この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

とうとう単行本を買っちゃった『奴隷区 僕と23人の奴隷』。

2013-11-03 21:10:24 | 漫画・アニメ
 以前からコンビニで立ち読みをして、なかなか面白いなと思っていた『奴隷区 僕と23人の奴隷』の単行本をとうとう買っちゃいました。といってもブックオフでですけどね。笑。

 『奴隷区』なんて過激なタイトルですが、要は『ライアー・ゲーム』や『カイジ』シリーズに連なる心理ゲーム系の漫画です。
 この手の漫画は、読んでいくうちにゲームのルールが次々追加されて後出しジャンケン感がハンパなかったり(『デスノート』とかね)、いくらなんでもそこまで展開は読めんだろと言いたくなる神プレイヤーが存在したりするものですが、この『奴隷区 僕と23人の奴隷』は3巻までを読む限りはそういったことはなさそうです。

 勝負事の決着ってどうやってつくのか。
 本来勝負事というのはどちらかが負けを認めたとき、言い換えれば敗北感を抱いたとき、初めて決着ってつくのだと思います。
 しかし、敗北感なんてものは目に見えないから、スポーツやゲームではわかりやすく決着がつくようにルールが定められているんですよね。

 この漫画ではその敗北感を正確に検知する器具(作中では「S.C.M」)が出てきて、勝負に負けた方が相手の奴隷となります。
 奴隷は主人に対して絶対服従なんだけれど、単純に人形となるのではなく、感情までは支配できないといったS.C.Mの設定が物語を面白くしています。

 タイトルに「23人の奴隷」とあることからもわかる通り、総勢23人の登場人物がいるのですが(3巻までで10人ぐらい)、一人一人のキャラが立っていて、そのこともさらに物語を面白くする要因となっています。

 ところでこの『奴隷区 僕と23人の奴隷』、『ワンパンマン』などと同じでウェブ連載なんですよね。
 漫画の連載は雑誌でするのが当たり前だったのが、そのうち漫画の連載はウェブでするのが当たり前の時代が来るのかもしれませんね。
 それはさすがに寂しいなぁ…。
コメント
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