今年の渓流/本流の総括その2(20200929)
2020年に新しく分かったことは何だろう。
3月の記録から順に確認していく。
1)グリキンチューブ細bodyハックルが効いた
チューブは下巻き済ヘラウキトップをエポキシで固めたものがベストだった。
2)グリーンフェザント#14-#10までが効いた
胸毛はシロクマ元毛、スロートはパートリッジ。
3)オオマダラカゲロウ時期はプロフェッサータイプが効いた
#10以上の大型のイエローフェザントでも良いと思う。
4)コリクサは試せず、効果は不明
5)稚鮎ミノーも十分に試せず効果不明
6)kencubeストロングティペット0.25号はヤマメに十分使える
ドロッパーでも大丈夫でこれは驚き(でも竿は選びそう)。
7)深く押しの強い瀬底を釣るにはポリリーダーheavy-sink10ftとフロロ3号3m+TGショット7gが良い
8)スズメバチ対策「オニヤンマ君」は心強い相棒だった
9)ショートヘッドの釣りは本流不可欠なテクニック
現時点ではザッとこんなところが思い付く。
なんと貧弱な1年だったろう。
でもまあ、元気に怪我なく過ごせたのは本当に感謝。
今年の渓流/本流の総括その1(20200928)
コロナと大水で今年の渓流/本流ヤマメは終わった。
本州遠征もコロナ流行期以降は全く出来なかった。
でも欧米ほどの被害にならずホッとしているのも事実。
皆でステイホームに努めた結果と思う。
さて昨今の釣り。
ステイホームも随分緩み、近県ならあちこち行ける様になった。
ただ、釣り場は本当に不自由だった。
これまで好きな流れを選んで遠征していた。
それが選べなくなり「行ける場で釣る」のがスタンダードに。
葛藤がかなりあった。
私自身のウェットフライもあまり進歩しなかった。
新しい鈎や釣り方を試す機会が少なすぎた。
しかし10月以降、九州ではニジマスの季節になる。
10月から1月いっぱいは宮崎県でニジマスが狙える。
河川は限られるけれど自然渓流と大きな湖が釣り場。
私の年間釣りサイクルだと9月末が一応の締日で10月が総括月間。
そして11月1日から新しい年度が始まる。
この10月は本当に特別な月。
ヤマメは終わるが、河川では鮎とニジマス、汽水や海ではハゼやシーバスが始まる。
しかし鮎はもう終盤の釣りだし、ニジマスは残りマスの釣りになる。
10月下旬から落ち鮎でリバーシーバスが盛んになるし、海ではハゼで賑わう。
10月はどうしても河口から海へと目が向く時期。
でも鮎の終漁時期、鮎バケ鈎を試す最後のチャンスだ。
今週末はまた鮎に賭けてみよう。
鮎のまとめ(20200928)
鮎の記録を読み返していて、marutoのd04#18を使うようになってフィッシュが減った。
ご本家の鮎バケ針2.3号とほぼ同じ形状だが、以前使っていた秋田狐0.8号よりははるかに大きく、重い。
それがテイクしない原因だろうか。
「七瀬川5回目(20200808)」
バレるのは身切れするからだろう。
歯が硬いからではさなそうだ。
柔らかい軟調のフライロッドを使えば身切れは回避できるかも。
とすると、今季10月までの鮎は小針を使ってみよう。
大分では尺アユが釣れるし、今の時期の鮎は型が良い。
なのでやや大針を使っていたが、これが裏目だったかもしれない。
小針でテイクさせ、軟調子フライロッドで身切れをかわす。
これでやってみよう。
追記)
改良鮎エサ1.5号にて。
これまでに作った鈎では最も小さい。
でもどうだろう、これで釣れるんだろうか?
フライフックなら#22程度か。
半沢直樹最終回(20200927)
性懲りも無く。
直樹くん、お疲れ様でした。
愛之助さん、大和田常務、中野渡頭取、花さん、白井大臣、児嶋さん、ミッチー様。
そして銀座ママ井川遥さん。
ありがとうございました、そしてお疲れ様でした。
痛みを負っても正直に生きることの素晴らしさを、このドラマは示したと思います。
本当にありがとうございました。
正直に誠実、日々邁進していきたいと思います。
書き損じたら悪いので、ここで記入を止めます。
川辺川6回目(20200927)
朝4時半起床、5時半出発、既に薄明るい状態、大分より夜明けが早い。
6時過ぎにJNC(株)竹の川発電所着、昨日よりはマシな状態。
昨夕はTG7gでも底が取れた気がしなかったので、今日はheavy-sinkポリリーダーを追加。
川辺川JNC(株)竹の川発電所下、五木宮園水位0.49m、0620−0730、晴れ、気温14度。
1)DO12ft#67、TEAL-MSD#56F、polyleader(heavy-sink)3m、フロロ5号3m、TGショット7g、フロロ0.8/1.5号、4本マルチ(グリキン#10、グリーンフェザント#10、グリキンチューブ35mm)。
テイク1回、ガツッーンというヤマメ特有のテイク、針先にヤマメの鱗だけがあった。
後は"ビョビョーン"というイダ特有のテイクが続きに続いた。
ゴムが掛かった?と思うほど独特の手応え、イダの口が柔らかいからだろう。
ヤマメの金属的なテイクとは全く違う。
イダは少し上のやや浅い弛みに群れていたらしく、4−5匹連続で釣れる。
こんな日はイダでも釣れれば良く、何も釣れないよりはマシ。
ほぼグリーンフェザントを喰う。
例外は35mmグリキンチューブをテイクした小イダ君。
写真はグリーンフェザントを喰った中イダ君。
ヤマメはこの下の沈み岩が並ぶ場でアタッた。
鱗の大きさから25cm前後だろう。
針先は鈍っていなかったので、糸を張ったタイミングでテイクさせてしまったのだろう。
あー勿体無い。
次のヤマメポイント、宮園へ向かう。
昨日より白濁りがやや落ち着いている。
横手公園の吊り橋を渡り、右岸から入渓、その後再度橋を渡り左岸からも再入渓。
川辺川宮園地区、五木宮園水位0.47m、0800−0930、晴れ、気温14度。
1)DO12ft#67、TEAL-MSD#56F、polyleader(heavy-sink)3m、フロロ5号3m、TGショット7g、フロロ0.8/1.5号、4本マルチ(グリキン#10、グリーンフェザント#10、グリキンチューブ35mm)。
ノータッチ。
朝一だったら違ったかもしれない。
その後もう一度、川辺川JNC(株)竹の川発電所下に戻る。
今朝のヤマメのリベンジ。
着いてみると鵜が既に朝食後、川から上がって休憩していた。
そこは今朝ヤマメがテイクしたポイント!
鵜を追い払った後、ドロッパーを結び直して時間稼ぎ、梶原川合流部から始める。
川辺川JNC(株)竹の川発電所下、五木宮園水位0.49m、0620−0730、晴れ、気温14度。
2)DO12ft#67、TEAL-MSD#56F、polyleader(heavy-sink)3m、フロロ5号3m、TGショット7g、フロロ0.8/1.5号、4本マルチ(グレートセッジ#10、グリーンフェザント#10、グリーンフェザント#10、グリキンチューブ小)。
安定のイダ祭り。
ヤマメのテイクポイントでもイダ祭り。
ほぼグリーンフェザント、1匹だけがグリキンチューブ小。
ヤマメはやはり朝一か。
迷ったけれど梶原川の下流域に入る。
昨日のさらに下流、ほぼ川辺川合流点近く。
釣れる気がしないが折角の川辺川と梶原川、ヒト流しだけだから、と入渓。
梶原川下流域、1030−1100、晴れ、気温17度。
2)DO12ft#67、TEAL-MSD#56F、polyleader(heavy-sink)3m、フロロ5号3m、TGショット7g、フロロ0.8/1.5号、4本マルチ(グレートセッジ#10、グリーンフェザント#10、グリーンフェザント#10、グリキンチューブ小)。
ノータッチ。
もっと上に行けば釣れるのかもしれない。
堰堤より上だ。
でもほぼ源流域、本流の釣りではなくなる。
最後のポイント、五木小川(小川川と呼ぶ?)。
川辺川との合流部に入る。
この五木小川もかなり破壊されている。
川辺川合流部も流されたコンクリ基部が積み上がり、流れがかなり変わってしまった。
五木小川(川辺川合流部)、1100−1130、晴れ、気温21度。
2)DO12ft#67、TEAL-MSD#56F、polyleader(heavy-sink)3m、フロロ5号3m、TGショット7g、フロロ0.8/1.5号、4本マルチ(グレートセッジ#10、グリーンフェザント#10、グリーンフェザント#10、グリキンチューブ小)。
ノータッチ。
川辺川も入れる状態ではない。
残念。
五木小川、もう少し上流に向かう。
五木源パーク(ゴキゲンと読む)に駐車しその周囲を少しだけ釣る。
決して大きくはない河川なのでシステムを変える。
大分川の極細仕様にて。
五木小川(五木源パーク)、1200−1230、晴れ、気温24度。
3)DH12ft#23、DT#3F、フロロ1.5号、TGショット3.75g、フロロ0.4号の2本マルチ(グリーンフェザント、グリキンチューブ小)。
ノータッチ。
実はこの下に絶好の淵がある。
しかし小さな子らのファミリーが釣りしながらのピクニック中。
今日はここで十分だろう。
今年の本流ヤマメはこれにて終了。
ようやくの川辺川5回目(20200926)
前回は20200404、今回は5回目。
午前の仕事上がりで直ぐ高速へ。
約2時間半でインター着、直ぐ宿へイン。
土砂満載の大型トラックが何台も行き交う中、市街地の店舗は元気に営業している。
あくまでも印象だが、市内中心部には入らなかったものの復興は順調に進んでいる様子。
でも川沿いの破損はかなり酷い状況。
規模は違えど九州地方の大水被害の甚大さが伺える。
宿を出て上流へ向かう。
五木村付近、支流の五木小川は濁りがやや少なめ。
でも本流はかなり濁る。
さらに遡って本命宮園地区も結構ド茶濁り。
梶原川もそう、水量が多く白濁る。
でもこの白濁り、懐かしい犀川濁りとほぼ同じ。
こんな白濁りでも犀川は釣れるのだ。
梶原川下流域、1700−1730、曇り、気温27度。
1)DO12ft#67、TEAL-MSD#56F、フロロ5号3m、TGショット3.75g、フロロ1.5号、5本マルチドロッパー(大分川仕様)。
ノータッチ。
そのまま本流へ。
梶原川の水が本流の濁りに層を作っている。
この層にヤマメが付いている?
川辺川JNC(株)竹の川発電所下、五木宮園水位0.53m、1740−1800、曇り、気温27度。
2)DO12ft#67、TEAL-MSD#56F、フロロ5号3m、TGショット7g、フロロ1.2号、グリキンチューブ35mm。
ノータッチ。
かなりシモに餌師ご老人、そこで餌が釣れるのだろう。
餌が釣れるなら出水濁りでも私に釣れる可能性はある。
そのまま粘ったが無反応で終わった。
でも、ずっと立ちたかったこの本流。
マスが流れに付くように、私も流れに付いている。
マスが流れを選り好みする様に、私も流れを選り好みする。
その好きな流れがこれ。
釣れなくてもいい、好きな流れを釣る、それが本当に大事なことだと思う。
グリキンチューブ大(20200925)
35mmの小径チューブにて。
結構大きくて合うマテリアルがない。
散々探してまずフィラクーン(タヌキ)とシロクマガードヘアで巻く(写真左端)。
でもシックリこない。
やはりオーソドックスが一番と、マテリアル探し。
かなり古いナイトヘロンの羽根があったのでまずこれを使う。
今年5−6月にアマビエを巻いた時に覚えた大型の羽根の処理法で下ごしらえ。
さらに大型のパートリッジスキンから出来るだけ大きな羽根を探して調達。
ナイトヘロンはbodyハックル、大型パートリッジはスロートに使った。
ウィングはやはり大型のダックスキンから一番大きなフランク?フェザーを使った。
右3本がそれ。
ただ、、、大型グリキンを巻くなら、チューブは30mmまでが無難。
それ以上だとマテリアル調達が大変。
餌師釣果とフライ方程式(20200925)
今年の3月頃は、餌釣り:ウェットフライ=10:1 だと思っていた。
でも釣り進んでいくと、もう少し良いのかなと感じ始めた。
グリーンフェザントやグリキンチューブのお陰だろうか。
先日の古希餌師や大ヤマメ処理の福岡餌師の釣果と比べると、多分こうなる。
餌釣り:ウェットフライ=3:1
思い返せば去年9月末、私がいつも3匹程度釣る大分川で餌師2名が10匹程度釣っていて、この時の割合がなんと3:1だったのだ。
つまり、餌師釣果が3−4匹なら、私のウェットは1匹程度となる。
そう考えれば、餌師釣果から私が何匹釣れるのか予測出来る。
餌師釣果 ÷ 3 = 私の釣果の期待値 だ。
、、、ちょっと寂しい気もするが、そんなものだと諦めると気は楽になる。
しかも餌師釣果がそのまま「フライ方程式」の変数になるので、その匹数は本当に大切。
グリーンフェザントTMC2312#10(20200924)
左2本がパートリッジbodyハックルが少なく、中2本が多いパターン。
右端は茶スレッドを使ったためbodyの緑がくすんでしまった。
なので黄スレッドでほぼ巻きフィニッシュのみ茶スレッドを化粧に使うと全て解決。
胸毛はポーラーベアの元毛、チューブフライを巻く時のクズ毛を回収し使っている。
九州ではこれを通年バクバク喰う。
クラシカルなフェザントテイルの変化したものだが、九州では何故か緑が抜群にアタる。
目指せ餌超えとイキリたいところだが、待てよフライは人生の無駄を遊び倒す釣り、漁ではないのだ。
人生の無駄を無駄なく遊び倒してこそのフライフィッシング。
さあ、明日はグリキンのnormalチューブ。
ティペットが太いので極軽量に仕上げる必要はない。
追記)
奥は毎日帰宅し夕食後から直ぐ真剣にタイイングを始める私に構わずYouTube鑑賞。
いつものコントで笑っている。
真正面で笑うものだから時々目が合う。
「あなたをみて笑っているんじゃないよ?」
そういうものの、笑っている奥を見ていると意味もなく私まで笑ってしまう。
ああ、アクビが伝染るのと一緒か、納得。
、、、スレッドを切ってしまいそうになった。
酒は怖い(20200924)
先日、「半沢直樹」最終前回を飲みながら観た。
盛り上がって酒が進む進む!
皆がそうである様に私も自分の半生を重ね観た。
私とはまた違う人生の成功劇。
でもその社会的駆け引きと激突と成功/敗北が本当に懐かしい。
今はそんなダイナミックな人生を歩んでいないからこその想い。
でも、飲み過ぎには注意しよう。
下手すると私の個人情報までダダ漏らししかねない。
職場の教育ビデオに「ネットリテラシー」という教材がある。
視聴すると"こんなん当たり前だよなーしくじる方がどうかしている"と素直に思う。
もちろんそんな感想は匿名でも決して記入しないが。
でも、そのネットリテラシー、飲み過ぎると踏み越えそうになる。
本当に気をつけよう。
以前母からキツく申し受けたのが、
「人生の危機は、金、女、そして酒!」
ダジャレではないけれど、ハハー、ソノトウリデゴザイマスナ
追記)
今週末こそ「半沢直樹」の最終回!
ちょっとまずいなー酒量が進み酩酊しかねない。
ネットリテラシーを守るためPC電源は抜いておこう。
なんならPCを売り払っても良い。
フライフィッシングという奇跡(20200924)
カラスは光物などを集める習性がある。
http://karapaia.com/archives/52185704.html
その仕組みはよくわかっていないようだが、少なくともカラスは餌ではないガラス細工などを咥えるらしい。
マス類はどうだろう。
マスの索餌行動は故中野繁博士の研究に詳しい。
中野博士は「ヤマメ捕食周期は1分1回」を発見された。
もちろん餌でないのも咥えるらしい。
一般的に魚は色を見分けることが知られている。
「魚の視覚と釣果の関係にせまる:魚は色を見分けるのか?」
https://web.tsuribito.co.jp/beginner/tsuriesa190902
この色彩・色相を利用して餌じゃない物体を咥えさせるのがルアー・フライ(テンカラ)だ。
もちろん1分1回で捕食を繰り返すヤマメの場合、餌か否かを見極めるだろうから、疑似餌を間違って咥える確率は非常に低い。
ここが餌釣りと擬似餌釣りの決定的な違い。
そもそも擬似餌釣りでは、ヤマメが針を咥える確率は物凄く低い。
このためルアーには様々なパターンがある。
抽象的な色や形のスプーン・スピナーから、リアルさを追求し魚のスキンをそのまま被せたミノーまである。
この遊漁ルアーの歴史は西暦1800年代イギリスからが有名らしい。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ルアー
一方でフライの歴史は西暦200年頃が出典の最古とされている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/フライ_(釣り)
http://nobi75006.jugem.jp/?eid=36
日本では沢田賢一郎師が昭和40−50年代からイギリスのフライフィッシング 文化を日本に紹介し普及にご尽力された。
師の業績としてフライの2000年近い歴史の中で生き残り磨き込まれた400以上のパターンが日本に伝わっている。
https://www.amazon.co.jp/ウェットフライ―400パターンとドレッシング・テクニック-TULCHAN-BOOKS-沢田-賢一郎/dp/4916020138
この沢田賢一郎師の業績を頼りに今日のタイイングと日々の釣りがある。
つまりグリキンなど私の巻いたフライをヤマメが咥える偶然は、フライ2000年の歴史がもたらす奇跡でもある。
2000年の歴史に裏打ちされた人生の無駄を謳歌する時間、それがフライフィッシング。
古希餌釣り師に釣り負けて何だ、私は人生の無駄をトコトン楽しんでいるのだ。
、、、でもまだ働ける身、何もかも無駄にせぬよう、気を付けて時間を使おう。
グリキンbodyハックルTMC2312#10(2020923)
判り難いけれど右端がbodyハックル無しのグリキン。
管釣りでも自然河川でも追いはイマイチな印象。
他が全てbodyハックルなグリキン。
上段は少し遊んでみたもの、下段がオーソドックスなもの。
自分では下段左端がベストだと感じる。
針の前半分をBODYハックル、後半分をグリーン金ティンセルが覆う。
管釣りと自然河川では今期も抜群に効いた。
もちろんこの派生がグリーンフェザントではあるのだけれど。
共通項がグリーンレジロンとXFINE金ラウンドティンセルをUVレジンで固めた腹部。
多分、何かの虫がイマージするように見えるのだろう。
ヤマメもニジマスも共通のスイッチが入るらしい。
もし行ければ今週末がラストの渓流。
今日巻いたグリキン#10と明日明後日巻くグリキンチューブの2本立てで迎えよう。
出来るだけメンディングステイを使うが、必要ならショートヘッドも投げてみよう。
何れにせよ、明日明後日もタイイング。
でも鮎フライに比べるとバリエーションがあって2−3時間作業が苦にならない。
4−5月は新型コロナで釣行出来ず手芸的なタイイングに終始したが、今日は久しぶりの本気タイイング。
やっぱりこれが一番。
釣れるマスを想いあーだこーだ工夫しながら様々なバリエーションを巻く。
河川に立てば餌師に必ず釣り負けて、ルアー師にも負け越すことがほとんど。
でもこの自分で鈎を巻く時間は、"河川に立って釣る時間そのもの"。
その意味で、より多くの時間をフライフィッシングは楽しめる。
無駄、人生の大いなる無駄、でもそれは楽しめる無駄だ。
偽の餌でマスを釣る。
まあ、本物の餌に負けて当然。
そもそも餌ではないものを喰うはずはないのだから。
その偽の餌で釣れてしまうこと自体、実は奇跡かもしれない。
そう思って最終日を迎えよう。
餌師と競り合う舞台ではない。
三ヶ所川、五ヶ瀬川鞍岡、大分川(20200922)
朝5時半起床、6時半発、6時45分着、三ヶ所川から。
三ヶ所川、貫原橋水位−0.12m、0650-0750、晴れ、気温14度。
1)DH12ft#23、DT#3F、フロロ1.5号、TGショット3.75g、フロロ0.4号の5本マルチ。
ノータッチ。
しかし朝陽がキレイ。
その後、三ヶ所川の役場裏へ、昨夕の続き。
三ヶ所川役場裏、貫原橋水位−0.12m、0830−0930、晴れ、気温21度。
1)DH12ft#23、DT#3F、フロロ1.5号、TGショット3.75g、フロロ0.4号の5本マルチ。
ヤマメ1匹、ほかイダ祭り、全てメンディングステイでグリキン細チューブ。
この後、どうしようか考えていると餌釣りのご老人(over80歳)が脱渓。
私の上流をほぼ同じ時間に釣っていて、釣果を伺うと3匹(うち1匹27cm級)、完全に釣り負けている。
餌はブドウ虫、いつもは五ヶ瀬川で釣っていて20−40匹釣るのだそうだ。
しかも五ヶ瀬川鞍岡地区で9/16にヤマメ放流があったとのこと。
これは行かねば。
五ヶ瀬川鞍岡地区、0930−1130、晴れ、気温25度。
2)DH12ft#23、DT#3F、フロロ1.5号、TGショット1.85g、フロロ0.4号の5本マルチ。
ノータッチ。
初めての鞍岡地区、下流の三ヶ所川より水量は少なく、TGショット1.85gがベスト。
上流と比べるとレキが多く平坦な印象、でも私のメンディングステには出てくれない。
大岩が少ないので解禁初期向きな場?
その後、高森経由で大分の長湯温泉郷へ戻る。
途中、五ヶ瀬川中流域を除くと福岡県の餌師が川の中で釣れたマスを処理中。
大きいヤマメが何本も見えて、やはり餌では釣れるのだ!
多分、長い本流竿で沖の底波を丁寧に流して釣るのだろう。
メンディングステイだと中層より上を流れ、大ヤマメの底波には届かない。
餌と同じ釣り方ならアウトリガーだが、フライロッドが短過ぎる。
餌の様に流せるのが、ショートヘッドの釣り。
HighフロートbodyとHeavyシンクTipの組み合わせ。
川幅にあわせで1m、1.5m、2mで自作する(2.5m以上は市販品あり)。
水面のフロートbodyをウキ替りに使う。
鈎はマスに違和感を与え難い鹿革系が良い。
でもこのショートヘッドは釣り場を選ぶ。
例えば釜と溝が連続する餌やルアー向きな場など(九州にはこういう場が多い)。
逆に水面と川底の平坦な場ではメンディングステイが効く(本州に多い)。
まとめてみる。
1)メンディングステイとショートヘッドの両方を準備する
2)ショートヘッドを沈めてスイングすると石でロストするので必ず縦方向に操作
3)遡りながらショートヘッド、下りでメンディングステイ、など
そんなことを五ヶ瀬から長湯までの2時間、考えていた。
大分川長湯温泉、桑畑橋水位0.74m、1430−1630、曇り、気温20度。
3)DH12ft#23、DT#3F、フロロ1.5号、TGショット1.85g、フロロ0.8号の2本ドロッパー。
完全なノータッチ。
今期の大分川、これで釣り納めか。
大水で全部押し流されるまで本当に楽しめた。
どうもありがとう、大分川。
また来年!
七瀬川、五ヶ瀬川中流域、川走川、三ヶ所川(20200921)
ごく簡単に記録。
起床7時半、出発10時。
七瀬川河内橋、胡麻鶴橋水位-0.01m、1100−1300、晴れ、気温27度。
1)1)kencube-sonar10.6ft#1、DT#2F、フロロ0.6、FFマーカーLL、ガン玉B、フロロ0.25号、鮎チラシ3本(マルトd04#18)。
ノーテイク、鮎チラシはそう簡単にはいかない。
五ヶ瀬川中流域、音の谷吊橋水位2.24m、1430-1500、晴れ、気温26度
2)DH12ft#23、DT#3F、フロロ1.5号、TGショット3.75g、フロロ0.4号の5本マルチ。
4テイク3フィッシュ1バレ、ヤマメ1匹と虹2匹、バレも同型虹(フロロ0.4号が切れた)。
全てメンディングステイのグリキン細チューブだけを喰った。
フェザントテイル、インビクタ系はサッパリだった。
川走川、1530-1700、同じシステムで。
ここまで深く入るのは初、左岸からのアプローチ。
右岸側にかなり古い石垣の家の基礎があって、ここを辿った。
その屋敷跡の石垣は多分江戸時代のもの、発電所脇の神社を越える小道が通るらしい。
既に柱などなく、過去の大水で全て流されたのだろう。
かなり古く粗造なコンクリの細い排水溝が所々残り、昭和時代には人が住んでいたらしい。
今はもう、ただの遺構でしかない。
その敷地内には場違いな桜の木が丁寧に植え揃えられていた。
幹の太さから20−30年前の植林か。
その屋敷跡の歴史と想いが偲ばれた。
追記)
川走川第2発電所は大正15年11月に運転開始(文献)。
その建設の際の宿泊所だったのだろうか。
もちろんその前身となるお館があったはずだ。
もしかしたら神社付きのお屋代だったろうか。
栃原川合流部を超え、その上流で無名の沢が入る地点まで遡った。
思ったほど魚影は濃くなく、しかも釜と溝が続く餌/ルアー向きな場。
どうにかこうにかメンディングステイで虹1匹(グリキン細チューブ)。
三ヶ所川、貫原橋水位−0.12m、1800−1815、気温17度、既に暗く寒い。
メンディングしていたらドロッパーが絡み終了。
タッチ無し、鮎の姿は暗くて確認できず。
明日の準備(20200920)
5本マルチドロッパーを準備。
フロロ0.6号で4本枝バリ5cm、幹糸がkencube0.4号150cmにて。
上からインビクタパーリー#14、#12、#12、グリーンフェザント#12、リードは現場次第。
今年はマスをほとんど出来なかったので鈎の消費がなく、結構余っていた。
しかし今日、マルトドロッパーを4セット組むと不足が目立ってきた。
1)グリーンフェザント#12
2)グリキンチューブ
3)インビクタパーリーチューブ
これは来週末までに補充予定。