高畑勲監督、『かぐや姫の物語』、11/24、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞。2013年56本目。
昔話やおとぎ話に自分なりのアレンジを加えた二次創作は結構好きです。
かくいう自分もそういった二次創作小説を何編か書いてますしね(こちらやこちらなど)。
ただ、好きなことは好きなんですけど、既存の作品に手を加える以上は、え?このお話ってこんな解釈が可能なのか!とか、こんな観点で語ることが出来るんだ、といった新鮮な驚きが欲しいです。
当然この『かぐや姫の物語』も鑑賞前は高畑勲監督の、日本人なら誰もが知っている『竹取物語』に対する独自の解釈、もしくは何らかのアレンジがされているものとばかり思っていました。
しかし、実際に観て驚いたのは、本作が『竹取物語』のストレートな映像化だったことです。
何かしら新機軸があったとすれば、ヒロインであるかぐや姫に両想いの幼馴染みがいたことぐらいじゃないでしょうか。あとは相模の存在ぐらいか。
本作にあって『竹取物語』にないものって何かありましたっけ?いや、自分も『竹取物語』をそこまで細かく知っているわけではないですが。
それから、公式サイトや予告編で散々「姫の犯した罪と罰」と煽っておきながら、具体的にかぐや姫がどんな罪を犯したのか、ほとんど全く触れられないというのはどうかと思いました。推測するにしても材料が乏し過ぎます。感心しませんでした。
水彩画のような、絵巻物のようなタッチの画は、この『かぐや姫の物語』を表現する手段としてこれ以上のものがあるとは思いません。製作費が五十億円かかったと言われれば納得の出来ではあります。
ただ、それも好みではあるんですよね。このタッチが嫌いだという人も当然いるでしょう。正直自分もそんなに好きじゃないです。
ストーリーやキャッチコピーは感心せず、画は好みではなかったので、この作品に対する自分の評価は高くないです。
でも原作は千年の長きにも渡って日本人の間で語られてきた物語なので、余計なアレンジは必要ない!と考えることは出来るでしょうし、また、画に関してはこれ以上美麗なものはないと思う人もいるでしょうから、本作を2013年最高の映画と評価する人がいたとしても不思議には思いません。
お気に入り度は★★★、お薦め度は★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
昔話やおとぎ話に自分なりのアレンジを加えた二次創作は結構好きです。
かくいう自分もそういった二次創作小説を何編か書いてますしね(こちらやこちらなど)。
ただ、好きなことは好きなんですけど、既存の作品に手を加える以上は、え?このお話ってこんな解釈が可能なのか!とか、こんな観点で語ることが出来るんだ、といった新鮮な驚きが欲しいです。
当然この『かぐや姫の物語』も鑑賞前は高畑勲監督の、日本人なら誰もが知っている『竹取物語』に対する独自の解釈、もしくは何らかのアレンジがされているものとばかり思っていました。
しかし、実際に観て驚いたのは、本作が『竹取物語』のストレートな映像化だったことです。
何かしら新機軸があったとすれば、ヒロインであるかぐや姫に両想いの幼馴染みがいたことぐらいじゃないでしょうか。あとは相模の存在ぐらいか。
本作にあって『竹取物語』にないものって何かありましたっけ?いや、自分も『竹取物語』をそこまで細かく知っているわけではないですが。
それから、公式サイトや予告編で散々「姫の犯した罪と罰」と煽っておきながら、具体的にかぐや姫がどんな罪を犯したのか、ほとんど全く触れられないというのはどうかと思いました。推測するにしても材料が乏し過ぎます。感心しませんでした。
水彩画のような、絵巻物のようなタッチの画は、この『かぐや姫の物語』を表現する手段としてこれ以上のものがあるとは思いません。製作費が五十億円かかったと言われれば納得の出来ではあります。
ただ、それも好みではあるんですよね。このタッチが嫌いだという人も当然いるでしょう。正直自分もそんなに好きじゃないです。
ストーリーやキャッチコピーは感心せず、画は好みではなかったので、この作品に対する自分の評価は高くないです。
でも原作は千年の長きにも渡って日本人の間で語られてきた物語なので、余計なアレンジは必要ない!と考えることは出来るでしょうし、また、画に関してはこれ以上美麗なものはないと思う人もいるでしょうから、本作を2013年最高の映画と評価する人がいたとしても不思議には思いません。
お気に入り度は★★★、お薦め度は★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。







