なかなか釣りに行けない

なかなか実釣出来ず、稀の釣行を夢見て、机上の空論を重ねる備忘録です。

極細チューブの流行り(20220227)

2022年02月27日 16時12分59秒 | 机上釣

極細チューブの流行り(20220227)

なぜヘラウキトップで極細チューブを始めたのか。
何年か前に長湯でどうしても取れないバイトがあって、ご近所Mくんの話だとヤマメらしい。
でも鈎の大きさやパターンを変えてもネズミのようにすこし齧るばかりでフッキングしない。
ならばチューブフライだとチラシ針で投入しても、今度は大きすぎたのかタッチすらしない。
ここはティペットも0.4号より細くしないとヤマメが喰わない、でもそんなティペットを使えばチューブが重くキャストで切れてしまう。
つまり、小型かつ極軽量のチューブフライが必要になった。

そういう極細チューブを探すとこれがまったくなく、とうとうヘラウキトップに辿り着いた。
縫針に通してタイイングすれば普通に巻けるけれど直ぐ折れてしまう。
それでUVレジンで補強すると折れずに使え、しかも抜群に釣れる。
くだんの長湯の「齧り屋」ヤマメもこれで対応できるようになった。

しかしそんな「海彦鈎」極細チューブを使っていくと、肝心なタイミングで折れたり曲がったりした。
チューブフライは何度も使えるのが利点だけれど、1回でも使えば1ヶ月のうちに自然と壊れてしまう。
使わなくても半年ともたず変形する。
これには本当に慌てた。
ここぞの時の「海彦鈎」が全部ダメになっていたのだから。

どうもUVレジン強度が長期間はもたないらしく、しかもUVライトの届かない部分は硬化しないままになり、ここから水を吸って膨張したスレッドやマテリアルがチューブを"内臓"から壊してしまうのだ。

それでヘラウキトップの極細チューブ芯の硬化には長時間型エポキシレジンを使い始めた。
作業時間はかかるけれど、これで不安要素の一切がなくなった(と思う)。

極細チューブの私的な流行りは次の通り。
1)グリズリーキング
2)プロフェッサー(ホスキンス)
3)グリーンフェザント
4)インビクタ・パーリー
5)ピーター・ロス
6)カネマラ・ブラック
7)レディ・キャロライン
(ここに黒川虫パターンがないのはノーマルチューブの方が厚く美味しそうに仕上がるから)

4)インビクタPは去年前半から大当たり、6)ピーターRも去年後半に大爆発した。
もちろん1−5)が今年のスタメンになるけれど、6)カネマラBや7)Lキャロラインにも相当期待している。
こういうのをルーキーと呼ぶのだろうか。
その開幕戦が明後日から始まる。

コメント

チラシ針の補充(20220227)

2022年02月27日 15時39分20秒 | 机上釣

チラシ針の補充(20220227)


ウェットの極細チューブで使うチラシ針を補充した。
写真上から時計回りに、OHきじ鈎7.5号(4組)、OHスーパー山女魚6号(4組)、OHきじ鈎8号(3組)、ガマカツくわせヤマメ半スレ8号(4組)、PE32lb、スレッドはナノシルク18番黄色(センパーフライ)。
ワックスは指の保護もかねてビーズワックスを使った。
本当は松脂がベストらしいが、松脂汚れは落ちにくい。

去年は何とかナノフックを使い尺に折られて悔しい思いをしたから、今年は太軸で揃えた。
ただ、村田基先生がおっしゃるように、O社に比べG社の針が少し不安。
くわせヤマメ半スレはカイズ針と似た形でフッキングは最高なんだけれど折れやすい。
それをあえて使うという不安、でも軽くて小ぶりで太軸なのはこれだからしょうがない。

ヘラウキトップを使った極細チューブフライは、1)エポキシで補強したチューブ芯に、2)ハックルでドレス仕上げ、3)実釣でガラスビーズを通したティペットにこのチラシ針を結び完成させる。
つまり実釣まで3工程が必要。
本当に手間かかるパターンだけれど、これが釣れるのだからしょうがない、
逆に持ってさえいればこれほど心強いパターンはない。
(去年の50近いほぼネイティブマスもインビクタP極細のOHスーパー山女魚6号チラシだった、針を曲げられてしまったけれど)

去年1回だけ、その極細チューブフライboxを家に忘れてきてしまい、釣りにならないばかりか電話の向うで奥に笑われるなど散々だった。
今年はそんな思いは絶対しないと行く前から決意。

まあでも普通、1回はまた忘れるだろうけれど。

コメント

追加タイイング(20220226)

2022年02月27日 06時34分23秒 | 机上釣

追加タイイング(20220226)


右からLキャロライン(#8,#12)、カネマラB(#8)、ホスキンス改(#10)、グリキン(#14,#16)。
Lキャロラインはブラウンマラードウィングがキレイに乗るようアイまでフロスを巻き上げるのが必要。
そしてやや大型の針に巻いた方が楽だしキレイに仕上がる。
それと単針だとマスに壊されやすいから、出来ればチューブに巻いた方が長持ちするので良い。
九州で釣れる平均的なマスの型を考えれば、極細チューブで仕上げるのがベスト。

カネマラBはこんな仕上がり、やはり単針だと短命だからより長寿なチューブがベスト。

ホスキンス改は半分に裂いたマラードでハックル、ウィングにもマラードのちょっと載せ。
でも黄色いカゲロウがハッチしたタイミングで使う鈎だから、出番は3月中旬以降。
万が一、解禁日にカゲロウがハッチしてたら使うために準備、そんなことはないと思うけれど。

グリキンは去年から鈎芯を作って放置していたのにドレスしたもの。
イングリッシュパートリッジのスロート、マラードのウィング、赤フラットティンセルのタグ・テイル。
小鈎だから良型向きではなく、解禁日には使いたくないが、これも万が一のために準備。
つまり、釣れるのは小物ばかりな事態を想定して。
去年3月1日2日は近場を駆け回って放流小ヤマメ1匹、そんな緊急事態にフル対応するため。

3月1日は雨、河川工事現場が上流にあれば一気に土茶濁る。
ディープウェーディング中にそれがあると生還は難しいから、入渓計画はそれ込みで練る。

朝一番は濁りはないだろうが水温は低くマスは低活性の時間帯、でも濁るまで約2.5時間ある。
その間に釣って退渓できる場を選択する。
その後は濁りに強い場へ転出、でも出来るだけ大場所を狙いたいが、そんな場はあったろうか。
ああ、あった。
五ヶ瀬川下流域、大博打場だ。

コメント

今思えば(20220225)

2022年02月25日 23時53分24秒 | 机上釣

今思えば(20220225)

現在業務のナカ休み。

寝る前と寝ている時、ディープウェーディングの光景がまぶたに映るし夢にも見る。
瀬音、水圧、そして光の反射がそれに加わる。
でも不思議とフィッシュした時の場面はない。
ただ延々とウェーディングし続けているのだ。

それは11月の一ツ瀬川の頃から特にそう。
月の半分も一ツ瀬川に浸かっていたからそんな光景が眼に焼きつく。
でも釣れる場面は全然見えない。

ウェーディングしている時の不思議な時間と感覚。
股近くまで入って、前に進むでもない、後ろに下がるでもない、ただロッドを振って鈎を入れ、あとは流れにまかせ誘うだけ。
食い気のあるマスがいれば喰うし、いなければただ流れ下っていくだけ。
すると私も自然と少し流され、また、進むでもなく下がるでもなく、ただロッドを振り鈎を入れていく。
マスが喰うのも自然、喰わないのもまた自然。
いや、そんな流れに浸かりながら、泳ぐマスが釣れれば引き寄せ鈎を外して逃し、また次のマスを待つ、その私の釣りもまた自然。
つまり、釣りする私の営みが自然の営みそのものに重なっていく。

その時間と感覚。

それは川から上がっても、ふとしたときにまたそれがよみがえる、自然と重なる瞬間が私の眼の前で。
そこにはもう自己主張などなく、ただ単にそこに居るだけでよく、あえて何かする必要もない。

この歳になると私の社会的な役割は、あれこれ自己主張し続けることではなく、何も言わずただそこに居り続けることだけが大事なのかもしれない。
もちろん、マスがテイクしたら取り込み増水など一大事には素早く安全確保するように一旦事あれば的確に対応するのは当然、つまり必要な時に必要なことを確実にすることだけが、この年齢に求められるのだ。

そんなふうなことを、ふと思ってしまう。
もちろん何もしないでただぼーっと突っ立っていれば良いわけはなく、そんなことをド本流ですると命がいくらあっても足らず、満足にマスすら釣れないだろう。
持てる全ての技術と勘を使い熱心に働き続ける限りにおいてはじめて、自然界に迎い入れられるまたは年齢相応の役を任じられるのであって、何の努力もせずただ怠けていれば何時まで経ってもお役目は務まらない。
そこは釣りも仕事も一緒、でも仕事の時間に釣りを考えるのは良くないと思うし、その逆もまた然り。

さあ来週からまた自然に重なるときがはじまる。
この春はどんな体験が待っているだろう。

コメント

レディ・キャロライン:Lady Caroline(20220225)

2022年02月25日 07時12分40秒 | 机上釣

レディ・キャロライン:Lady Caroline(20220225)

Pinterstでフライパターンを集めている。
その中で哀しいほど美しいパターンの一つがこれ。
Peterさんがおっしゃるには「peaty water」一番の海彦鈎。
カネマラBと並び使う感じだろうか。

1)「Lady Caroline...on a tube」 by Intruder, Peter.
https://www.pinterest.jp/pin/579557045798295451/
https://www.salmonfishingforum.com/forums/threads/lady-caroline-on-a-tube.35581/

I know this might seem a little unorthodox..converting a beautiful fly into a simple tube.
The main reason for me not to use a single or doublehook is because I mainly fish with heavy lines the season throughout.
Once you anchor the fly in a stone..its useless.
With a tube you just change the treble!
Lady Caroline is my no:1 choice for conditions with peaty water.
/Peter

The recipe:
Tube: Medium/small Eumer or F.i.t.s
Tail: red brest feather from Golden Pheasant
Body: Brown/olive hareline dubbing mixed
Ribb: gold flat tinsel/oval gold tinsel/oval silver tinsel
Body hackle: grey burnt spey hackle (grey Ringneck Rumpfeather on small flies)
Throat: red brest feathers from Golden Pheasant
Wing: Dark brown/black fox or templedog/ Angel hair gold 
and 4-5 peacockherls on the top
Cheeks: JC

2)「Spey Flies Lady Caroline」 by Yamamoto.
http://yuyuflyfisher.blog.fc2.com/blog-entry-84.html


この哀しくも美しい「Lady Caroline」、女性の名を冠したフライ、でもそれ誰?

どうやらキャロライン・ラムさんらしい。

レディ・キャロライン(Lady Caroline)
http://www.kensawada.com/FLIES/index.php?v=work&flname=Lady%20Caroline&flId=01738
https://ja.wikipedia.org/wiki/キャロライン・ラム
https://en.wikipedia.org/wiki/Lady_Caroline_Lamb

映画「レディ・カロライン」
https://moviewalker.jp/mv12341/

映画にもなっていて、天才詩人バイロンに恋した国会議員婦人の悲劇が描かれている。
つまり「レディ・キャロライン:Lady Caroline」は近代貴族女性の悲哀がテーマなのだ。

もちろん今の日本で「レディ・キャロライン」は同情を集めないと思う。
現代日本の女性は、以前からそうだったかもしれないけれど、世界的に最強の存在だから。
九州女性にしては控えめな奥をみていて、私はそう確信した。

コメント

湯布院の河川工事(20220223)

2022年02月24日 07時19分34秒 | 机上釣

湯布院の河川工事(20220223)

諸事情あり湯布院泊。
かなり早く着いたのでいつもの川見、オイカワ爆釣の流れ。

やはり濁る。
今日は祝日で河川工事はないはずだが、それでも濁る。
かなり大規模な工事らしい。
たしかにJR鉄橋下でも堆積した土の撤去作業に重機が入る。
3月いっぱいはこの調子で続くんだろう。

それで河川工事現場を確認するため、宿の自転車(ド派手なモトクロス)を借りて上流へ向かう。
18速のなかなかの機種、ギアレバーが4つあってどれがどれだかさっぱりわからない。
乗りながらガチャガチャ操作していたら、チェーンが外れそうになるわ上りの坂道で重いギアに入ったり、下りで最軽ギアに入ったり、もう散々。
川沿いの道は一歩間違えれば川の中へ真っ逆さま、観光地だし普段着で入水するとみっともない、ほんとうに用心して久しぶりの自転車に乗った。

まず宿の周囲を確認、すると宿から敷地内を通って川へ直接はいる小径を発見、宿の方に確認すると敷地内だからOKとのこと。
でも宿駐車場に車を置き続けるから2連泊は必要だ。


それから上流へ、まず城橋、左手が白滝川、右が大分川+湯の坪川。
明らかに大分川+湯の坪川が濁っていて、この上流域が怪しい。


大分川+湯の坪川を上流へ向かう。
途中、蛍観橋下で湯の坪川が大分川に合流する。
この湯の坪川も河川工事で重機が入るが、水の濁りはそれほどでもなく、もうほとんど終わっているかもしれない。

肝心の大分川はまだ濁っていて、その原因はまだ見つからない。


 
さらに上に向かうと右手の細い河川と左手金鱗湖方面の太い流れに分かれる。
この右手側の細い流れが明らかに激濁り、休日なのに。
左手金鱗湖からの流れは澄んでいて、良い型のオイカワが何匹も見える。


折角だから観光地の金鱗湖へ向かう。
祝日なのに観光客はめっぽう少なく、宿名手書きのモトクロスに跨る私が一番ド派手。
良心的な湯布院レストラン「洋灯舎」をバックに金鱗湖を撮影、私は地元だけれどこれでも一応観光客。

それから山路を大回りして濁りの原因を探しに向かう。
途中、崖かと思うような坂道もあり、これはさすがに手押しで登る。


その下り道、ついに発見、大分川激濁りの原因。
川底に鎮座する重機の傍、これから撤去するだろうおびただしい土塊の山。
その土塊の山の土砂を削りながら濁り水が流れ出している。
この土塊より上は澄み、ここからが濁り出す決定的な場面。

河川敷から土塊が撤去され重機が川を上がるのはどう考えても3月以降。
とするとオイカワが気持ちよく釣れるようになるのは桜の時期。
でもその頃すでにヤマメ三昧だし、あえてのオイカワは難しい。
30分1時間と短時間なら良いのか。
5−6ftにDT#1−2の3本マルチでごく簡単に組めば春オイカワが楽しめる。
純粋な観賞用として婚姻色鮮やかなオイカワを釣って撮影するのも良い。
ほぼ1時間ですべて完了してしまう手軽な釣り、それがオイカワの良い点。
春夏秋のオイカワ、そう割り切ればより楽しめる。

追記)

由布見橋少し下流側の堰堤右岸にあった脚立が流失し、ここから入渓できなくなった。
替りを探すと由布見橋直下左岸に鉄梯子(左端写真)があり、ここがより確実な入渓点。
この上流側が温泉街だから、釣りの組み立ては下流へ向かい餌やウェットで釣り下る。
釣り上りのドライならさらに下流から入渓できるけれど、オーバーヘッドは難しいエリア。
餌かウェットが楽だと思うし、両岸に観光客や地元の方々が往来するからスペイ系のキャストが無難。
オーバーヘッド限定なら御幸橋下流が良いと思う。

追々記)
この大分川の河川工事、ほかの河川でもこの工事があるかもしれない。
特に平日の昼間、これがあると一気に濁り、立ち込み中なら非常に危険。
それで大分宮崎の河川工事の情報をネットで探したけれど見つからない。
どこかに公示されているはずだけれど。
河川工事の影響は平日昼間しかわからず、webカメラか直接見て確認する。
でももしこれができなければ朝一番の大博打になる。
折角行っても土茶濁り、去年はそれが多かった。

コメント

仕事明けでちょっとタイイング(20220223)

2022年02月23日 21時12分07秒 | 机上釣

仕事明けでちょっとタイイング(20220223)

仕事明けの午前、あまり時間が取れないがちょっとタイイング。

左がTMC200R#8のカネマラBの芯、右がTMC200RT#10ホスキンスの芯。
上写真中央のホスキンス芯は下巻きが黄スレッドのみ、上のレジロン黄60番からフックの鈍い色が透け出てしまう。
なのでフラットティンセル金で下巻きすると黄色はやや鮮やかになる(中央から右2本目)。
でももうちょっと黄色を淡明にしたくてティンセルを銀にしたのが中央から右3−4本目、やや明るく感じる。
タグは金か銀になるが、この場合、カゲロウの卵を表現すると思うから、一応銀ティンセルで巻き、状況に応じ油性マーカー金で仕上げるのも良い。

カネマラBは黒川虫パターンへ抽象化させる予定。
リブのXFラウンドティンセルは定番の金。
ラビットゾンカー黒川虫と比較し、それっぽさが残る程度にデフォルメする。

それと、先日追加した極細チューブが固まった。


やはり黄フロスは濡れると色合いが変わってしまう。
淡明な黄が目標だったが仕上がりはくすんだ濃黄色。
ハックルをかなり工夫しないと釣れる鈎にならない。
カネマラBは大丈夫、XFラウンドティンセルはやはり金が合う。

コメント

五ヶ瀬の組み立て(20220222)

2022年02月22日 06時30分27秒 | 机上釣

五ヶ瀬の組み立て(20220222)

寝ても覚めても瞼の裏に五ヶ瀬川。
その流れで何を使うか。

1)Scott T3H 13.6ft#6
2)Rio Scandi Short VersiTip #8 (10m485grain31.4g, 7mHead+3mTip)
3)インタミ〜S3(6)Tip
4)フロロリーダー5~10ft
5)(ハリス止TGショット、でも普段は使わない)
6)4本マルチ50cm間隔フロロ1.5号
トップから、ピーターR→インビクタP→カネマラB→グリキン極細チラシ

遠投しない浅場はインタミTipで深い場はTGショット対応、遠投する深場がS3−6のシンクTip対応。
遠投ガンガン場では単鈎(ノーマルチューブ)か2本マルチ対応。

単鈎はTMC200R#12程度を使う。
メインが極細チューブだからドロッパーの#12は見せ鈎的な役割、なので出来るだけシンプルにする。
ピーターR、インビクタP、カネマラBでウィングをほぼ省いたパターンを用意。
bodyハックルなし、ハックルは長いファイバーで、黒がマコウ、他はヘロンを使う。
もし可能なら明日、巻いてしまう。

コメント

極細チューブの最終タイイング(20220221)

2022年02月21日 22時42分03秒 | 机上釣

極細チューブの最終タイイング(20220221)


ホスキンスタイプ4本とカネマラブラック2本。
エポキシで濡れるとフロスの黄色が変わってしまい、ここはトライ&エラーで詰めていく。
ドレスはたぶん、解禁後。
ホスキンスはカゲロウ、カネマラは黒川虫、それを写実主義ではなくもう完全な印象主義的に作業する。
なんでこれがカゲロウ?
どうみればこれが黒川虫?
そんなタイイングになる。
それで釣れればより楽しめる。

コメント

フライを始める前に確認すること(20220221)

2022年02月21日 18時30分47秒 | 机上釣

フライを始める前に確認すること(20220221)

これは随分前から記録に残したかったテーマ。
今年正月の初詣後に(20220102)、この裏付け作業が完了。
https://blog.goo.ne.jp/sc2sc/e/c0b9db026daa1fee93a8f251b7d681a0
この時のことを今になってようやく文字おこし、もう3ヶ月近く経ってしまった。


A.フライを楽しめるか?

フライはフライラインを投げて釣る方法、フライ鈎は1本100円の市販品が沢山あるから困らない。
ルアーを買うほど予算があれば、釣れるフライパターンが50本くらい直ぐ揃ってしまう。
問題はフライラインのキャストが楽しめるかどうか。

それをフライタックルの購入前に自分でこっそり確かめる方法がある。
その場所は、他人・交通の迷惑や電線・建物を避ければ、公園でも河川敷でも自宅の庭でも出来る。
そして下記1)だけを準備する。

1)延竿(なんでもよく、竿である必要すらない)、竿長2.5倍のナイロン糸5−10号(太い方が良い)を準備する
ほんの一例をあげるなら、竿3m(2ヒロ)にナイロン7.5m(2X2.5=5ヒロ)を結び付けてみる。
2.7mの軽量投竿にナイロン5−7号を巻いたスピニングリールでも良い。
たとえそのナイロン糸(フロロカーボンでも可)に糸癖があっても、両手で引っ張り少しでも伸びれば充分。

2)その状態で前後に振ってみる
初めはまったく飛ばず、ものすごくガッカリして「自分はフライは向いていない」と思うはず。
次に、まっすぐ前を向き、竿を握った腕と空いた腕で十字を組もう。
ウルトラマン「スペシウム光線」のポーズ、竿を持った右腕を前に振り、故志村けんさん「アイーン」の左腕にぶつけて止める仕草だ。

https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/12918.html

この状態で再び振ってみる。
まっすぐ前を向いて右腕だけで竿を後ろに振ってナイロン糸を飛ばし、上半身は前向きのまま、「アイーン」の左腕にぶつかるまでロッドを持った右腕を前に振る。
そうすると右腕が「アイーン」の左腕にぶつかって急に止まり、「スペシウム光線」ポーズが完成する。
その時のナイロン糸の動きを見てみよう。

逆『つ』の字を描き、スペシウム光線のようにまっすぐ前へ飛ぶのが見える。

まっすぐ前を向いたままもう一度右腕を後ろに振り、「ちょっと待って」から真正面へ右腕を振り出す。

すると右腕が左腕にあたって「スペシウム光線」体勢、その前へ放ったスペシウム光線がキレイに逆『つ』の字を描き飛んでいく。

3)今度は「アイーン」左腕を下ろし、右腕だけで竿を振ってみる
するとさっきのキレイな逆『つ』の字がサッパリ上手くいかない。
「やっぱり自分はフライに向いていないんだ」と思う瞬間だ。
そこで「アイーン」で急に止まる右腕の動きを再現してみよう。
分度器で約30度ほどの腕の振り角だ。
すると「アイーン」でつくった「スペシウム光線」と同じような逆『つ』の字がナイロン糸でキレイに描かれる。

4)最後にわざと右腕の振り角を約90度ほどの「大振り」で振り下ろしてみる
するとさっきのモノスゴク残念なライン軌線が簡単に再現できる。
それから今度は、右腕振り角を約30度ほどの「小振り」で振り止めてみる。
するとキレイで完全な逆『つ』の字を同じナイロン糸が描くのに驚くと思う。

5)つまりこの作業で、フライキャスティングの成功と失敗が、延竿とナイロン糸を使って自由自在に再現できたわけだ(それ自体すごいこと)
このナイロン糸の延竿振りは「テンカラ」とほぼ同じ技術だけれど、それが簡単に味わえる。
小振りの成功キャスト、大振りの失敗キャストの使い分けができると、今度はもっと遠くへラインを飛ばしたくなる。
もしそう感じたのなら、ほんの少しだけ、次の作業を試してみよう。

6)同じナイロン糸を継ぎ足し、竿長3−4倍の長さで振ってみる
やはり90度の大振りで失敗、30度の小振りで成功するのがよりハッキリとわかる。
(このナイロン糸の号数はより大きい方がもっと良い体験になる)

でもおそらくこの時点で、長めに使ったナイロン糸(竿3mなら9m近く)がもったいなく感じるはずだ。

「単にフライが合うか合わないか試すためだけなのに、ナイロン糸がこんなに無駄になった」

まさにその次の瞬間、自分にとってフライがどうかが確定する。

7)短いロッドの小振りで太いラインをキレイに飛ばす技術を面白いと感じれば、フライのロッド・リール・ライン購入へすすむ
もし面白いと感じられなかったら、フライタックルを購入するのは今じゃない。
(面白くもないのに買っても無駄なだけ、その金額は他に使うべき)

でも万が一に間違ってでもフライタックルを買い揃えたいと思うなら、一旦冷静になり、よく知った方かショップに相談してみる。
全部中古で買い揃えるのも良いし、なんなら全部貰ってしまっても構わない。

はじめから高額な新品に手を出すのはすすめない。
それが自分にとっての良品とは限らないのだから。

コメント

今朝の検診(20220221)

2022年02月21日 12時56分07秒 | 日記

今朝の検診(20220221)

今日の午前は検診。
昨晩9時から口に出来るのは水だけ、朝も同じ。
検診会場へ向かう途中、奥から電話。
「今日の夕ご飯なにがいい?」
”本マグロの赤身かな”
「うーんそれダメ」
"じゃあ牡蠣のアヒージョ"
「それもダメ」
"カラスガレイの煮たのか焼いたのか"
「うーんそれもわからない」
"じゃ聞くなよ!"
「聞いてあげるのが大事かなと思って」

結局、検診は異常なし、もしかしたらそのまま入院かと準備していたから、ホッと一安心。
胃カメラも綺麗だったとのこと。
去年からの酒断ちが効いたのだ。
でも今晩から祝杯、とはならないのだけれど。

検査を受ける前は面白いもので、最悪の結果を予想してしまう。
最悪だと今日は一泊入院で明日は直に仕事入り、その明けがまた仕事と延々続くはずだった。
その予想が外れ、今晩はタイイング出来る。
一時帰宅し、嬉しさのあまり胃カメラ結果を奥に見せ、"胃は大丈夫だったから見ておいて"と何度も念押し。
「さっき聞いた!」
でも私は嬉しいので何度もそれを繰り返す、まるで宝くじ当選券のように。
はじめウンザリしていた奥もついには笑い出した。

今日の夕食は牡蠣のアヒージョになった。

コメント

業務連絡です(20220220)

2022年02月20日 21時15分17秒 | 机上釣

業務連絡です(20220220)

Q1 .レジンでウェットボディを作ったのですが、フック取り付け部分が長くなりすぎます。それでも釣れますか。
Q2 .根掛かりの際フライ部分だけ回収できると雑誌で読んだことがありますが可能ですか。
Q3 .どんなフライボックスに収納されてますか。

A1.ウォディントンかチューブの場合で考えてみます。
使うティペットの太さでウォディントン/チューブ本体の大きさを変えていました。明らかに40cmアップをティペット3X(1.5号)以上で狙う場合は人気ルアーの長さを参考にしていました。でも30cm前後なら25mm、20cm以下なら20mm以下を使っています。今年は30−40cmが目標ですから25mmを主に使うつもりです。C&Rではない自然河川ならマス鈎6−7号2本でチラシ針を、C&Rならカン付きマス針(村田基先生おすすめの赤)を使うつもりです。もしフック位置が長くなり過ぎるのなら、フックそのものにタイイングしてフライにしてしまう手があると思います。私はフックにフロスを巻きUVレジン固定したのを那須白河FSで試したことがありますが、色合いが悪かったか重過ぎたのか、釣果はあまり芳しくありませんでした(ご参考まで)。もし可能なら、普通のマス針にPEラインでループをつくり単針としてウォディントン/チューブに使うと、軽量なのでリトリーブ中に姿勢が乱れず、さらに針色が赤、緑、金、銀、黒と選び放題なのも利点になります。ただ、軸が細く心配ですから、大物用には北海道仕様の「アキアジ針」を使うと良いかもしれません。

追記)
スウィングチューブ
https://blood-knot.com/product/スウィングチューブ/?ml_subscriber=1827421677605100483&ml_subscriber_hash=s1p2
これを使う方法もあります。10mmのクリアが使いやすいと思いますが、私にはまだ試す機会がありません。

A2.根掛かりでもティペットがフロロ1.5号以上でフックが柔らかい場合、回収できる率は抜群です。
でもフロロ0.8号以下なら難しく、私はまず諦めています(立ち込んで回収する場合もありますが危険です)。枝に掛かった場合は下記の商品を愛用しています。
「TACKLE in JAPAN(タックルインジャパン) ポケット根掛り外し 」
https://www.amazon.co.jp/TACKLE-JAPAN-タックルインジャパン-ポケット根掛り外し-15cm→104cm/dp/B00V05XL3W/ref=sr_1_14?keywords=タックルインジャパン%28TACKLE+in+JAPAN%29&qid=1645358272&sr=8-14

A3.チューブフライでは「メイホー」製品を使うことが多いです。
「防水ケース」
https://meihokagaku.co.jp/?cat=19
私自身が水没またはハイチェストぎりぎりウェーティングでジャケットごとフライケースが水没した場合、ルアー用だと水抜き孔から水が入りハックルが全部濡れ、乾かさないとカビたり変形したりするので、極力透明の防水ケースにしています。C&F DESIGNにも防水フライケースはあるんですが整理しにくいし嵩張る、なのでタイイング直後の整理にはルアー用、使用直前のスタメンboxは防水ケースと使い分けています。

コメント (4)

インビクタP完了(20220220)

2022年02月20日 20時30分09秒 | 机上釣

インビクタP完了(20220220)


ほぼヘロンハックルで巻いた。
Bodyハックルを省略したものも試作した(効き目は実釣にて)。

グレートセッジに取り掛かろうと思ったが時間切れ、作業は3月中旬以降に順延。






主な極細チューブは現時点でこれくらい、これで半月もつかどうか。
特にフライボックス3枚目の写真は数年前のUVレジン極細だから直ぐ壊れる(右端ホワイトミラーは既に曲っている)。
左端の15−20mmフェザントテイルもあまり効果的ではない。


4枚目の写真(直ぐ上)は極細チューブをPE32lbチラシ針を連結するガラスビーズ。
これを間に入れないとチューブ内にPE32lbが引き込まれ折角のチラシ針の動きが制限されてしまう。
(チラシ針の利点はチューブから離れて自由に動く点、つまり触れれば刺さる)
また、このビーズの色がアクセントとしても効くらしい。

明日から忙しくなり、タイイングはほぼ出来ない。
タックル整理と車へ積み込み作業が始まる。

コメント

カーリング女子!(20220220)

2022年02月20日 13時14分32秒 | 日記

カーリング女子!(20220220)

日本のカーリング史上初のオリンピック銀メダル!
おめでとう!カーリング女子!
イギリスもすばらしかった!

藤澤選手
「銀メダルだけれど負けて悔しい」

一緒に同じ夢をみることができました。
本当にありがとう。
素晴らしい女子カーリング・オリンピックでした。

コメント (1)

グリキン終了とインビクタP開始(20220219)

2022年02月19日 22時51分35秒 | 机上釣

グリキン終了とインビクタP開始(20220219)


グリキン極細チューブの作業は一旦終了。


インビクタP開始。
bodyハックルがインディアンコックケープのバジャーダイド黄(だと思う)。
やや小型のハックルの右側の毛をむしって使う。
bodyハックルの前にパートリッジ→雄雉→キングフィッシャーの順。
でも中央の鈎はヘロンの長いハックルをbodyハックルの前に使っている。
この方が一ツ瀬川のピーターロスと同じパターンで何となく効きそうに見える。
ただ、キングフィッシャーはもっと鮮やかなパーツを使うべき。
ハックルの順番は後ろから、インディアンコック→パートリッジ→ヘロン→キングFがベストかも。
あとは明日以降。

ただ、、、カーリング女子の決勝がある。
タイング作業は進むだろうか?

コメント