女が、そこにいた。
カルトロップが集まる。集まる。集まる。
1000人ほどだろうか、ある程度集まったところで、女はにこり微笑む。
その瞬間。1000人はひとつになった。
1000人は一糸乱れぬ動きで敬礼を取る。くるり振り返り駆け出す。新たな標的のもとへ。
麗美 「ずいぶんと、派手にやってるみたいじゃないの」
 「気にいらねえな」
麗美 「そうね」

 2つの銃声が、鳴り響いて。
 1人の女が、倒れ伏して。
 10000体のカルトロップが、怒りに震えた。



 シヴァの園、本部前にて。
日森 「《爆炎、烈波》あああっ!」
カルトロップ・シューターA 「タダでは死なない、《爆散器官》!」
日森 「ギャーッ!?」
朱泉 「《身代わり人形》っ! 日森くん、大丈夫?」
日森 「ありがとう、助かったよ」
謎の声 「食らえ、《大海嘯》!」
カルトロップ 「うぎゃあああああっ!?」
日森 「この声は……留衣さん!」
留衣 「日森クン、助けにきたよ!」
日森 「いや、朱泉さんまで流れてるから!」



 小坂某所、ヘリオスの上から。
一佐 「ふう……さすがにこの数はしんどいなあ」
恵理 「ご無事ですか?」
一佐 「無事は無事だがさすがにキツい、息が切れるな」
恵理 「もしかしてトシですか?」
一佐 「おいおい、勘弁してくれよ」



 小坂某所、何事かと出てきた一般市民の前で。
千呪印 「なにもないですよ~」(《後光》しながら両手ぐるぐる)



 小坂某所、こちらも一般市民の前で。
上條 「ザ・ワールド! WRYYYYYYYYYYY!!」
一般市民 「う、動けない!?」
日林 「あのモヒカンは地底人デロの尖兵で、地上支配のための侵略を始めたんだよ!!」
一般市民 「な、なんだってー!?」
(両方とも一般人の記憶を消すための《悪魔の咆哮》の演出です)



 小坂某所、ドヨ川河川敷。
是空 「《獣王撃》から《全力攻撃》《豪腕の一撃》!」
千鶴 「《電光の一撃》・《一撃》・《一撃》・《二連打》っすー!!」
瑪瑙 「《超軟体》が無いのは知ってます、《電雷領域》!」
 「《獣王撃》から《治癒光》!」



 小坂某所、路地裏の片隅。
タマ 「む、この神的存在、むしろ神である私に刃を向けるか!」
カルトロップ 「シャギャー!」
謎の声 「《幻影矢》!」「《雷龍撃電》!」
カルトロップ 「ギャギャー!」
アイリン 「ただいま参上、ゴージャス・アイリン!」
りる 「べ、別にアンタを助けたんじゃないんだからね!?」
タマ 「うむ、言葉の上ではなんとでも言っているがいい。神は寛容だからな」



 戦いは苛烈を極めた。
しかし、次郎&東郷&横太郎の《獣王撃》からのコンボ、刃字忌の《ヴォーテクス》無双、燈馬&唯&葵の《二連射撃》&《三連射撃》&《火炎弾》、麗美の味方まで巻き込む《爆炎球》、そして北国による《氷城鉄壁》&千早の《聖なる息吹》による防御と回復。
すべてのコンビネーションの前には、急造の統制などあって無きが如しであった。
 カルトロップ10240体とトリブルス・マザー1体は、10人の悪魔憑きの前に倒れ付したのである。
――ってか《因果律干渉》が強すぎる。PC人数が多いと化けるね。あとはFAQで公式に認められちゃった《効果固定能力》+《氷城鉄壁》も。あえて穴の多いデータにはしたんだけど、まさかこれほどとは。葵しか暴走しないでやんの。

 トリブルス・マザーはせっかく《超閃光》(修正含め命中32+4d、〈閃光〉属性特殊3d+30ダメージ)を持たせたというのに、戦闘中全ターンにおいて致命的失敗。カルトロップ1024体軍団にも《復活》を持たせたのに、行動値が低いせいで攻撃が回ってくる前に《殺戮刀牙》で潰される。とーほーほー。



 《魔種吸引》したトリブルス・マザーから得た情報は、その場にいた一同を驚愕せしめたのだが……それはまた、別の話。別の話を考えるのは……あなたなのかもしれません。

GM注:この事件の経緯については投げっぱなします。誰かうまい理由を思いついた人は連絡ください。

ねこねこファンディスク4

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