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平日昼休み 放課後 見学自由
毎月第4日曜に定例会やってます

迷宮キングダムキャラクターメイキング Byむっく(どりる)

2008年06月02日 09時03分16秒 | TRPG会の連絡・報告
 ブログではお久しぶりです。もしくは始めまして、むっくとかどりるとか呼ばれているものです。此度は月曜日の昼休みと放課後の活動報告をさせていただきます。

 少し前に、私がGMを勤める迷宮キングダムのキャンペーンをやってみようと言うことにとなりました。そこで、K君に協力して貰って5名ほどの有志が集まり、今日の昼休みにはキャラクター製作を、放課後には第1話の途中まで行ったところです。

 メンバー…
 改めまして、GMを勤めさせていただく4回のむっく(どりる)です。PLは上の代から4回てーしお氏、3回GHETTA君、2回K君、新入生梅君とT君(あだ名がないとのことでイニシャルで失礼します。)の以上6名でやっていこうかと思っています。参加者の方は今後もよろしくお願いします。


 先ずは迷宮キングダムの紹介から…

 このゲームの舞台はどこにでもあるファンタジー世界が、神の呪いによってすべてを迷宮化されてしまった怪物の出現する壁と床に覆われた所です。空が消えて頭上には天井が存在し、その上もダンジョン。地下を掘って見ると又ダンジョン。しかも、そのダンジョンは日々成長しているのです。そんな苛酷な環境で人々は細々と暮らしています。

 そんな中でランドメーカーと呼ばれるプレイヤーたちは、人々の中でも力を持つ存在で怪物やダンジョンに対抗できる数少ない人たちです。そこで、そんな人々の元へ一般人たちは集まってくるので、共同体(国)ができるわけです。だから、ランドメーカー達は役割分担をして、共同体の住人が住みやすいように領土を拡大したり、お金儲けをするのです。

  ランドメーカーには役割(クラス)が国王、大臣、騎士、神官、忍者、と今回は居ませんが従者の6つあります。又、親から引き継いだ世襲制の仕事(ジョブ)も持っています。

 もっと詳しく知りたい方は迷宮キングダムのホームページをご覧ください。人数が多い程(5,6人)楽しめる珍しいゲームで、手軽に楽しめて、ネット上にサンプルシナリオがたくさんあり、値段も手ごろなよいゲームです。


 では、今回のランドメーカーたちや彼らの所属する国の紹介をしていきましょう…

 このゲームは基本的に名前等の設定はルールブックに載っているチャートを参照して、ダイスによるランダムチョイスと言うおきてがあります。更に、ネット上にはそのようなチャートを自分で作っている方々もいたりします。今回は”PLの要望”で後者のオリジナルチャートを振って名前を決めたことを先に報告しておきます。

 写真がそのキャラクター達と言うわけですが、以下に設定も記して置きます。

国王;”歴戦の傭兵”N905iν
ジョブ;働きもの
設定;元は他の国の王子だったが古代グランドゼロシティにより、祖国を滅ぼされた。非常に腰が低く、人徳のある少年10歳。

大臣;”プロゴルファー”メガトンメガネ
ジョブ;武人
設定;昔は病弱であったために、広い世界を見てみたいと思っている。厳格で、有能な少女12歳。

騎士;みそカツ丼”00”
ジョブ;召喚士
設定;極度のギャンブラーだが、最近は負け続きで借金が膨大に膨れ上がっている。まったりとした性格で、老いを感じる老女50歳

神官;ルルーシュ”じゃない”
ジョブ;博士
設定;此方も祖国を滅ぼされており、その後にみそカツ丼に助けられてから彼女に忠誠心を持っている。民から慕われていたり、王や騎士を慕う少女10歳。

忍者;”ウチの”ボッシュート”知りませんか?”
ジョブ;軍医
設定;古代グランドゼロシティのスパイ。だが、家族を人質にとられているので、その国は嫌いである。女性嫌いで、単独行動の多い幼女4歳


 国も多くの部分をルールブックに載っているチャートからランダムで決まります。ちなみに国名は3つのチャートから構成されており、一部分を振りなおすことが可能です(今回は「共同体→星」となりました)。

国名;超バナナ星
国風;隠し財産、歓楽街、鬼族の血脈、気風


 このような楽しい国とランドメーカー達で迷宮内を楽しく冒険していきたいと思います。第一話はまだ終了していないので、終了したときにでも。

カルトロップが多すぎる byえび

2008年06月02日 08時21分15秒 | 今日の活動報告(昼/放課後/その他)
 金曜夕方から始まった新人歓迎飲み会も日曜の夕方をいよいよ迎え、最後のプログラムと目されていた新入生を交えたデモンパラサイト単発シナリオ「Gが来る!」も終了。

ゴンタ 「麗美の自我が減らせないんですよね……」
えび 「忙しくなってくると自分メインのセッションくらいしか出られなくなるからね。去年の私もそうだったよ」
ゴンタ 「そうなんですよ、暴走してでも自分自身で解決しないといけない、というかKSDのために暴走やむなしの麗美だと、自分メインだとかなりの確率で暴走するから……」
えび 「そっかあ、じゃあ自我の回復できるゆるいシナリオでもする?」
ゴンタ 「……マジですか?」

 マジでした。

 かくして新人を送り出した後に、勇者(あるいは馬鹿)は再び集まるのでありました。




 異変に最初に気づいたのは動物たちであった。
犬次郎 「星が……流れる……」
 梅雨も間近な小坂で、今宵天から零れたのは雨ではなく星であった。
犬次郎 「不吉だ……何か、良からぬことが起きねばよいが……」

デモンパラサイト小坂シリーズ第188話

「カルトロップが多すぎる」




 今日もいつものように横太郎はゴンとチンチロリン。
ゴン 「きょ、今日はどうやら星の巡り合わせが悪いらしいな」
横太郎 「そういうことにしておいてやるか」
ゴン 「な、何だとテメエ、どういうことだよ?」
横太郎 「そりゃ言葉どおりの意味なんじゃねーの?」
ゴン 「何だバーカ」
横太郎 「バーカバーカ」

――子供かお前らは。

下っ端犬 「オヤビン、大変ですぜオヤビン」
ゴン 「おう、どうしたい」
下っ端犬 「モヒカンが、モヒカン共がいっぱいいるんでヤス」
ゴン 「いっぱいって、お前3の次はいっぱいじゃねえか。どれ、見てくるかな」
横太郎 「どれどれ?」

 ゴンと横太郎が見たのは、大群であった。
モヒカン、モヒカン、犬、モヒカン、モヒカン、犬、犬、犬、犬、モヒカン、モヒカン、犬、モヒカン、犬、犬、モヒカン。
ぱっと見られるだけで100人(100体?)超、見回すところ全てがカルトロップ集団だった。
 しかも何より恐怖すべきは、そいつらが統制の取れた動きで、一直線にどこかへ向かっているということだ。

ゴン 「《獣道》っ! 横太郎、ひとまずおさらばだ」
横太郎 「ああ。ジョーの旦那に報せねえとな」



 小坂某所、とても幻想的な場所に、紅家は存在すると言われている。
麗美 「ふう……温泉に興味はないけれど、放っておかれるのも何かシャクよね……」
誰か 「きゃあああああああ!」
麗美 「十五夜」
十五夜 「かしこまりました、お嬢様」
――ほどなく。
十五夜 「お待たせいたしました」
 戻ってきた十五夜は、左腕に門番国中(くになか)を抱えていた。国中は傷だらけで、その背中には大量の足跡がくっきりとついていた。
国中 「ふえええぇ、申し訳ありません~。カルトロップが、カルトロップがいっぱい出てきたんです……10体までは倒したんですが、100を超えるとさすがに……」
麗美 「まったく……影井?」
影井 「ヨホホホホ、100以上ですか、血沸き肉踊りますなあ」
十五夜 「貴方骨しかないでしょうに。お嬢様、行ってまいります」
麗美 「そうね。カルトロップ程度じゃいくら集まってもつまらない、私はセラフィムに行くわ。きっとあそこなら本当の戦いがあるはずだから」
十五夜 「行ってらっしゃいませ」



日林 「たいへんだ、燈馬くん!」
燈馬 「どうされたんですか先生!」
日林 「預言書によると、近く大規模な災害が起こる!」
燈馬 「な、なんですって!?」
日林 「ネズミは地震を予感して集団で逃げ出すことがあるという。このカルトロップどもの行動は、まちがいない、五川(ウーセン)大地震と同規模の地震が、ここ小坂を中心に起こることを予見しているんだよ!」
燈馬 「なるほど、それなら僕たちはどうしたらいいんですか?」
日林 「私は全ての人に警鐘を鳴らすため、真実を伝える活動を行う。燈馬くん、君はセラフィムに向かってくれ。セラフィムと協力して、大地震の発生を食い止めて欲しいんだ!」
燈馬 「わかりました先生!」



雛代 「きゃあああああ」
 その瞬間、中土井(パイナップル柄アロハ)と小柴の動きは迅速だった。小柴は直ちに雛代を庇うように敵との間に移動し、中土井は剣を構え突撃する。一瞬の戸惑いを見せた雛代も2人の姿を認めると、彼らが最大限の動きが出来るように"人形"を構築した。
 感嘆すべきは、この一連において、3人は目配せひとつも交わさなかったのである。信頼と、経験。千呪印は金の力で全てを手に入れたが、付き従う3人はそれによって手に入らないただ2つの物を、すでに手にしていたのである。
中土井 「こりゃあ……どういうことだ?」
 3人の前に立ちふさがったのは、カルトロップアタッカー。それが1024体
小柴 「雑魚はどうとでもなりますが……これは、千呪印様のお力をお借りしないといけないかもしれませんね」



 セラフィム小坂支部、そこに集められた8人に対して、ジョーが告げたのはあまりにもむちゃくちゃな現実であった。
ジョーさん 「カルトロップ・モヒカン(0Lv最弱カルトロップ)が、きちんとしたカルトロップとなって、しかも統率だって行動しているらしい」
東郷 「どういうことだ?」
ジョーさん 「どういうこともこういうこともない、とにかくカルトロップが大量発生してるんだ」
刃字忌 「ウチにも来たよ、瑠璃いないのに瑪瑙は是空や千鶴といっしょに『誰が一番多く倒せるか競争ですよー!』とか言いながら出て行っちゃうし……ウチの回りはなんだか掃除機みたいのに吸い込まれてるから大丈夫だけど……」
ジョーさん 「どうやら、カルトロップは、どこか1箇所に向かって進んでいるものと、統制だって強いマイトを襲撃しているものがいるらしいんだ」
横太郎 「ゴンの野郎、いけすかないけど悪いやつじゃなかったんだがなあ……死んじまっちゃどうしようもねえ」(生きてました)
 「その1箇所っての、怪しいわね」
北国 「その場所はわからないんですか?」
ジョーさん 「9課のほうで探しているんだが、一般人への情報統制で手一杯らしい」
千早 「それで私たちにお鉢が回ってきた、というわけですね」
ジョーさん 「そういうことだ。しかしのんびりしてもいられない」
麗美 「どういうこと?」
ジョーさん 「こちらから打って出るんだが……すでに包囲されている」
燈馬 「な、なんですって!?」
謎の声 「そこで俺の出番、ってわけよ!」
一同 「誰だ!?」

 オールドスタイルなシャツにリーバイス、拍車付きの皮ブーツとテンガロンハット。バンジョーをBGMに入ってきた男は、ほんの1ヶ月前まで敵だったはずのセラフィム一同を見回し、にやり笑った。

ジョーさん 「葵……くん、だったかな?」
 「小柴さんから話は聞いた。本当なら千鶴と聖も連れてくるべきなんだろうが、あいつらはあいつらで忙しいらしい」
ジョーさん 「協力してくれるのか?」
 「ダンナの命令とあっちゃ、な」
ジョーさん 「ありがとう。感謝する」
 「……へっ」
ジョーさん 「早速だが、まずは下の敵を倒さないとそのボスを叩くことも出来ない。みんな、やつらを倒してくれ!」
一同 「了解!」



 入り口は封鎖されているため、窓から飛び降りる一同。麗美はわざわざカルトロップを蹴って電柱のうえに上ったり。
カルトロップ 「俺を踏み台にしただと!?」)
 味方は9人、対する敵側はカルトロップファイター1024体とカルトロップディフェンダー1024体、その数の差なんと114倍!
 悪魔化も完了、いよいよ戦いが始まろうとした瞬間!

 ドンガラガッシャーン!!

 黒塗りのベンツがカルトロップを9体ほど撥ねながら登場、後部座席から降り立ったのは1人の男。
 「若、頼みましたよ」
次郎 「おうよ! うおおお、カチコミじゃああ!」

 これで数の上では10体1024、それでもおよそ100倍の戦力差に変わりはなく……
――いや、それは違う。
統制が取れようとも所詮はカルトロップ、PC10人による総攻撃の前にはあっさり沈んだのでありました。



 ちなみに今回使った特殊ルール「群体」
・基本的にエネミー作成ルールに従って「1体として」データを作る。
・レベルは「元となるカルトロップ」のレベルに、人数が2倍になるたび+1Lv。アタッカー(Lv1)が1024(2^10)体で、1+10=11Lv。
・回避能力、行動値は低め、攻撃力、戦闘修正が高め。
・特殊能力は「元」の持っているものを基準に取得する。
・《巨大》が付与される。
・範囲攻撃・複数攻撃に対して弱い。半径5mの攻撃だと防御力を引いた後2倍、10mで3倍、20m以上で4倍。n体対象の特殊能力は、n体ぶんのダメージを「1体」に与えることが出来る。



 そして9課から得た情報をもとに考えた結果、その「1箇所」は小坂城であることが判明、一同は9課の用意したヘリオスに乗って向かうのであった。

 小坂城天守閣――の屋根の上。一人の女が、そこにいた。
カルトロップが集まる。集まる。集まる。
1000人ほどだろうか、ある程度集まったところで、女はにこり微笑む。
その瞬間。1000人はひとつになった。
1000人は一糸乱れぬ動きで敬礼を取る。くるり振り返り駆け出す。新たな標的のもとへ。
麗美 「ずいぶんと、派手にやってるみたいじゃないの」
 「気にいらねえな」
麗美 「そうね」

 2つの銃声が、鳴り響いて。
 1人の女が、倒れ伏して。
 10000体のカルトロップが、怒りに震えた。



 シヴァの園、本部前にて。
日森 「《爆炎、烈波》あああっ!」
カルトロップ・シューターA 「タダでは死なない、《爆散器官》!」
日森 「ギャーッ!?」
朱泉 「《身代わり人形》っ! 日森くん、大丈夫?」
日森 「ありがとう、助かったよ」
謎の声 「食らえ、《大海嘯》!」
カルトロップ 「うぎゃあああああっ!?」
日森 「この声は……留衣さん!」
留衣 「日森クン、助けにきたよ!」
日森 「いや、朱泉さんまで流れてるから!」



 小坂某所、ヘリオスの上から。
一佐 「ふう……さすがにこの数はしんどいなあ」
恵理 「ご無事ですか?」
一佐 「無事は無事だがさすがにキツい、息が切れるな」
恵理 「もしかしてトシですか?」
一佐 「おいおい、勘弁してくれよ」



 小坂某所、何事かと出てきた一般市民の前で。
千呪印 「なにもないですよ~」(《後光》しながら両手ぐるぐる)



 小坂某所、こちらも一般市民の前で。
上條 「ザ・ワールド! WRYYYYYYYYYYY!!」
一般市民 「う、動けない!?」
日林 「あのモヒカンは地底人デロの尖兵で、地上支配のための侵略を始めたんだよ!!」
一般市民 「な、なんだってー!?」
(両方とも一般人の記憶を消すための《悪魔の咆哮》の演出です)



 小坂某所、ドヨ川河川敷。
是空 「《獣王撃》から《全力攻撃》《豪腕の一撃》!」
千鶴 「《電光の一撃》・《一撃》・《一撃》・《二連打》っすー!!」
瑪瑙 「《超軟体》が無いのは知ってます、《電雷領域》!」
 「《獣王撃》から《治癒光》!」



 小坂某所、路地裏の片隅。
タマ 「む、この神的存在、むしろ神である私に刃を向けるか!」
カルトロップ 「シャギャー!」
謎の声 「《幻影矢》!」「《雷龍撃電》!」
カルトロップ 「ギャギャー!」
アイリン 「ただいま参上、ゴージャス・アイリン!」
りる 「べ、別にアンタを助けたんじゃないんだからね!?」
タマ 「うむ、言葉の上ではなんとでも言っているがいい。神は寛容だからな」



 戦いは苛烈を極めた。
しかし、次郎&東郷&横太郎の《獣王撃》からのコンボ、刃字忌の《ヴォーテクス》無双、燈馬&唯&葵の《二連射撃》&《三連射撃》&《火炎弾》、麗美の味方まで巻き込む《爆炎球》、そして北国による《氷城鉄壁》&千早の《聖なる息吹》による防御と回復。
すべてのコンビネーションの前には、急造の統制などあって無きが如しであった。
 カルトロップ10240体とトリブルス・マザー1体は、10人の悪魔憑きの前に倒れ付したのである。
――ってか《因果律干渉》が強すぎる。PC人数が多いと化けるね。あとはFAQで公式に認められちゃった《効果固定能力》+《氷城鉄壁》も。あえて穴の多いデータにはしたんだけど、まさかこれほどとは。葵しか暴走しないでやんの。

 トリブルス・マザーはせっかく《超閃光》(修正含め命中32+4d、〈閃光〉属性特殊3d+30ダメージ)を持たせたというのに、戦闘中全ターンにおいて致命的失敗。カルトロップ1024体軍団にも《復活》を持たせたのに、行動値が低いせいで攻撃が回ってくる前に《殺戮刀牙》で潰される。とーほーほー。



 《魔種吸引》したトリブルス・マザーから得た情報は、その場にいた一同を驚愕せしめたのだが……それはまた、別の話。別の話を考えるのは……あなたなのかもしれません。

GM注:この事件の経緯については投げっぱなします。誰かうまい理由を思いついた人は連絡ください。

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