ブログ 「ごまめの歯軋り」

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石原都知事 地裁判決に吼え、裁判官を罵倒

2006年09月22日 | 時事問題
asahi.com 2006年09月22日19時09分
石原都知事「控訴は当然」 日の丸・君が代訴訟

 「入学式や卒業式での日の丸・君が代の強要は違憲だとする東京地裁判決について、東京都の石原慎太郎知事は22日の記者会見で「控訴するのは当然だ」と語り、都立学校の教職員に起立や斉唱を指示する方針を見直す考えはないと述べた。 会見で石原知事は「あの裁判官は都立高校の実態を見てるのかね。現場を見てみるといい」「規律を取り戻すには統一行動が必要。その一つが式典での国歌・国旗に対する敬意だと思う。それがすべてとは言わないが、これも一つの手だてだ」などと語った。 さらに、「(都教委の)通達に従って、学習指導要領で要求されていることを教師が行わない限り、義務を怠ったわけだから、いきなりクビにするわけじゃないけれど、処分は当たり前じゃないですか」と述べた。」

予想通りに、石原都知事は裁判官を侮辱しました
馬鹿は死ななきゃ直らねーとは石原右翼頑固親父のことだ。控訴は当然するだろうと思っていたが予想通りに裁判官に噛み付いた。自分だって現場は知らないくせに裁判官に高校の現場を見ろとおっしゃる。なんだ目的は規律を守ることだったのか。国歌国旗は踏み絵にしたと図らずもおっしゃた。手口の一つだったですね。学習指導要綱は戦争における命令と同じような言い方ですが、これは憲法上間違っています。憲法の思想信条の自由のほうがはるかに学習要綱より守るべき順位が高い。間違った指導要綱には随う必要は無い。

ブログ内でカテゴリーと検索の利用をお勧めします

2006年09月22日 | 写真館
私のブログも4ヶ月もなりますと記事数は500件を超えました。自分でも記事に重複が無いか、関連の記事を探す場合や、アップしたかどうか分らなくなる場合があります。そのときは写真や絵や詩の場合はカテゴリーをクリックして画面を流して調べます。コメント記事の場合数が多いのでカテゴリーよりは検索に入力して調べたほうが流すよりは早いと思います。どうぞご利用ください。

骨髄移植を待つ白血病患者を助けて!

2006年09月22日 | 時事問題
asahi.com 2006年09月22日15時46分
骨髄ドナー、辞退相次ぐ 「適合」後に負担痛感
 「骨髄バンクが91年に発足して以来の悲願、「ドナー登録30万人」が近々達成されそうなのに、移植が思うように進まず、待機患者も増え続ける事態が起きている。白血病を題材にした小説や映画の大ヒットなどでドナー登録は急増しているが、移植可能な患者が見つかっても、「仕事があって行けない」などと断るケースが多いのが大きな理由だ。骨髄移植推進財団は「30万人」の見直しも含めて検討を始める。
04年度までは年間の新規登録は1万1000~2万6000人で推移してきたが、昨年度は4万5000人超。今年8月末の累計は25万7104人になり、来年度の目標達成は確実だ。 一方、財団などの仲介で移植を受けた患者は、今年8月までに7650人に上る。しかし、新たな患者も登録され続けており、現在、移植を待っている患者は3000人を超えてこれまでで最大規模だ。」

ドナー登録30万人達成と移植を待つ患者への支援を向上する施策は?
 日本の献血は赤十字が行う善意の献血のみで成り立っている非常に優秀で安全なシステムであると評価されている。したがって骨髄移植ドナー問題も基本的には善意でのみ成り立つものと理解したい。私の息子も白血病になった時は恐怖と失意に打ちひしがれた経験を思い出す。幸い息子の年齢が小さいことと、急性リンパ性白血病ALLだったので骨髄移植に頼らずに、薬剤治療と放射線治療で完治しいまや壮年となって社会で働いています。私自身は骨髄移植ドナー申し込みをしたら50歳以上はだめということでした。また知り合いの母親が娘の白血病を自分の骨髄移植で助けたと言う幸運な話もあります。白血病には骨髄性や成人の場合は骨髄移植しか有効でない場合があるので、是非ドナー登録をお願いしたい。ただ日本人には親から戴いた体を傷つけてはいけない言う観念からかなかなか踏み込めない人も多い。臓器移植とは少し違う(血液も臓器だと言う医者もいるが)ので肉体を傷つけるものではないが、やはりそれなりのリスクはある。これからは医学も進歩するので骨髄以外からの移植も導入されるようだ。今は是非ドナーの善意を信じていきたい。

君が代斉唱強要は違法とする地裁判決に対する法相発言

2006年09月22日 | 時事問題
asahi.com 2006年09月22日13時02分
「英国の国旗も血塗られている」 杉浦法相発言
 「国旗掲揚・国歌斉唱は有意義としながらも、日の丸、君が代が軍国主義思想の精神的支柱だったことに触れ、起立・斉唱拒否に理解を示した」東京地裁判決を受け、杉浦法相は22日の閣議後の記者会見で、「個人的な一議員としての感想」と強調した上で、英国旗「ユニオンジャック」を例に引き、「『血塗られたユニオンジャック』という表現があるくらいだが、それでも英国民は国旗として変えない。そこを思い起こしてほしい」と話した。杉浦法相は「一部報道では、日の丸・君が代が軍国主義を連想させると言うが、戦争に至った経緯とは関係がない」と話した。

杉浦法相の発言には意味の深い内容がある
 
 懸案中の地裁判決に対して早速法相から反対と受け取られる発言が出た。裁判に影響する法相の発言は軽率である点は確認しておかなければなるまいが、なかなか本音がでているように思う。確かに革命でも起きれば国歌・国旗が変わることはあるが、そうでなければ変わらないのが歴史でもある。
 帝国主義・植民地主義時代の英国皇室の旗ユニオンジャックは血で染められたことは事実である。日本帝国主義の国歌・国旗も植民地主義に走った日中・日米戦争の時は血に染まった。何せ軍隊の先頭になって旗がひるがえり、占領したら君が代が斉唱された。戦後日本の国歌も国旗も変わらなかった。そこまでは法相の発言の論理は完璧である。しかし国歌・国旗に対していやな思い出を持ち起立斉唱できない人がいることも事実である。判決はそのような人の思想や気持ちの自由を憲法上保証して、都教育庁の起立斉唱強要は違法であるとした。
 そこを考えないと法相発言はこういうことになる。「どうせ国旗は血塗られているのが歴史なんだから、この事実を受け入れなさい」。血塗られた歴史を認めことは誉めるが、為政者として居直った論理である。

なんとも身勝手な米国の地球温暖化被害訴訟

2006年09月22日 | 書評
asahi.com 2006年09月21日
米加州、日米自動車6社を訴え 「地球温暖化で被害」
 「米カリフォルニア州司法当局は20日、排ガスによる地球温暖化で環境や健康、経済が被害を受けたとして、日米自動車大手6社を相手取り、損害賠償を求める訴訟をオークランド市の連邦地裁に起こした。 訴えられたのはトヨタ、ホンダ、日産の米子会社とゼネラル・モーターズ、フォード、クライスラー。 訴状によると、温室効果ガスの増加により、飲み水の供給源である山間部の氷原が減り、海水位があがり、山火事が相次ぐ被害が出ており、「州は事態に対応するため数百万ドルの支出を続けている」と指摘。同州の温室効果ガスの3割以上を排出している自動車大手6社に的を絞ったとしている。」

地球温暖化防止京都議定書から離脱した米国の身勝手さ、唖然 !
 なんと開いた口がふさがらないとはこの事を言うのだろう。自分達の無制限なエネルギー使用に足かせを嵌められたくないため京都議定書から離脱したのは米国だ。そのような国からどうしてこんな訴状が出るのか。目的はもっと低次元の政治的企みだと思いますがね。