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World made from WILL 第2話の2     by安綱

2008年06月07日 01時01分48秒 | TRPG関連
第二話 ミドルフェイズからです。
OPで振り忘れていた今回の所持金などを振りつつ。
(GMはメモし忘れたのでいくらかは不明)

Middle Phase

ヨハンが魔王殿の街ランスの先行偵察に行っている間、隼人は頭を悩ませていた。
隼人 思考中{えーと、『シロ』みつけちゃったけどどうしよう? どうやってロナさんに伝えればいいのやら・・・
どうにかなるって言われても・・・ 念じれば伝わったり、いやまさか。}
GM じゃあ精神力判定してみw
隼人PL マジか!?精神力か!
ころころ
GM えーと、そうすると、あなたは見覚えのある荒野にいるw
隼人PL ほんとうにやってきたしw

どこまでも広い荒野と蒼い月の世界。そこに再び現れる事となった。
ロナ 「何?」
隼人 「えーと、なんというか、見つかりましたよ、シロ。」
ロナの表情はあまり変わらないが、驚いているように思えた。
ロナ 「びっくり。」

隼人PL 普通に口で言ったよこいつw

ロナ 「で、どこに?」
隼人「えーと、あっちのほう、ってここじゃあ意味ないか。僕たちのいた屋敷のほうに行ったみたいですよ。」
ロナ 「そう。・・・・・・思ったより、やるね。」
隼人 「というか、なんでわかってなかったんですか?」
ロナ 「フォルネーに呼ばれてたから。しばらくいなかった。」
隼人 「・・・そうですか。」

隼人PL そんなのちゃんと管理しとけよ!

ロナ 「それじゃ。」

アラク=ロナのその一言とともに元の場所に帰ってくる隼人。何もないところでつんのめったようにしか見えない。
しかしみんなスルー。

穂酒 「瑞原美森、寒くないか?」
美森 「大丈夫、だけど。」
美森は屋敷を離れてからは、心細いのだろうか、ずっと恭介の腕にしがみついたままである。穂酒の顔もろくに見れていない。
穂酒 「そうか。」
穂酒 心の中{寒いといえば、こんな事があったな。そう、あれは前世で凍えてしまいそうなときの事だった。
私は言った。『二人の愛さえ燃え上がっていれば暑くない、と。そして私は上着を脱いで肩に着せ掛けてやった。それから・・・』}
その様子を見ていた人物は語る。
 「・・・気持ち悪い」
そう思うのも無理はない。なぜなら穂酒は半裸で側にあった木に抱きついているようにしか見えないのだから・・・。

そうこうしているうちにヨハンが偵察から戻ってきた。
ヨハン 「ふむ、とりあえずこの姿で行っても特に怪しまれたりはしなかったな。皆で行っていいんじゃないか?」
その言葉を信用して街に行く一行。

“魔王殿の街”ランスは、大きく分けて3つのエリアから成っている。
まず第一に中央大通り。多くの商店、酒場(のようなもの)が軒を連ね、多くの人(PCにとっては魔物)が行き交っている。
第二は居住区。街の北東(といっても北とか東とかいう観念があるのかどうかすら判らないのだが)から南側全域を占めており、大きな町であることを感じさせる。
情報の集う場所“知の蔵”や、かの“きょうじゅのやかた”もここにある。
・・・くわしくは後述する。
そして第三は、もちろん魔王殿そのものである。街の北西にあるそのたたずまいは、使わず時が経ってもなおその威容を示し続けている。

ヨハンが聞いてきた噂話を話し、これからどうするかを話し合いながら、一行は“知の蔵”の前までやってきた。
ヨハンが聞いた話の内容はこうである。
このランスのある大陸は東方公国の領土である事、東方公国と裏界帝国は仲がとても悪い事、その二つの間を隔てる魔海が大荒れである事、それとこの街にはきょうじゅと呼ばれる変人がいて、何か怪しい発明をやり続けている事などである。
そして一行は手分けして情報を集める事になった。
まず噂をさらに集めつつ買出しに行ったヨハンは、店の主であるマジックポットと壮絶な値切り合戦を繰り広げた後に、ワンオブサウザントと、ポーション類をいくつか購入した。
GM 「おう、お目が高いねガーゴイルの兄ちゃん。400万でどうだい?」(本来の値段は150万です)
ヨハン 「ふん、しかしここに傷がついている。せいぜい50万といったところだろう。」
GM 「いやいや、それはいくらなんでも・・・380万。」
ヨハン 「55万」

・・・・・・・・・・

GM「やるな兄ちゃん。しかたない、150万にしとこう。」
ヨハン 「よし、買った。」

 また、璧さんを探して街を散策した恭介美森穂酒は大通りにある酒場の前にいた。
恭介 「先輩一人が酒場に行くのはだめじゃないかな?」
美森 「でも、まわりの変なのって私たち見ても不思議に思ってないみたいだし、大丈夫なんじゃ?」
恭介 「ううん美森ちゃん、周りの人たちは見てみないふりをしてくれてるんだよ。」
美森 「え、でも、あれ?」
恭介美森がそんな会話をしているあいだにさっさと酒場に入ってしまう穂酒
中に入った瞬間、穂酒は空気が急に変わったように感じた。(知力判定)どうやら建物に見えるものは、全て月匣のようなものではないか、と思えた。
マスター 「おう、なんだワルキューレのねえちゃん? ここは酒(みたいな何か)を飲むところだぜ?」
穂酒 「確かに、それでは飲むのが礼儀だな。」
そう言って酒@得体の知れない液体を飲み始める穂酒
その飲みっぷりにマスターは相好を崩し、穂酒の人探しを聞いてやった。
ちょうど酒場にいた東方公国の魔物であるカクーカとシーカの言によれば、璧冷子という奴はこの街にいるということと、たいした力は持ってないということがわかった。
カクーカ 「またな、ねえちゃん。東方公国に来たなら歓迎するぜ!」
穂酒が外に出る時、入れ替わりに執事服の筋骨隆々としたが入っていき、先ほどの二人に話しかけていた。
 一方、外で待っていた恭介美森は、側の食べ物屋にいたゴスロリ少女に大食い勝負を挑まれていた。
少女 「そこのあなた、大食いで勝負してみません事? といってもこのマイちゃんにかなうとはとても思えませんけど。」
いわゆる魔王アー=マイ=モニカである。(貪欲を司る魔王。ソロモンで言うアマイモン)
恭介美森にたきつけられて勝負に挑むがあっさり負けてしまう。

恭介 「こういうときの美森ちゃんは止められないんだ。昔もお祭りのとき・・・」
美森 「そんなことも、あったかな。・・・うん、あった、かな?」

美森が引き続き勝負するも惜敗。

マイ「ほーっほっほっほ、やはりこのマイちゃんにかなうものなどおりませんわ!」
と言いながら、ダウンした恭介をひとしきりけなして去っていった。と同時に戻ってくる穂酒
穂酒 「・・・何かあったのか?」
美森 「えーと・・」
恭介 「何もなかった、そう思っておいてください・・。」

そして、知の蔵にいった二人。
外見は図書館風だが中には無数の水晶が漂っており、先が見えないほど途方もなく、広い。
入り口にいた情報を引き出す端末役の人(魔王アニー=ハポリュウの分体の一片)から、ここの使い方を聞き、情報を引き出す。
地図に載っている点にあるものと、そこに居るであろう魔王のことなどを聞き出す。
はディバイディングオーブの事、隼人は四魔貴族についても深く聞き出した。
隼人 「ふうん、この街はアラク=ロナの領地である。けれども今はアラケスが治めている、と。なるほど。」
 「ふむ、そのグウェイガルドという所にいる魔王ブンブン=ヌーは目だか手だか、体の一部分を失っているのか。」

恭介PL ひょっとして、そのアラケスってのが魔王でアラク=ロナってのはただの電波じゃないのか(一同笑)
GM その発想はなかったww)

・地図の説明といそうな魔王
1 蒼の門。ファージアースとの接点。力のない魔物がファージアースに行く手段。
色が反転するとか力無い者がくぐるには試練を必要とするとか
2 誘惑街「岩と花束の街」 エイミー
3 虚無の砂漠 アゼル
4 “龍の山”ルーブ山地の街「グウェイガルド」
竜の魔物が多く生息し、北部には冥魔が侵攻してきている  モーリー ヌー
5 東方公国超☆首都「パール・クール」
統治者の名がそのまま首都名である。 パール
6 裏界帝国「アヴァロン」首都 
(ルー?) ベル リオン
7 歌う森    レライキア シアース マルコ
8 山と海と温泉の街「フォレア」
アニー ファルファルロウ クロウ フール
9 港街「バンガード」  フォルネー(海底宮)
10 今は亡き蛇の街「ファリアス」
ケツァくん(レビュアータに仕えるもの)
11 眠れる竜の島「レヴィアタン」 レビュアータ
12 ???
13 魔王殿の街「ランス」 アラク(留守) グラーシャ

そして、この裏界は魔王が管理しているがゆえに移動が可能になるのであり、もし魔王が管理できなくなればその場所は混沌に堕ちてしまうということも判った。

(GM 「ええ、魔海はフォルネウスが管理すべき所を何をやっているのか・・・ あ、失礼いたしました」)

そして一行は集まって情報を交換し、穂酒恭介美森も)が璧さんを探し、残りの人できょうじゅなる人の所に行く事になった。

“きょうじゅのやかた”は街の南西部にある。なぜか周りには建物がなく、怪しげなガラクタが散乱している。
入り口には崩れかけた機械人形が番をしていた。
中に入ると、見た目三十路に入った女性の姿があった。
女 「あーら、どちら様かしら?ここはきょうじゅのやかたよ。」
隼人 「あなたが教授ですか?」
そう聞かれると、突如そこらに置かれているものが左右に割れて
どこからともなく舞台のようなものがせり出してくる。
舞台の真ん中に彼女が立つと、そこにスポットライトが当たる。

「BGM きょ・う・じゅのテーマ」

そしてくるくるまわりながら歌いだした。

♪前人未トウの空前絶グォ
 天下無ソーの針小棒ドァーイ♪
 ♪驚天動地の五里霧チュー
 我田引水自画自サーン♪
 ♪青は藍より青く花より団子
 とにかく無敵の大大大大大大大大
 天サ~~~~~~~~~イ♪

(くるくる回って転びかけながら)
教授 「とにかく目が回るほどすばらしいのよ。そう、きょうじゅはあなたの瞳の中にいるわ。そう、私が教授。私は天才、私は万才、私はさんまん、いえ18000歳。」
三人 「帰ろう」
教授「待って。知性だけじゃなく、完璧なプロポーションも備えておりますのよ。」
三人 「・・・・」
 「と、とにかく、我々は人間を狩るためにファージアースに行く手段を探していて、だ。」
教授 「あら、人間ですのに?」
三人「!!!!」

そしてしばらく話して、きょうじゅとヨハンの知人であるレオニードが知り合いであった事が判明し、打ち解けた?雰囲気になった。
きょうじゅが裏界の大陸を走り回る事の出来るスーパーウルトラデラックスファイナルロマンシングドラゴンマシーン改めハイパーゴールドラグジュアリーフルオートマチック真ファイナルヴァーチャルロマンシングときめきドラゴンマシーンなる物を開発している事を知る。

そのころ、壁さんを探していた三人だが。
居住区をただ探していても見つからない。そのうち穂酒が突如ここだ!!と言って一軒の家の扉を空けると、そこには元気な璧冷子の姿が!
(オラクルを使い、壁玲子の居場所を直感した)

突然予期しなかった面子にあわてまくる璧冷子。
璧さんを疑わず無事でよかったとのたまう穂酒
よかったですねえなどと言いつつ顔が笑っていない恭介
そしてついていけない美森
よくわからない四角関係がそこにできあがっていた。

恭介PL「ほらー璧さんだよー」とか言ってあげます。
GM いくらなんでも美森そこまで頭悪くないってww)

美森穂酒にまかせっきりにして璧さんを尋問する恭介
穂酒PL ここでいろいろ言いたかったのにー)

璧さんを問い詰めた結果、壁さんは魔王!“東方公国の王女”パール=クールの部下で、生まれて直ぐにファージアースの瑞原邸にスパイとして送り込まれた事、ファージアースでの生活のほうが圧倒的に長い事、裏界に帰っては来たもののどう連絡していいか分からずとほうに暮れていた事などを話した。

恭介 「とにかく、裏界を普通に歩いていくなんてできませんよ。」
穂酒美森と璧 「そうなの(か)?」
恭介 「・・・皆そこに座って。」
ひなみと美森と璧三人座って恭介の講義を受ける)
(璧 「お金は、もらってたお給料はファージアースに置いたっきりですし、手持ちは昨日知の蔵でリオンさんに払ってしまいましたし・・・」
恭介 「もういいです、ずっとここに住んでいてください(ほろり)」)
恭介PL この人がなんというかもうだめだってことはよくわかりました。)

そして璧さんを放置して、三人と合流しにきょうじゅの館に向かう三人。
三人が館に入った後、きょうじゅが言葉を発した。
教授 「あら、あなたたちにお客さんよ。いってらっしゃい」
その言葉と共に外に文字通り放り出される一行。
美森恭介がナイスキャッチ!

恭介PL お姫様抱っこの形で抱えて、直ぐ下ろします。
美森 「あーうー、その、バカー!!」(殴)
恭介 「お姫様だっこしてもだめ、下ろしてもだめだったら、どうしたらいいの、美森ちゃん?」
美森 「うるさーい!!」(ポカポカ)
恭介PL 「ダメージ10分の1 10分の1と」

するとそこには、屋敷から去って消えたはずのジルベルトの姿があった。

・CLIMAX

ジルベルト 「お前達、ディバイディングオーブを持っているな。それは我が主アゼル=イヴリス様ののために必要なものだ。渡してもらおう。」
雛 「ふん、はいそうですかと簡単に渡せるわけがないだろう。」
ジルベルト 「ならば仕方ない。・・・殺してでも奪い取らせてもらう!!」

ジルベルトがそう気を吐き、一行が身構えるのとほぼ同時に、しかし誰も予期せぬ方向からも声が上がった!

辺りに広がる様々なジャンク部品の山の一角が突如轟音と共に炎に包まれ、
瑞原邸から逃げ去ったはずの炎の魔物が再び姿を現した。
驚きの声を上げる一行とジルベルトを意に介さず、美森に不審な目を向けつつ恭介の方に向かい突撃してくる。
炎の魔物 「サクラキョウスケ! コンドコソ、コロス!!」
美森 「こ、こっち来る?!」
恭介 「下がるんだ美森ちゃん!」
炎の魔物 「オマエサエシネバ、トリモドセル!!」
突然の出現に戸惑うジルベルトだったが、そいつが恭介を狙ってる様子を見て、好機とばかりに配下の魔物を呼び出し、攻撃を仕掛けてきた。

炎の魔物は状態異常を自分にかけながら物理攻撃を行うというスタイルで、1R1回 50+2Dの範囲選択攻撃を叩き込んできます。
ジルベルトは吸血鬼でヴォーティカルカノンを血の呪いで3体に拡散してきます。
かなりヤバイバランスのつもりでしたがPCの出目がやたらよくクリティカル回避や防御などをされ、1ターンで炎の魔物はやられてしまいました。
炎の魔物 「マダ、トリモドセナイノカ・・・!」
そう言いながら消えていきました(幻惑逃走)
ちなみに回復役の雛はなぜか自分以外の回復に尽くファンブルを振っていました。誘惑者の奉仕が全力で空回り。
2R目に突入し、ジルベルトが本気を出します。
疾風怒濤(行動値+10)から拘束解除+血の契約で、番兵の血を吸いつつ魔攻を10点上昇させ、全力でヴォーティカルカノンを放ってきます。
しかし自身のポテンシャルブーストに恭介のミラクルがジェットの援護を受けたヨハンと、素でクリティカルした穂酒はその攻撃を見事にかわし、最後はヨハンが手に入れたばかりの銃でジルベルトを打ち抜き、戦闘は終わりました。
しかしジルベルトはその身を覆っていた帯状結界を解き放ち攻撃にかろうじて耐えると、消えるように去っていき、後にはその帯だけが残されるだけでした。(不老不死で復活+幻惑逃走)

戦いが終わったと思ったとき、その執事服に身を包んだナイスミドルが現れ、自分はパール=クール様に仕える執事であると言った。
執事 「あなた方の戦いぶりは姿に似合わぬ見事なものでした。我が主があなたがたに興味をお持ちです。よろしければわれらが東方公国首都“パール=クール”までおいでくださいませんか? 我が主があなたがたと話をしてみたいそうです。」
その問いかけに悩む一行だったが、後々の事までしばし話し合った末に、直ぐにはいけない、きょうじゅのマシンが出来上がってからそれで行く、と返事をした。
パールバトラーはそれを聞いてひとまずは去っていくのであった。

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