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グランプリトライアル静岡@MTG結果報告 by みのる

2014年11月24日 22時29分19秒 | 今日の活動報告(昼/放課後/その他)

本日は兵庫県民会館でMTGスタンダードの大会がありました。そこでTop4に入れたので、戦勝祝いに大会レポートをお送りします。

普段から某ヒミコさんをこういう大会があるたびにTop8入れたらブログって煽っていたら自分がその立場になってしまうとは・・・。ああ、ヒミコさんがなんで報告してないかって?察してください。今彼は疲れているのです。なれないデッキ使うから・・・

 

MTG
1993年に発売された世界初のトレーディングカードゲームであり、このゲームによってトレーディングカードゲーム(TCG)というジャンルが生まれた。公式にはマジック、M:tGのように略され、他にもギャザなどと呼ばれる。このほか、「もっともよく遊ばれているTCG」などでもギネス世界記録に認定している。メインデザイナーのリチャード・ガーフィールドは、このゲームを作ったヒントがボードゲームのコズミック・エンカウンターに あると話している。コズミック・エンカウンターの基本的なルールは簡潔なもので、そのままでは単調な展開にしかならない。しかし各プレイヤーはプレイ開始時点に“特殊能力”を与えられており、時には基本ルールを逸脱するような特殊ルールが適用される。これによってゲームの展開やバランスはプレイごとに大きく変化する。マジック:ザ・ギャザリングを初めとするTCGにおいては、一定の制限内で好きなようにカードを組み合わせたデッキ(山札)を各プレイヤーが用意する。さらに、多くのカードが原則を破る特殊ルール(極端な一例として「ライフが0になっても敗北しない」「山札切れすると勝利する」など)を持っている。これにより、コズミック・エンカウンター以上に多彩かつダイナミックな展開が実現された。このゲームは発売されてから短期間の内に驚異的な人気を得て、TRPG関連の新興零細メーカーに過ぎなかったウィザーズ・オブ・ザ・コースト社を一気に成長させた。そしてその人気に触発されて多くのメーカーが次々とTCGを発売した結果、僅か数年でTCGがゲームの一ジャンルとして確立したのである。人気は他のゲームジャンル・漫画にも影響を与えた。ポケットモンスター、遊☆戯☆王はこのゲームの影響を強く受けている。大会形式も確立されており、世界中でトーナメントが開かれている。世界中からトッププレイヤーが集結して開催されるプロツアーや世界選手権を目指し、生活をマジックに捧げてまで世界を相手に競う若者も多い。(wikipediaより)

 

知らない人のためにこのグランプリトライアルってどういう大会なのかと説明します。

MTGにはグランプリという大会が定期的に開催されます。その規模は最近あったグランプリ神戸という大会で2000名超のMTGプレイヤーが集まったほど。そしてこの大会は上位に入賞すれば数十万円の賞金もでます。

しかし2000人という規模、試合数にして12~15回戦もあります。そんな中を10勝以上するのは至難です。

そこでこのグランプリトライアル(GPT)という大会があります。GPTはグランプリがある数か月前から全国各地(全世界各地)でいくつも開催され、そのGPTで優勝するとグランプリ本戦の1,2回戦を不戦勝にできる権利が与えられます。純粋に勝利数が+2されるのでグランプリで上位に入るためにかなり有利になりますというか不戦勝もってないと最近のグランプリは無理

 

 

説明が長くなりましたが、カードゲームの戦いでシード権をえるための大会だと思ってください。そんな大会のために参加しておられる方は皆本気で勝ちに来ております。大会運営ルールもすこし厳しいものとなっております。

というわけでそんな大会にヒミコさんと私が不戦勝を求めて突撃してきました。当然、狙うは優勝!

22人参加の5回戦。その後、Top8でのトーナメントで優勝決定ですので3勝1引き分けくらいでTop8進出できる計算。つまり許されるのは1敗のみ

 

 

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以下大会レポートです

私が使用したのは、コール・ホーネットという青赤緑コントロールデッキ。ヒミコさんからはローグ(※大会でそのデッキタイプの使用者が極少数のデッキをさす。つまり皆が使っている主流デッキから離れたデッキのこと)と呼ばれましたが・・・

本気で優勝を狙うって言ったら主流デッキのほうがいいという人が多いかもしれませんが、自分が独自に作ったデッキで勝つのは楽しいので(勝てるとは言ってない)。

どういうデッキかというと<スズメバチの巣>というクリーチャーを足止めするのには最強の性能をもったカードを中心に、赤の除去でそれを補うというコンセプト。一旦相手の勢いを止めれば、<スズメバチの巣>と<紅蓮の達人、チャンドラ>というカードが組み合わさることによって毎ターンこっちの場に戦力が補充されます。さらにデッキ名にもある<召喚の調べ>は<スズメバチの巣>をデッキからサーチする、場が硬直した後は<スズメバチの巣>からでたトークンを餌に大型クリーチャーを持ってくる事が出来ます。青いカードは、大型クリーチャーで性能の高い<嵐の神、ケラノス><サグのやっかいもの>とドローと打消し呪文が少量入っています。

このように普通に対クリーチャー性能は高いデッキです。その反面、コントロールというまともにクリーチャーで戦闘しないアーキタイプとあたるともうそれはフルボッコにあいます。まあ最近はコントロールというアーキタイプは大会であんまりみないですし、少量の対策カードも入っているのでなんとかなるさ。

そう思っていました、ええ。

 

後、ヒミコさんは青白コントロールを使用していました。このデッキは、現在主流デッキ(つまり強いデッキ)であるアブザンに対して有利なデッキ(マルドゥとか)に対して有利なデッキです。つまりヒミコさんとしては強いデッキを対策したデッキに対して勝とうとしたのですね。

 

1回戦 vsジェスカイ・コントロール 負けー負け

あれ、コントロールっていないんじゃなかったっけ。

その一言でした。最初からジェスカイランドを置かれたのでジェスカイテンポだなと思って試合を進めるのですが相手がクリーチャーを出してこない=こっちの<スズメバチの巣>と赤の除去はなんのいみもない・・・。

Game1

重要なカードだけ相手にカウンターされ、こっちの<スズメバチの巣>がぽつんと立っている間に、相手の火力がこちらに襲いかかる!なすすべもなく負け

Game2

今度は<スズメバチの巣>とかいうニートを解雇して<灰雲のフェニックス>で攻めるデッキにサイドチェンジ。こっちのフェニックスが相手のライフを7まで削るも、こっちのエンドに相手が<ジェスカイの魔除け>でフェニックスが山札にもどされる→もう一回出そうとしたところを相手が<軽蔑的な一撃>でフェニックスをカウンターするという美しい流れで処理される。そこで手札の尽きたこっちに対し、相手はこのデッキが対処できない<嵐の神、ケラノス>を悠然とプレイ。なすすべもなく負け

ちなみに相手の方はこの後順調に勝ち星を重ねてTop8に入っておられました。

 

ちなみにヒミコさんはアブザンという主流デッキと対戦して力尽きていました。そら(主流デッキの対策デッキに勝つデッキ組んだら)そう(主流デッキに対して弱くなるのは必然)よ

 

2回戦 vs赤単 負けー勝ちー勝ち

対戦相手の赤単はとにかく速くクリーチャーで相手を殴り倒すデッキ。主流であるアブザンでもこの速度にはついてこられません。

Game1

そんな速いデッキ相手にね、くそ遅いこっちの初動(4ターン目ポルクラノスが初動)+赤が出ないっていう色事故+スズメバチは引かなかった。相手4ターン目の攻撃でこっちのライフは3。相手の場には6体のクリーチャー。負け。ちなみにどう考えてもマリガンミスです

Game2

今度はこちらマナクリーチャー→<紅蓮の達人、チャンドラ>と展開でき、相手の生物を焼きまくる。相手がチャンドラを倒そうと生物を展開したところに<神々の憤怒>で一掃。その後に<スズメバチの巣>で相手の攻撃をシャットアウト。勝ち

Game3

相手がマナフラッド。相手が繰り出す生物もこちらの<稲妻の一撃><神々の憤怒>の前に殲滅される。なすすべもなく相手は負けた。

 

このマッチアップは概して(特にサイド後)こちらが有利ですね

ちなみにヒミコさんはアブ(ry

 

3回戦 vsティムール・アグロ 忘れたけど勝ち

相手は<凶暴な拳刃><世界を喰らうもの、ポルクラノス>という緑の高性能生物をカウンターと火力でサポートするデッキ。つまり相手には<スズメバチの巣>をどうにかするすべはほとんどない。勝ちは<スズメバチの巣>で止めて、空から相手を殴って勝ち×2。相手が<嵐の息吹のドラゴン>で殴ってきたときも自分の<スズメバチの巣>に火力うってインスタントで蜂量産してブロックして撃墜した。

 

 

4回戦 vs赤白トークン 負けー勝ちー勝ち

相手はMTG界隈では有名な方。プレイングもすごく早い。しかしここで勝てば私のTop8が確定する。

Game1

相手のブリマーズ除去できなかったよ・・・。トークンで押し込まれた後、本体に火力叩き込まれ負け。

Game2

相手の初動を<稲妻の一撃>でさばいたあと、<スズメバチの巣>を出すも除去されてしまう。こちらはすぐに<クルフィックスの狩猟者>を場に追加。ライフを得て相手の攻撃を抑制する。さらにこちらは2枚目のスズメバチと<紅蓮の達人、チャンドラ>を追加し、手札には追加の<スズメバチの巣>を持ってくる<召喚の調べ>。相手の攻勢を完全にシャットアウトしながら空から殴って勝利

Game3

相手が痛恨のダブルマリガン。その状況からでも相手は<僧院の速槍><道の探求者><オレスコスの王、ブリマーズ>と生物を展開してくるものの、こちらも火力乱打で相手のカードを完全に除去するモード。相手が息切れして投了。勝ち

 

ヒミコさんはまたアブザンに当たっていました。

 

5回戦

お互いにTop8を確定させるために合意引き分け。これで311分けになり総合順位6位でトーナメント進出が確定しました。

 

 

というわけで今度はTop8トーナメント。ここからは負けは許されません。

しかし、このデッキなら並のビートダウンには勝てる、そう思っていました。

Top8に残ったデッキを見渡すと

<ジェスカイ・コントロール>←1回戦で当たった方

<ジェスカイ・コントロール

<赤白トークン>

<赤白英雄>

<マルドゥ・コントロール

<アブザンミッドレンジ>

<不明>

 

おかしいな、コントロールって絶滅したんじゃなかったっけ・・・・。なおこのデッキ、アブザンにもとくに有利ではないといっておきます。

しかも絶対無理な1回戦の相手が残っておられるよ・・・

 

気を取りなおしてトーナメントに挑みます

ここからはヒミコさんが対戦記録とってくれていたのでコピペ。

 

準々決勝

みのるさんは順位の関係で後手。相手は赤白英雄的。速槍2枚を軽やかにだしながら恩寵の重装歩兵も並べ、さらにタイタンの力でて3T目に9点。

しかしここで<神々の憤怒>をプレイ。相手の場を一掃。何もできない相手に対し、みのるさんは<龍語りのサルカン>をプレイ。<掻き立てる炎>も合わせて相手のライフを削り切り一ゲーム目を制する。

負け先でみのるさん再び後手。

相手の最初の挙動はラゴンナ団。みのるさんは占術土地。相手はさらにイロアスの英雄、そしてモーギスの軍用犬を授与でキャスト。対抗して巣をキャストするが岩への繋ぎとめで除去られる。

辛うじてイロアスの英雄を掻き立てる炎で除去。ここで相手はラゴンナ団にさらなる軍用犬を授与します。残りライフは22枚目の巣を引き込んだみのるさんはそのままキャスト。強制的にアタックしないといけないパワー6のラゴンナ団をブロックして6体の蜂トークンが出現。

さらにフェニックス、ドラゴンを叩きつけ、相手は次の矢が引けず投了。

 

準決勝

Game1

みのるさん先手マリガン。互いに3枚土地を置くまで動かない静かな立ち上がり。先に動いたのはみのるさん。フェニックスに出します。相手はエンドに稲妻の一撃からのカマキリ。みのるさんも稲妻でカマキリを除去。

変異状態のフェニックスを再び稲妻除去した相手に対しみのるさんはポルクラノスをプレイ。一方相手は<時を超えた探索>でハンドアドバンテージを稼ぎます。しかし相手が出してきたペスを軽蔑的な一撃でかわす。

しかしかき立てる炎を解消され、さらにポルクラノスを宿命的火災で除去られる。チャンドラを出すが返しにサルカンを出され殺される。サルカンに殴られながらもかき立てる炎と稲妻の一撃で相手ライフを0にしたみのるさんが1ゲーム目を制しました。

Game2

後手。

軽蔑的な一撃、かき立てる炎、ケラノスという重いハンドをキープ。今度は土地を5枚置くまで動かないスローペース。稲妻の一撃を相手が撃った返しにケラノスをプレイしますが弾かれます。

相手のカマキリにライフを削られ、除去のためのかき立てる炎をことごとく弾かれます。1枚は除去したものの3枚目のカマキリが着地し2体でアタック。さらに稲妻の一撃で9点を削りきられてみのるさんのライフは0になりました。

先手。

土地5枚のフェニックス軽蔑的な一撃という微妙なハンドをキープ。しかし女人像を引き込みキャスト。さらにフェニックスをプレイし、相手の打ち消しに否認を合わせて着地させることに成功。

対する相手もケラノスを着地させ、アドを生み出していこうとします。軽蔑的な一撃がめくれフェニックスを裏返して予言を撃ったのに対しみのるさんは6マナでフェニックスを表にしつつアタックしますが稲妻の一撃で再び裏に。

カマキリを出しますがここでみのるさんはブロックせずスルー。表に返して再びアタック。カマキリで相手がブロックしてまた裏返ります。エンドのディグに軽蔑的な一撃を合わせ打ち消しに成功。

ケラノスの効果で再び裏返ったフェニックスに相手はラスゴを撃ちます。徐々にケラノスにアド差を広げられ、頼みの調べも打ち消された上にジェイスの創意を撃たれます。

サルカンが手札にあると知りつつディグを打ち消さざるを得なくなり、最終的にサルカンの4点でゲームエンド。惜しくもベスト4敗退でした。

 

というわけで最後のほうは難しすぎて頭が消耗していました。プレイミス祭りでしたね

 

ただこういう大会独特の緊張感や相手との駆け引きはMTGの最大の楽しさだと思います。またチャレンジしたいですね

 


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