なかなか釣りに行けない

なかなか実釣出来ず、稀の釣行を夢見て、机上の空論を重ねる備忘録です。

年末の雑感(20131231)

2013年12月31日 22時25分19秒 | 机上釣
年末の雑感(20131231)

ただいま勤務中、とはいっても職場に「居るだけ」の仕事、個人所有のルータでインターネットは問題ないのだ。

去年のこのブログを見てみると、まあ、恥ずかしい。
ネットは普通の網ネット、マスを上げればコンクリの上に放置し写真撮影、挙げ句は大型スカリに大量のマスを押し込んだり、と。
また、自然渓流で釣ったマスを、食べきれないのに”殺して”持ち帰ったり、まあ、恥ずかしいばかりの暴挙の数々。

消し去りたいが、これも自分の通った道、これもまた自分の一面、後で自省するために、このまま残す事にした。

多分、来年の今頃、私は”今のブログ”を読み返して、今と同じような恥ずかしい気持ちを味わっているのだろう。
それは多分、自分が少しでも進歩したから感じる恥ずかしさだ。
自分の無知への驚き、やらかした恥ずかしさがなくなった時、このブログは役目を終える。
それまでは私自身の恥を敢えてここに書き記そうと思う。

さて、今年最後の恥。

1)マスの管理釣り場で10分間に最大何匹釣れるのか?

ルアーなら一投一匹で、勝負が早いから10分10匹は充分可能だろう。
ドライフライなら、マッチザハッチでめちゃくちゃ出れば、一投一匹で10分10匹以上が可能だろう。
WFFではどうだろうか。
キャストから着水後、カウントダウンで沈めスラッグを直す時間が大体10秒。
リトリーブと誘いで、これはキャストした距離にもよるが、30-60秒。
ライン回収から次のキャストまで約10秒弱。
すると10分間で10-15キャストしている計算になる。
私のフックアップ率は最大で6割だから、10分で最多6-8匹の計算だ。
フックアップ率が7割でどうにか10分7-10匹、10分10匹以上など私のWFFでは到底及ばない。
何か対策が必要だ。

「カサッ」「ツンッ」というタッチからフックセットに持ち込み、確実にフックアップしなければならない。
「コッ」「ガツッ」「ガガッ」という”鋭いアタリ”は、フッックセットした鈎をマスが振り外す時の衝撃で、決してフックセットのサインではない。
このような”鋭いアタリ”は、出来るだけ出さないよう気を付けて釣る必要があるのだが、
ただ、この”ガサツなアタリ”の最中は、まだフックがマスの口の近くにあるわけで、ラインジャーク後にロッドを小さく煽っても良いのかもしれない。

ロッドのみで合わせるとラインが動き過ぎ、フックがマスから離れてしまうが、
ラインジャークは、マスのヘッドシェイク乱流でティペットがマスに寄り、ロッドの煽りでそのマスにフックがタッチする。

実際、昨日の九重で”ガサツなアタリ”にラインジャークしてロッドを煽ると、諦めたアタリなのに小マスが乗ることが何度もあった。
鈎が#16で小さいから、と思ったが、そうではなさそうだ。
小マスが鈎を外そうとヘッドシェイクしている最中にラインジャークが間に合えば、小マスの口のフックセットは残る。
しかし、小マスがフッドシェイクを繰り返していると、ラインジャークで辛うじて引っ掛かったフックセットも遂には緩んで外される。
だからこそ、ラインジャーク後の小さなロッドシェイクが効いたのかもしれない。

「彼はトラウトフィッシャーマンだ」という評がある。
これはサーモンフィッシャーらの合い言葉で、大型のマスは向うアワセで釣る、アワセるなんて彼は未熟だ、という意味とのこと。
それを知ってしまうと、「アワセたら未熟者」とロッドアワセをためらってしまう。
だが、待てよ。
九重のマスは20cm、てらとこのマスは40cm、どのみち、トラウトではないか。
そこに居る誰もがトラウトフィッシャーマンだ。
すると、ロッドアワセは決して恥ずかしい事ではない。
存分にロッドの大合わせ、くれてやろうじゃないか!

でももちろん、そんなことをすれば小さなポンド、針先もろともシステムがすっ飛んでくるし、良くてラインが高切れる。
最悪、マスを散らして場を荒らし、皆様のご迷惑に終わる、まあそういった意味で、この仕草はやはり恥ずかしい。
ロッドの大アワセを慎むのは、エチケットとしても大切なのだ。

が、小マスを捕りたい。
ロッドも煽りたい。
安全に、そして場も荒らさずに。
それをどう解決する?

ラインジャークしながらスナップを掛けてみたらどうだろう。
ラインジャークで少しでも重く感じたらロッドハンド右手首を小さく返してみたら、どうだろう。
メンディングよりも小さなスナップ、それはシステムを引き抜かないだろうし、ラインジャークの後ならテンションも充分だ。

実際、「ガサツなアタリ」へのラインジャークが左側空きスペースが少なく不十分に終わる場合、鈎先を感じた小マスに逃げられていた。
こういう場合、慌ててロッドを立てても小マスが捕れずに場を荒らすだけに終わった。
よって、指を咥え「ガサツなアタリ」をただ見送るだけになった。
まあ、次のキャストでそのポイントを狙えば良いではないか、でもその時点で時間のロスが発生したのだが、
まあ遊びなんだからムキになるな、と、私の中で未解決のまま放置してきた。

今日のお題は「10分で最速の釣り」、ここは是非解決しよう。

手首のみが小さく動く「ロッドシェイク」を追加してはどうだろう。
ラインジャーク後に、ロッドティップが数十センチ移動し止まるよう、ラインごとロッドを強く握り直す。
これはヘラ釣り早アワセの方法でもある。

アワセで腕まで使うと数mは動くが、ロッドの握り直しだけなら、空振りでも場荒れは最小限だ。
その程度の「トラウトフィッシング」なら、皆にも許して頂けるだろう。

ところで、掛かった針先が小マスを打ち抜くまでの間、小マスのヘッドシェイクで鈎先が滑らぬよう、
ラインジャークで充分なラインテンションを掛け続けることが必要だ。
つまりラインジャークには、小マスのヘッドシェイクで鈎先が緩むのを防ぐ役割があるからだ。
しかし鈎先は、ラインジャークだけでは小マスを打ち抜かない。
だからといって初めからロッドを立てれば、高い確率でシステムは吹っ飛び、場も荒れ時間ばかり失う。

小川で2mの短竿で小鮒を釣っていた頃、玉ウキを小突くアタリに竿を小さく握り返し、仕掛けを20cm程移動しアワセていた。
思い切り腕を返すと、小鮒もろともミミズが吹っ飛んで来て汚いので、これは相当気を付けた。
それと全く同じだ。

有料の管釣り、時間は金、そのロスは無駄でしかなく、その被害が周囲に及ぶとしたら、尚更気を付けねばならない。

本日の結論。

ラインジャークで小マスのヘッドシェイクと戦いながらラインが漲る時間を稼ぎ、トドメのロッドグリップで小マスを小さく打ち抜く。

これが完全に出来れば、小マス相手の私のフックアップ率も、もう少しは良くなるだろうか。
ああ、実釣で早く試したい。
部屋に竿を持ち込んでチョット練習してみようかなあ。
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九重(20131230)

2013年12月31日 17時45分04秒 | 実釣
九重(20131230)

10時半から九重入り。
システムIDは下記の通り。
1)SH#10/11F+インタミ6ft+0.8号
2)SH#10/11F+superfastsinking5ft+0.8号
3)monofila36lb3m+superfastsinking5ft+0.8号
4)SH#10/11i+インタミ5ft+0.8号

今回の作成フライパターンは下記。
ビーズヘッドニンフ
フェザントテイル
オレンジパートリッジ
BHオレンジパートリッジ
ピンクパートリッジ
BHピンクパートリッジ
ナチュラルパートリッジ
トラウトガム黄
トラウトガム緑
トラウトガムナチュラル
マラブー緑ミックス
マラブー緑
マラブートラウトガム
ゾンカーブラック
ゾンカーパール
ゾンカーレッド#14
ゾンカーレッド#16

釣果は以下の表。

まず、1)SH#10/11F+インタミ6ft+0.8号から開始。
初めてのフローティングSHシステム、上手くいくと信じて臨む。
途中からティペットにガン玉1号を付けるようにした、その方がアタリが多くなったので。
システムID釣果/10分間アタリ/10分間備考
ビーズヘッドニンフ#1200まったく無効!
フェザントテイル#166よく釣れた
オレンジパートリッジ#12014よくアタルがまったく釣れない
トラウトガム黄#1237よくアタり釣れた
トラウトガム黄#12312よくアタり釣れた
ゾンカーブラック#1206アタルがまったく釣れない
ゾンカーレッド#14114よくアタルがほとんど釣れない
まーあまりにもお寒い内容に、九重山中水辺の畔で「今年のこの時期、ここに居ていいのか?」と思い始めた。

そこで心機一転、システムチェンジ。
2)SH#10/11F+superfastsinking5ft+0.8号へ。
ティペットにもガン玉1号は付けたままで、水中以下のシステムがより沈むようチューニング。
システムID釣果/10分間アタリ/10分間備考
ビーズヘッドニンフ#1400まったく無効!
フェザントテイル#1639よく釣れた
トラウトガム黄#1227まあ釣れた
トラウトガムナチュラル#1226まあ釣れた
しかし、爆釣とまではいかない。
システムが水中で2段に折れ、アタリに干渉してしまう。
竿先でフック先のテンションを常に感じる必要がある。

更にシステムチェンジ、3)monofila36lb3m+superfastsinking5ft+0.8号へ。
これは竿先でフック先のテンションを常に感じられるシステムで、一番好きで、最も信頼しているものだ。
システムID釣果/10分間アタリ/10分間備考
フェザントテイル#16318著効!
フェザントテイル#16519これも著効!
フェザントテイル#16420よくアタリよく釣れる!
トラウトガム黄#12415よく釣れる!
トラウトガムナチュラル#12416よく釣れる!
あまりに釣れるので途中からカウントを止め、釣りに専念。
やはり中近距離までは、これが一番。

4時過ぎになり、慌てて最後のシステムチェンジ、4)SH#10/11i+インタミ5ft+0.8号へ。
システムID釣果/10分間アタリ/10分間備考
フェザントテイル#16312アタリはやや減るがよく釣れる!
フェザントテイル#16311アタリはやや減るがよく釣れる!
ナチュラルパートリッジ#12316アタリは多く釣れる!
システム3)程ではないが、よく釣れ、まあまあ合格。
夕方で喰いが立つのか、日中は効かなかった#12フックでも掛かるようになった。

結局活躍したフライの写真。


#14以下の小型でショートなパターンが非常に良かった。
このパターンでタイイングすれば、九重の冬は困らないかもしれない。
フライのノーシンカーではほぼバイトなし、なのでガン玉1号で沈降速度を早めるとノーシンカーフライでもよくアタッた。
ビーズヘッドSSを組んだフライも同様で、それだけではバイトしなかったが、ガン玉1号を使うとよくアタリが出た。
沈みの早さが九重のマスを誘うのだろう。

また実釣では、バイブリトリーブで1/3、重みなどのノリで1/3、バイブリトリーブ後のフォールで1/3が釣れた。
単なるリトリーブだけだと、釣果は激減しただろう。

でも目標はやはり、アタリの半数以上を捕る事だ。
何年かかるか分からないが。

今後の九重の課題として、水深1m未満のポンド浅場の釣り。
1)SH#10/11F+インタミ6ft+0.8号
または、
WT#5 クリアーintermediate + slowsinking 5ft + 0.8号
のラインシステムで、フェザントテイル#16やナチュラルパートリッジ#14以下を引いてどうか、だ。
ドライにちょっと近い釣り。
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タイイング8種(20131229)

2013年12月29日 18時52分10秒 | 机上釣
タイイング8種(20131229)

明日の九重用にノーシンカーでタイイング。
もしフライパターンで差が出るのなら、これでどうだろう。
ラインシステムはSH#10/11F 1.5mをインタミポリリーダー5ftと合わせて使う予定。
表層の釣り。
これまでと比べ、かなり小型を揃えた。
てらとこバージョンとは全く違う。

1)淡色トラウトガム2.5cm、#12TMC200R、アイスダブニシェールパール、マラブートッピング、キールタイプ。


2)ラビットゾンカー1.5cm、#12TMC200R、アイスダブニシェールパール、パートリッジハックル、キールタイプ。


3)ラビットゾンカー1.5cm、#10、アイスダブニシェールパール、マラブートッピング、オバールティンセルヘッド。


4)ラビットゾンカー1.0cm、#14(#16)、アイスダブニシェール赤、パートリッジハックル。



ただ、少し気になるのが、九重では小マスのショートバイトが延々続くこと。
もし、こんな小型パターンが有効だとしたら、単純に市販のフェザントテールやビーズヘッドニンフなどで充分なのでは?
オレンジフロスにパートリッジハックルのみ、とか。
???
マスがまだ子供で、やみくもにバイトするだけだとしたら、非常にシンプルな極小パターンで充分なのでは?

明日の九重ではフェザントテイルやビーズヘッド(BH)も試してみよう。
多分、めちゃくちゃに釣れるのでは?

ただ、リトリーブでニンフかあ。
グローバグを使い続けるのと同じ抵抗があるなあ。
でも、確かにこのパターンは自然渓流でも釣れたしなあ、グリキンやプロフェッサー程の面白みはないけれど。
うーん、でもまあ、釣れればOKなのか、管釣りだしなあ、うーん。

気を取り直して考えれば、どんな”手”を使ってでも、まず、フックをマスの口にセット出来なければ釣りにならない。
フライパターンのみでWFFが完結する訳ではないし、九重FRのフライパターンが決まれば、他の時間が出来るので、これは大歓迎。
さっさと次の段階へ進める。

次の段階!

止水のフォール&ジャーク、バイブリトリーブ(FJBR)のWFF!

てらとこでは成立したFJBRも、この九重ではフックセットが困難で、まだ成立していない。
このフックセットの難しさがフックやパターンそのものが大きすぎた、としたら、単純化してより小さくすれば解決する。
小マスの単なるタッチをがっちりフックセット出来るようなパターンで臨めば、FJBRも視野に入る。

九重ではBHニンフのフォールが効く、と、多くのブログにある。
小マスなので、リトリーブ中のタッチを捕るのは難しいだろう。
するとフォールでのテイク(しかしこのテイクはアタリに出ない!)に早掛けするのがベスト。
なので、早いバイブリトリーブでマスを寄せ、続くフォールでマスにテイク、ラインジャークでフックセットするのが一番だと思える。
極力、アタリを出さないよう気をつける。
もちろんリトリーブ中のタッチは多いが、これはリトリーブし過ぎのサイン、この場合、マスにタッチされないよう、より早く短いリトリーブに変える。
不用意にタッチされると疑似餌がバレる。

フォール中のライン変化、これもよく見るパターンで、確実なテイクから最もフックセットしやすいアタリの一つだ。
ただ、テイクの瞬間を見逃したことを確実に意味し、置き竿でも釣れてしまう、最も恥ずかしいアタリでもある。
”延縄釣法”じゃあるまいし、マスがラインと戯れる前に、こちらから勝負したい。

そのためには、下記表の手順を極力守ってみる。
順番釣り方意味
着水から直ちにスラッグを取る急な水面直下のテイクに備える
2秒毎にラインジャークしながらカウントフォールタナまで沈めながら途中のテイクを確認する
3鋭いラインジャークテイクの確認
4やや早く短いバイブリトリーブ(BR)を数回早いバイブリトリーブでテイクを避けながらマスを集める
5ロッドの前打でラインシステムそのものをフォールラインごと緩ませフライを直下へフォール
62カウントして鋭くラインジャーク寄ったマスにフォール・バイトさせ吐き出す前にフックセット
7再度やや早く短いバイブリトリーブ(BR)を数回早いバイブリトリーブでマスを集め次のフォール・バイトに備える


その明日のために更にタイイング4種。

5)フロス&パートリッジ#12(オレンジ、肌色、ピンク)
6)ビーズヘッド&フロス&パートリッジ#12(オレンジ、ピンク)




7)トラウトガム&アイスダブパールTMC200R#12(ナチュラル、オリーブ、カレー)


8)マラブー&アイスダブパールTMC200R#12(ミックス、緑)
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新しいSHシステム(20131228)

2013年12月28日 18時24分28秒 | 机上釣
新しいSHシステム(20131228)

激安フライショップからSH10/11F 15m、DT3F、インタミポリリーダー6ft(2個)それと追加のSH10/11i 15mが届き、早速、加工する。
まず、SH10/11Fを1m、1.5m、2m、3mに切り出し、ループ状に断端をベネッキウルトラストロングスレッドで縫った上で巻き込み固定する。

DT3Fそのものもメンディング用ラインシステムとして3mで切り出し、ループ状に断端を固定する。
特にSH10/11F 2mには渓流用メンディング用ラインシステムとしてDT3Fの4mを段がつかぬよう繋いだ。

また、時間があったので、写真のshootingラインの22lb(6号相当)をメインに、36lb(10号相当)3mをボディに”ベネッキウルトラストロングスレッドで段が付かぬよう接続”した。
これは下記「kencube ラインの接続方法」参照。
http://kencube.jp/Line/Connection01/mo-mo.html

替えスプールに余裕があれば、22lbメインの30lb(8号相当)3mボディも準備し、実釣で試したい。

これでシステムは下記表の通り。
 
L. system No. original line lenght(m) weight(g) abbreviation
1 SH#10/11i 1.0 4 SH#10/11i(1.0)
2 SH#10/11i 1.5 5 SH#10/11i(1.5)
3 SH#10/11i 2.0 7 SH#10/11i(2.0)
4 SH#10/11i 3.0 10 SH#10/11i(3.0)
5 SH#10/11F 1.0 4 SH#10/11F(1.0)
6 SH#10/11F 1.5 5 SH#10/11F(1.5)
7 SH#10/11F + DT3F 2.0 + 4.0 12 SH#10/11F(2.0)DT3F(4.0)
8 SH#10/11F 3.0 10 SH#10/11F(3.0)
9 DT3F 4.0 2 DT3F(3.0)
10 monofilament36lb + 22lb 3.0 + 100.0 0.1以下 mono36lb(3.0)22lb


SH10/11i系はタナが1.5m程度のやや深いポイント、SH10/11F系は水面直下から1.0m程度までのやや表層ポイント。
それぞれ立ち位置からポイントまでの遠さで、1.0から3.0mまでを使い分ける(しかし30m程度が限界だが)。
また、SH3.0用のメンディングラインとしてDT3Fの6.0mを今後作成予定。

SH10/11i系の効果は、利根川のスイングで確認している。
浅場はインタミポリリーダー、深場はシンクポリリーダーを、それぞれ使い分ける。
SH10/11F系の効果も、ノーマルフライラインとほぼ同じ釣りなので、違いはリーダーのみだ。
ドライと水面直下を狙うなら、ノーマルなテーパーリーダー、水面下から中層までならインタミポリリーダー。
必要だがあまり面白みはないラインシステム、でも次回の九重FRで試すのは、このSH10/11F系の効果だ。
もっとも釣れるのはmono36lb(3.0)22lbの超軽量システムなので、これと比較する予定。
少ないが中大型中心のてらとこは年始の初釣りか。
それまでに、濃いが小型中心の九重FRを仕上げないといけない。

てらとこは一発大物用、九重は小型数釣り攻略用。
おのずとタックルは違う。
鈎はてらとこは#6-10程度、九重は#12-16か。
九重は口が小さく、バイトする位置がゲイブではないことが多い。
九重用には特に、ゲイブにトリガーを入れる必要がありそう。
色はピンク、オレンジ、レッド、チャートリュース、イエローか。
パートリッジのソフトハックルのマラブー緑か。
胴はブラックのニシェール。
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九重FR(20131227)

2013年12月27日 23時31分20秒 | 実釣
九重FR(20131227)

仕事は午前まで、午後からの釣行。
てらとこか九重か迷ったが、ノーマルタイヤの二輪駆動、結局九重へ。

表層ウェットのフライマンがビシビシ掛けている。
8cm程度の小さなリトリーブで、沖から岸よりを広く狙っておられ、俄然やる気が出る。

始めは3号池の最深部でWF#4のメインラインにWF#11F2.0m+T8 2.0m+マラブー#12。
10分1匹のペースで30分3匹(0.1匹/分)
メンディングでポンプの水流を使い広い範囲をリトリーブ出来ることを確認した、が、アタリは引き込み以外ほぼ判定不能。
多分、ショートバイトをことごとく見落としている。

これはこれで調査終了、次は先日テイクが多かったSH#10/11i 1.5m+シンクポリリーダー+トラウトガム縫刺#14を再度試す。
先日は7度はあった気温は風雪で気温0度まで下がり、マスのタナも深いだろうとのこと。
で、やや深めからリトリーブ開始。
しかし、テイクがあまりにも少ない。
20分間で5テイク、3ランディング、しかし分0.15匹であまりにも少ない。
向かいのフライマンは表層でビシビシ挙げている。
で、タナを浅めに設定するとテイクは明らかに多くなった、が、ランディング率は低く、これは先日と同じ傾向。
トラウトガムの先端にガン玉1号を噛み付け、フックが上に位置する姿勢で沈降させると、ランディング率は明らかに上がった。
前半の10分間で4ランディング(分0.4匹)とやや改善へ。
ただ、ガン玉がトラウトガムのファイヤーラインに絡み、後半の10分間で1ランディング(分0.1匹)と再び悪化した。
この後、凍結防止剤でも凍結ガイドがラインを噛むのに驚き、午後3時半、実釣終了した。

しかし、これほど寒いのにウェットのタナは決して深くなく、水面へのライズも多く見られ、水温はまだ5-7度はあったのではないか。
水温をまず計ろう。
表層1m程度で最もテイクが多かったので、今後はフローティングシステムも準備する必要を感じた。
九重FRの2号池全域と、てらとこの浅場を中心に使えそう。
フロートポリリーダー、ホバーポリリーダー、インタミポリリーダーかフロロデーターリーダーだろう。
やはりインタミ?でもこれは実釣で確認する必要がある。

また、フライパターンで、縫刺トラウトガムでフックを上向きに沈降させるパターンは有効だったが、これはヘッドにシンカーを付けるか、テイルに抵抗のある”マラブー”などを足すか、で再現出来る。
ショットは嫌なので、マラブーを足したパターンがベストか。
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九重FR(20131225)

2013年12月26日 06時50分07秒 | 実釣
九重FR(20131225)

年休(夏休みの振替らしい)を取り、12/25の10時から九重FRへ。




てらとこは月火水が定休日、水曜は九重FRか鹿伏フィッシングエリア、山セミのみ営業。

出発前にタイイング3本。
上から、グリキン#14(金オバールティンセル忘れバージョン、スパンコール0.5mラメシルバー付き)、5cmトラウトガム縫刺#12、6cmトラウトガム#14縫刺。


まず、グリキン#14で開始、システムは下記、ことわりがなければすべて20分間での釣果。
1)SH#10/11i 1.5m + fastsink 3ft + フロロ0.8号2ft + グリキン#14
2)SH#10/11i 1.5m + fastsink 3ft + フロロ0.8号2ft + トラウトガム縫刺#12( トラウトガム縫刺#14も同じ)

3)SH#10/11i 1.5m + fastsink 3ft + フロロ0.8号2ft + トラウトガムnormal#6

4)SH#10/11i 1.5m + fastsink 3ft + フロロ0.8号2ft + フェザント&ゴールド#8

5)SH#10/11i 1.5m + fastsink 3ft + フロロ0.8号2ft + マエストロGランナー緑(写真なし、20分間)
6)WF#11F 1.5m + fastsink 3ft + フロロ0.8号2ft + マエストロGランナー緑(写真なし、4分間のみ)

釣果は下記表。
L. system Take Landing Miss-landTake/minLanding/min
9(100%) 5(56%) 4(44%) 0.45 0.25
24(100%) 1(4%) 23(96%) 1.20 0.05
3 3(100%) 1(33%) 2(67%) 0.15 0.05
4 3(100%) 1(33%) 2(67%) 0.15 0.05
5 27(100%) 6(22%) 21(78%) 1.35 0.30
6 1(100%) 1(100%) 0(0%) 0.25 0.25
これはマエストロGランナーでの釣果、ヒレピンの20cm級レインボー、よく引いた。

結果として、システム5がTake、Landing共にベスト、次点はシステム2だった。
その他は、ほぼ同等、システム6はデータ不足で判定保留。
DT#10Fに7ftT20を組み合わせてメンディングの止水ウェットを僅かに試したが、ロッドはシングル#6の8ftで非力、ティペットも結束しキャスティングがままならず、ほぼ釣りにならず。
止水のWFFにはT#10Fに7ftT20の組み合わせは完全に不向きだった(その理由で表からは削除)。
WF#11Fの3ftT11ではキャスティングは可能だったが実釣4分、しかしあまりにも短期間の為、効果判定はこれも保留中。

マエストロGランナーの成績がよかった理由は、鈎にオモリが巻いてあり、頭から早く沈降することも関係するのだろう。
縫刺トラウトガムの場合、ショット無しなので、沈降は遅く、沈降姿勢も定まらない。
しかし、ショット入りの鈎だと鈎のゲイブを上にして沈降し、ここにマスがテイクしてくる。
それもフックアップ率の高さのもとなのかもしれない。
ただ、それは止水の釣りに限ったこと。
流水ではショット無しでもゲイブからテイクしてくるので問題はないのだが。
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スイングの釣り、スライドの釣り(20131224)

2013年12月25日 01時46分09秒 | 机上釣
スイングの釣り、スライドの釣り(20131224)

スイングの釣りは、どちらかというとエサの”脈釣り”に近い気がする。
10-15尺のグラスロッド、エサの脈釣りでヤマメを追っていた頃。
身体を目一杯使い、短い仕掛けを流した。
当然、身体は伸び切って仕掛けはたちまち流れを横切り始める。
それでも「掛かってくれ」と祈りながらランに向き合った。

それに対して、スライドの釣りはエサの”ウキ釣り”に似ている。
15尺以上の長竿に長仕掛け、短いが浮力のあるヘラウキ、枝バリ仕掛けで、流れのカケアガリ、深い溝、流芯脇の緩流帯などを、流れに沿わせて仕掛けを流した。
ヘラウキのメモリがひとつ沈む、ウキの流れが遅れる、などのアタリで尺級寒バヤが釣れた。
流れをスイングさせるとオイカワばかり掛かり、寒バヤには流れへのスライドが必要だった。

今思えば、スイングで仕掛けが浮き、底を切ったのだろう。
底を流すにはあくまでもスライドで、つまり、ウキは水面から仕掛けをサスペンドさせる為のアンカーポイント、ここを起点に水底スレスレを流す必要があったのだ。

私のWFFはスイングの釣り、ダイレクトに鈎を操れるメリットがある。
しかし、対象は中層以上の”やる気のあるマス”に限られる。
お休み中の底層マスには届かない。

寒バヤのような底層マスを釣るには、スライドが必要だ。

WFFでのスライド、ウキつまり水面アンカーの役目は、何だろう。
メタルラインやモノフィラのみのシステムではなく、ノーマルなフライラインのシステムだ。
その場合、沈んだシンクティップはアンカーにはならない、それは表層に比べて底層の水の抵抗がより小さいからだ。
表層流と接するポイントが最も抵抗を受け、アンカーとして仕掛けの流れを決める。
そのアンカーがWFFシステムの水面部分、それはフライラインそのものだ。
当然、フローティングライン、しかし流し方が悪いと激しいドラッグで鈎が浮き、釣りにならない。
それでドラッグせぬよう、メンディングでラインを整え、仕掛けを流れに沿わせる。
流れに沿った鈎は底層をスライドするが、底層流は遅く、直ぐに表層流のメインラインに引きずられる。
するとドラッグで鈎が浮き上がるので、そうならぬよう水面メインラインを再度上流側へメンディングし直す。

つまり、表層メインフロートラインがウキの役目を担うのだ。
その長さは小河川では1.5mあれば足りる、中河川では3mだ。
その5-10ftのフロートラインをメンディングするライン、モノフィラでは慣性が弱い、ただ、モノフィラの軽さは欲しい。
すると水面上のフロートラインのメンディングには、低番手のフライライン、多分、#2-4(#3)、これをメインフロートラインと同じ長さで準備するのはどうだろう。

ウキとしてのメインフロートラインにST#10/11F、メンディングラインとしてDT#3F、シンクリーダーには5-7ips、T11-20の5ft程度だろう。
もし10ft以上のシンクリーダーが必要な場合は、それは一般的なシューティングヘッドを使うべきだ、TEALのheavyDラインのような。
リーダー以下にはシンクティペットを必要な長さで使い、フロロティペットはせいぜい、2ft。
重いシンクリーダーはフロートラインボディの半分程度に抑えた方がベター(ティペットの結束防止の為)だが、
短く軽いシンクリーダーならメインラインにこだわる必要はない。
広い浅瀬で水面直下を素直に流すのなら、メインラインはモノフィラで充分だ。

問題は、1.5m-2m程度の遠い水底の溝に鈎をスライドさせる場合。
単純に考えて、ルースニングでもよい。
しかし、遠投ルースニングでは水面ラインがインジケータをドラッグし、メンディングが必ず必要になる。
ただ、ルースニング以下はショットB程度とどうしても軽いため、下手なメンディングは水中の仕掛けを飛ばす。
更に、仕掛けの軽さがフックセットを遅らせる。
スラッグの多い遠投では、尚更だ。

遠投のスライドでは、確実なメンディングとフックセットのために、重い仕掛けが必要になる。
すると、メインのフロートラインボディとして充分な太さ、つまりST10/11F程度の規格は欲しい。
一応WF#11Fがあり、これを1-3mで既に切り出してはいる。
しかし、ラインの癖を放置しているからか、少なくとも止水のWFFタックルとしては無効だった。
のっぺりと浮かぶラインが、アタリを水面で”消した”のだ。

インタミシステムも止水で静置すると、ほぼ無効なシステムになる。
これはどんなラインシステムでも同じ、WFFは動かして初めて効果が出るからだ。
止水でフロートメインラインのシンクリーダー・シンクティップ接続をすると、水面からの強い角度が干渉しアワセが遅れる。
だからインタミシステムを使い、ほぼ直線にラインを水中に置く。
ただ、この「ほぼ直線のライン」はスイングの釣りに他ならない。
スライドではむしろ「充分な角度」が大切だ。
インタミシステムでは、これが作れない。

充分なライン角度、それは水面上に起点があり、そこから釣りが始まる。
するとその起点部分をマーキングし、それ以下が抵抗なく角度を作れるよう柔らかく接続する必要がある。
それにはメインラインのコアを充分長く引き出して着色し、その先端に小さなループを作るのがよいだろう。
メインライン、シンクリーダー、シンクティップの長さは、遠投した沖で流れに沿う流下方向が維持出来るようメンディングが打てるバランスに調整。
#11と#3の重量比は3:1なので、少なくとも同じ長さから2倍近くの長さまで#3を取れば、短いがより重い#11のメインラインをメンディングで引き抜く事もないだろう。
#11と#6では重量比2:1、これは#6が2倍の長さでぎりぎり、とすると、大体メインフロートボディの2倍のメンディングラインをとれば良さそうだ。
メインボディが1.5mならメンディングラインが3.0m、メインボディ3.0mならメンディングライン6.0m。
現時点で現実的なバランスは、メンディングライン2.0mのメインボディ1.0m、シンクリーダー1.0m、シンクティペット0.6m、ティペット0.3m、トータル5.0mか。
ターゲットはホームリバーの小河川。
緒方川クラスの小中河川なら、メンディングライン4.0mのメインボディ2.0m、シンクリーダー1.5m、シンクティペット0.9m、ティペット0.6m、トータル9.0mか。
利根川クラスの中河川なら、メンディングライン6.0mのメインボディ3.0m、シンクリーダー1.5m、シンクティペット1.5m、ティペット0.6m、トータル12.0mか。
犀川級の大河川なら、もう迷わず一般的なシステムを使えば良いだろう。

このバランスでメンディングかけられるかは、実釣で確認する以外にない。
特にメンディングラインの番手と長さ、だ。
取り敢えず、#3から始めよう。
この#3が2m程度なら、#10/11が水面に張り付いていても、この#3ラインのみを宙にリフトしシステムを対岸上流方向へメンディング出来るかもしれない。
それが出来れば、自然渓流の小さなスライドシステムとして成り立つだろう。

【イオ】 シューティングヘッド SH-10/11F ダブルハンド用
【イオ】フライライン DT-3F White 白 フローティングライン

でも、止水では、どう使う?
インタミボディは止水、流水両方で使える。
ただ、フロートボディは、止水では?
フルのDTラインのように、メクラメッポウ、メンディング打ちなのか?

完全な澱みを避け、たとえ風による表層流だとしても、僅かな流れに乗せポンドの底近くを広くトレースする場合がそれだ。
またはライン自重の僅かなリトリーブ。
それは広い意味での”ルースニング”システムかもしれない。
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伊藤稔氏ご著書2冊(20131222)

2013年12月22日 23時35分37秒 | 机上釣
伊藤稔氏ご著書2冊(20131222)

利根川明けのamazonにて下記二冊を入手。
1)零釣法のすべて つり人社 2002年
2)山女魚遊学―ナチュラルドリフト釣法のすべて つり人社 1990年
早速、概読。
「小野氏」の記述は見当たらず、更に古いご著書か。
しかし、その他の貴重な記述が見つかった。

特に「山女魚遊学(1990)」の、小野氏に教えてもらえなかった「秘技」「神業」の正体は多分これだ、という内容。

つまり「小野氏超え」した伊藤稔氏は、「小野氏の神業」の「不思議さ」を敢えて書き起こす必要がなくなったのだ。
何故なら、伊藤氏は小野氏の秘技・神業を既に会得したのだから。

伊藤氏のご著書に、その理論を篤く読み解ける。

1)零釣法のすべて つり人社 2002年
  伊藤稔 著
p43-48「ヤマメの捕食行動」
”ヤマメの捕食行動は、ホップ、キャッチ、バック、リターン”

p48-51「ヤマメとアマゴのアワセのタイミングは違う」
”アマゴは一度エサをかじって痛めておいてから、下流に回り込んで本食いに入る”

2)山女魚遊学―ナチュラルドリフト釣法のすべて つり人社 1990年
  伊藤稔 著
p79-80「送り込みの技術」
”魚がエサを食う場所で意識的にドラッグフリーを作ってやる”
”穂先を少し下げて、空中イトの張りを消し、イトフケを出してやる”
”勘合わせや誘いなどの高等テクニックの基礎”

p138-142「勘合わせ」
”ヤマメ釣りの最も究極に近い釣り方”
”空アワセをしない代わりに勘合わせということをやる”
”エサが就餌点に入る直前で、穂先をちょっと下げ気味にしてミチイトのフケを意識的に多くしてやる”
”この間合いが大体1秒以内”
”その直後にアワセる。もちろんアタリはとっていない。食ったと仮定しての予定アワセである”
”多い日でその日の釣果の5割は、この釣り方でということもある”

p142-145「誘い」
”やり方は、魚の目の前で、エサをフワリと上げてやる”
”次の瞬間、エサを押し込むようにミチイトを緩める”
”誘いと誘いの間に、2-3秒の間合いを置くことが大切”
”つまり、誘いを掛けて、エサを送って、アタリをとらずに合わせる、というやり方だが、アタリが渋いときなど、かなり効果がある”
”アタリをとらずに合わせる勘合わせなら、エサが入れられるところすべてがポイントになる”
”少々釣り荒れた川でも、先行者がいてもお構いなしに釣れるのが特徴”
”やれば絶対に釣れる、というぐらいの自信を持って試して欲しい”

この伊藤稔氏は岩手県東磐井郡で薬局をご経営とのこと(ご著書より)。
結構な識者である。
その伊藤氏が”強烈な興奮を禁じ得なかった”のが、当時北海道大学農学部助手だった故 中野繁先生(山女魚遊学、p15-16)。

故 中野繁先生の科研の記録
http://kaken.nii.ac.jp/d/r/50217791.ja.html

故 中野繁先生の業績集
「川と森の生態学―中野繁論文集」

この中野先生については下記*ご参照。
#############################
*中野繁先生 京都大学生態学研究センター助教授
(下記より引用させていただきました。有難うございます。)
「生物への情熱映像で再現/神岡出身生態学者故中野繁さん/米企業が教育番組制作」
http://blog.goo.ne.jp/niimuray/e/dd4afb8b90b325bb0488581ee648dad5

岐阜新聞から

生物への情熱映像で再現/神岡出身生態学者故中野繁さん/米企業が教育番組制作

 奥飛騨などをフィールドに自然の営みを研究し、二〇〇〇(平成十二)年にメキシコ沖で行方不明となった飛騨市神岡町出身で生態学者の故中野繁さん=当時(37)=をテーマにした教育用ドキュメンタリーの撮影が十一日、同町で始まる。地球規模で生態学を追究した成果をまとめる約一時間の番組で、中野さんの生物への愛着と研究への情熱が描かれる。

 中野さんは、三重大学演習林でのアマゴの研究を契機に生態学の最先端を歩み始め、北海道大学農学部助手となって博士を取得。京都大学生態学研究センター助教授となり、カリフォルニア湾で離島の調査に向かう途中でボートが転覆。後に死亡認定された。

 教育番組は、米国コロラド州の制作会社によって作られる。二年前に、中野さんの研究に感銘を受けたディレクターが、中野さんの研究仲間で研究を引き継いだコロラド州立大学のコート・ファウシュ教授らと協議し、制作が決まった。

 五月九日にスタッフが来日し、中野さんがフィールドにしていた北海道苫小牧市の森林や知人らの撮影を終えて飛騨市に移動し、イワナの生態を研究した渓流などを撮影する。 番組では中野さんの論文を基に、川や森にいる動植物の相互作用の様子などをまとめる。魚類は必要なエネルギーの約四割を森から得ており、鳥はエネルギーの約二割を川から得ているなど、現地調査を重視して膨大なデータを集めた中野さんならではの研究結果を紹介する。今年中に完成させて米国の放送局などのメディアに紹介する。

 中野さんの共同研究者で北大北方生物圏フィールド科学センター苫小牧研究林の村上正志助手は「中野さんの研究をまとめることで実際の自然を伝え、彼の研究に打ち込む姿などを通して、人の心に響くものを作りたい」と話していた。

 (小西里奈)

(写真)奥飛騨の渓流で釣ったイワナを手にする在りし日の中野繁さん

《岐阜新聞6月11日付朝刊社会面》
#############################

伊藤稔氏の2)山女魚遊学によれば、故中野繁先生のご研究方法は、
”実際のフィールド(水中)にウェットスーツにシュノーケルという出で立ちで潜って観察、研究する訳だが、水中でジッと動かずにいる時間は、少ない日でも5時間、多い日で12時間観察しっぱなしということもあるという”
”更にその日数たるや、年に150日平均で6年間ずっと続けたというから驚きだ”
”それだけに、その観察、研究のデータは素晴らしい”
”すべてが事実であり、真実である”(山女魚遊学、p16)。

また故中野繁先生のご研究成果の一つに、
”ヤマメは釣って釣れない場所でも決して居ないわけではない。ちゃんと居る。しかも、常時1分に1回平均(最高1.4回、最低0.8回の割合)でエサを捕っているというのだ。それも朝夕マズメに関係なく”(山女魚遊学、p162)、がある。
つまり、釣れない、のはエサを捕らない、そこに居ない、のではなく、ただ単にヤマメの口に鈎が掛からないだけ、というのだ。

この後、2000年に中野繁先生は京都大学の助教授として、研究活動中にご逝去された。

伊藤稔氏のこのご著書は1990年の版、もう既に23年が経つ。

でも、どうしてどうして!
多くの方々の替え難い人生・ご業績に支えられ、
そのご著書は、まだまだ輝いているじゃないですか!
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より重いシステムへ(20131221)

2013年12月21日 23時15分38秒 | 机上釣
より重いシステムへ(20131221)

今まで本当に軽いシステムばかり使って来た。
小河川ではそれでもよかったかもしれないが、利根川など中河川では、それは通用しなかった。
自分のキャスティングでポイントに届かない。
流し込みが必ず出来るとも限らない。

来年、9ft#8の初めてまともなカーボンが来る。
安物だが#10クラスのカセットリールも、だ。
この1本で#8-10ライン中心の重いWFFシステムが組み上がる。

これまで、フライラインはあくまでライン延長であり、操作の中心はロッドだった。
でも今は、フライラインはロッドの延長だと強く感じる。
そのためにも、”フルボディ”のフライラインが要る。
多分それはDT#8以上ではなかろうか。

SHやWFは飛ばし浮きや”ジェット”天秤の役目、DTはロッドの役目。
でも浅瀬では重いDTシステムが魚を驚かせる。

深場、長いラン、強い水勢。

メタルなど極細ラインに5Bから鮎玉1号以上のショットで水底を転がすような釣りもした。
が、それはロッド直下からサスペンド出来る範囲の話。
ポイントが対岸よりではお手上げだった。

T20の応用。
T20をジャムらずに遠投出来るシステム、しかも釣りになるような。

T20が1ftで20x0.0648(オオロシヤ)=1.296 gなので、3ftで約4g、7ftで約9g程度。
20-30g程度のシステムなら楽にキャスト出来るだろう、が、それは#10以上のラインだ。
#8ラインでは遠投は難しいだろうが、比較的近距離なら可能か。
DT#10なら多分両方とも大丈夫だろう。

水深2mクラスの水勢のある淵がターゲットか。
T20が7ftで、シンキングポリリーダーが5ftで水深の1.5倍のシンクシステムを組める。
これなら斜位で入っても底層keep出来るかもしれない。

まーしかし、そんな妄想でもどこかに正解はあろう。
答え合わせ出来る実釣が、どうにも待ち遠しい。
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山セミ(20131221)

2013年12月21日 20時48分45秒 | 実釣
山セミ(20131221)

完全な夜闇前の30分、山セミへ。
メンディングの釣りの確認へ。

ダイワ ロッホモアX F866-4U #6 にWF-6F、ノーマルリーダー7ft+ティペット3ft、淡色トラウトガム。
このラインとロッドを久しぶりに組んだが、キャスティングでほぼフルラインが出るのに驚いた。
何? ラインとカーボンロッド性能が合う? いつもモノフィラなのでノーマルフライライン性能に驚いているだけ?

ただ、小さいポンドでは、ポイントからのリーダー以下のスケールアウトが甚だしく、釣りにならなかった。
若干大きいポインドでは、まあ、レンジには納まった。

実釣30分、結果、ノーバイト。
夜闇の中、タッチもテイクも分からず終了。

山セミは水深1mの浅いポンド、水質もクリアだ。
メンディングの誘いでは、止水の水面インパクトが大きすぎるのか、それともメンディングでそもそもフックセット出来ないのか、今回は不明のまま終了。

今回の釣行で、#6は充分に重いラインだがフックセットや沖へのメンディングには軽い印象だった。

発注しているDT#8とDT#10の到着が待ち遠しい。

仕事の合間を縫い、より深い他の止水管釣りでメンディングの釣りを確かめたい。

解禁まで後2ヶ月あまり、ウカウカしてはおられない。
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今後のWFFの展望(20131218)

2013年12月18日 03時08分53秒 | 机上釣
今後のWFFの展望(20131218)

子持冬期釣り場での反省を踏まえ、今後のWFFについて再考。

DTラインを使って縦のメンディングの釣りを拡張すること。

練習の場は、近所の中下流域の河川。
ポイントは水勢と水深のある複雑な流れの緩流帯の底層流。
対象魚は、オイカワ、ウグイ、ニゴイ、シーバス。
フライはオイカワとウグイはチャートリュースMSC、ウグイとニゴイはトラウトガム茶、シーバスはクラウザーミノー。
ラインはオイカワとウグイでDTF4、ウグイとニゴイでDT6F、シーバスはDT8Fか。
ロッドはグラス12ft#4-5、カーボン8ft#6、カーボン9ft#8、場合によってはカーボン14ft#10も使用。
リーダーは#6以下でポリリーダー5ft、#8以上でtype4、5ips、T11以上を使用。
釣り方は流れに対して、
Step-up / Stay / Step-down counter-mendingで、それぞれ、リトリーブ、サスペンド、スイングを掛ける。
誘いは、メンディングでチェイスとフックセット、メンディング後のフォールでテイクを狙う。
フックアップはラインジャーク。
この練習で、メンディングと水面下のシステムとの関係を身体に叩き込む。
ライン番手とシンクリーダーとの関係、その長さ、メンディングの強さとライン番手、ロッドとメンディングの関係、等。
釣れる釣れないは度外視、とにかく、練習しメンディングの技を身体で覚えたい。
その過程で、スペイキャスト、スカジットキャストも練習しよう。

もちろん、時間に余裕があれば管釣り場でも試したい。
止水でもロールキャストで「Step-up counter-mending」を打つと、
沖の深場ポイント(水深3m級)を岸から15m離れた状態で岸に平行して探っていけるかもしれない。
更には、沖への逆リトリーブも出来るかも。
「初体験への誘い」に、スレたマスも思わずテイクするのでは?

これは是非、試したい。
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2013年12月 子持冬期釣り場の反省(20131217)

2013年12月17日 19時33分46秒 | 机上釣
2013年12月 子持冬期釣り場の反省(20131217)

まず、WFFの引き出しが少なかったこと。
次に、ロッド性能を軽視したこと。
更に、フライラインのフルセット準備を怠ったこと。
最後に、肝心の勝負フライタイイングをサボったこと。

今の私のWFFの引き出しは、”ゼロウェット”という超軽量のスイングの釣りと、SHとシンクティップのスイング、ヘビーシンクティップのサスペンドからのリトリーブ、そしてアウトリガーの4通りしかない。
フライラインはWFかSHが中心で、あとはモノフィラとポリリーダーを多用している。
肝心のDTはほぼ使っていない。
遠投に役立たない、と考えたからだ。
WFFでのメンディングの大切さは、まったく考えていなかった。

決定的に欠けた技術。

まず、キャスティングの未熟さ。
次に、サスペンドがロッド直下しか出来ないという技術の欠落。
特にこのロッド直下より遥か沖にラインをサスペンドさせる技術。
これは充分な太さのDT-Fラインが必要だ、多分、#8クラスの。

ネットyoutubeで興味深いWFF動画(SeiichiKaneya様ご投稿)を見つけた。
http://www.youtube.com/watch?v=LRR6xUvqUZw

三依C&R区間でのWFF、中程以降で、岩へのブッツケ深場へ流し込みヤマメを掛けているが、その途中で一定ポイントにフライを留めるため対岸へのメンディングをされている。
このメンディングで僅かに流されながらサスペンドし、ポイントに定位した縦のスイング・ターンが出来ている。

この技術は、やはりyoutube(kashukashukashu様ご投稿)にも見つけることが出来る。
http://www.youtube.com/watch?v=DKEpB2WaAXA

子持冬期釣り場のヘルシーパル赤城ほぼ正面対岸よりスペイキャストで遠投、
その後のメンディングで流れに沿うようラインを整えておられる。

つまり、上流沖方向へのメンディングで、ラインが流れ下り岸へ寄るのを止め、縦のスイング・ターンを繰り返しながら、岸から離れたポイントにややサスペンドさせる技術だ。
杉浦雄三氏らの”DEEP WATER TWITCHING”や”縦のスライド”釣法だろうか。

この技術を使うと沖の一定の流れに沿う方向で、表層流にやや打ち勝ってより遅い底層流と共にラインが”スライド”して流下する。
バイブやフォール&ジャークを直接使えないが、縦ターンでもあるメンディングそのもので鈎はジャークされ、その後の流下でフォールが始まる。
また、メンディングの縦ターンでマスは鈎をチェイスし始める。

すると、目的の流れにキャスト後は、対岸上流方向への大きなメンディングを打ち、
1)初回でスラッグを解消しラインを整え、マスのチェイスを誘い、
2)続く表層流ライン流下で底層流の鈎をフォールし、チェイスするマスにテイクさせ、
3)40-50cm/1-2秒後に2回目のメンディングでラインジャーク、テイクしたマスのフックセットを狙う。
4)フックセットなければ2)3)に戻り、”縦のスライドスイング”を繰り返す。
5)バイブ追加として、よく泳ぐようタイイングした鈎を使う。

この技術。
まず、どのライン番手が水面プレッシャーが少なくメンディングできるのだろう。
次に、ロッドとラインボディのバランスは?
更に、ラインボディとシンクティップとのバランスは?
立ち位置は?
アップ?サイド?ダウンクロス?

この技術が有れば、子持冬期釣り場の長く深い”川溝”に沈んだマスの鼻先でフライを踊らせることが出来る。
管釣りなので、まずテイクするだろう。
ただ、その沈み群れるマスの鼻先でフライを踊らせる技術が有れば、の話。

規模は随分小さいが、木郷ではそれを試す事が出来る。
木小屋隣りの深く細く流れる淵、最下流の深い淵、最上流の浅く巻く淵、上流域の崖下の浅い淵、育成場正面の狭く速い流れ、育成場下端の一番人気の大物の淵。
木郷のマスは過密育成のためかヒレが痛み、速い遊泳は得意ではなさそう。
なので、やや急流では鼻先へのプレゼンか、緩流域のスイング・リトリーブとなる。
どちらにしろ、一定の流れに定位して縦ターンとフォールを繰り返すメンディングの釣りは有効なはず。
ただ、ラインボディが水面を裂くのでマスにはプレッシャーとなる。
それを避けるには、ティペット・リーダーをやや長く取る必要がある。
利根川クラスだと、普通に10ftでもよいだろうが、
木郷クラスの小場所では長いとスケールアウトしてしまう。
かといって短過ぎれば、メンディングでマスが散る。
木郷は7ft程度が適当か。
5ftのシンキングポリリーダー、1ftのティペット。
広い浅場では10ft程度で、8ftインタミポリリーダー、2ftティペットか。

より上流/同じ位置/少し下流にメンディングを打つと、リーダー/鈎の重さ/抵抗で、フライは沈む/定位/浮く。
Step-up counter-mending(ステップアップ):より上流へのメンディングは、対岸方向へのリトリーブ、
Stay counter-mending(ステイ):同じ位置でのメンディングは、その位置でのサスペンド、
Step-down counter-mending(ステップダウン):少し下流へのメンディングは、縦のスライド釣法、
いづれにせよ、このメンディングが、マスをチェイスさせる。

ロッドとラインバランスはどうだろう。
今は12ft#2-3グラスロッドが主だが、9ft#8カーボンでもイケルだろうか。
これは全く想像つかない。

木郷の最上流のやや浅い巻く淵の緩流帯では、DT-Fの#1より#4なら充分なメンディングが出来そう。
ただ、育成場正面の狭くやや速い流れでは、DT-4Fではメンディング完了速度が表層速度に負けそう。
より速い流れに遅れずに、素早いメンディングを確実に叩き込むには、#6以上の重いラインが必要かもしれない。
例えば緒方川のように更に速く深い流れでの強いメンディングには、#8以上のラインが必要ではないだろうか。

この近辺の管釣りで対岸メンディング(counter-mending)には、少なくともDT-4Fがあれば良さそうだ(これは所有!)。
水深は、九重FR、てらとこの流れ込み、木郷の多くの淵が1m程度なので、リーダー以下は7ft(リーダー5ft、ティペット2ft)で充分。
フライは流れをバイブに使うので、長いクイルウィングに厚いハックルで不規則な水抵抗を持たせ、強いテイルで姿勢を維持させる。
ヘッドに小さな円盤(スパンコール)を付けてもいいだろう。
ショットは付けず、泳層へはメンディングを打つ位置(ステップアップ/ダウン/ステイ)とリーダー交換で対応しよう。

釣り方は、メンディングによるラインジャークのチェイスとフックセットを、メンディング直後によるフォールでテイクを、それぞれ適正に使う。
つまり、キャスト直後からシンクリーダーのフォールでどんどん沈め、底層に届いた頃に一回目のメンディングでラインを整えながらジャークのチェイスを誘う。
その後のスイングで再びフォール、1秒から5秒間のテイクタイムの後(もちろんアタリなど出ない)、定時のメンディングでフックセット、ノリでラインジャーク、フックアップ。
これが流芯向うの緩流帯で出来れば最高だ。

今はこれが、ロッド直下でしか出来ない。
何という引き出しの少なさ。
ああ、無念、折角の子持冬期釣り場。

リベンジは、来年の何時頃になろうか。
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寒波の子持冬期釣り場(20131215)

2013年12月16日 08時21分13秒 | 実釣
寒波の子持冬期釣り場(20131215)

今朝は少し様子が変わっていた。
後で知ったが、今期一番の寒波だったらしい。

まず、山に雪雲が掛かり、雪もチラホラ!
次に、木枯らし。
朝からの強風でさざ波む水面!
そしてハネやモジリも全くない!



休日の0800-1230まで目視出来たフィッシャーマンは2人だけ!

開始0830。

1)SH#10/11i 3m + extrafastsinking5ft + 1.2号 2ft + 縫刺淡色トラウトガム

天神岩上からアンダーハンドで追い風20m強、グラスロッド12ft、ランニングライン22lbモノフィラメント、ラインパレット有り。
グラスロッドは勢いよく振ると、ロッドバットが大きくシナる。
ラインが乗った、のではなく、単にロッドの振り負け。
なので、力任せにロッドを廻しても飛距離はでない。
タイミングをみてやや抑え気味に廻す。
充分に沈ませた後でのスイングは、ややゆっくりとした流れなので扇状にリトリーブなしてバイブを掛けながら。
昨日はこれでテイクが3度も有ったポイントとタックルなのに、今日は全くの無反応!
ガイドが凍る程ではないが、昨日とは全く違う寒さに、魚の気配を全く感じない。

その後、昨日夕、地元学生ルアーマン達がヒット続けていた更に上の水勢のある対岸の深場へ移動。

2)SH#8iカット3m + T20 3ft + 1.2号 2ft + 赤ゾンカー/淡色トラウトガム

逆風だがなんとかポイントへ届く、が、スイングがやはり扇状の早いターンで、フライが水底から浮き上がる。
水勢のある深いポイントは、杉浦雄三氏の”メンディングによる縦の流し込み”が最適。
でも、そのためにはT20の5-8ft程度を投げれるラインシステム、スペイ/スカジットキャスト、それからラインに負けないロッドが必要。
少なくとも、バックスペースのあるポイントでは#8DT-Fライン、なければTEALの#8HeavyD-Speyシステムが必要だろう。





既に1230、4時間のWFF。
今回はノーフィッシュ、テイクもタッチも無し。
これにて今期の子持冬期釣り場は終了。
残念。
しかし、今後の課題がはっきりした。
水勢のある深いポイントでの
ヘビーラインシステムをメンディングで手繰るDTフライラインの釣りだ。
地元の深場寒バヤ釣りで腕磨き、ああ、寂しい。

追記)
子持冬期釣り場のHPで、この寒波の12/15に餌で釣れたマスがUPされた。
エサでは釣れた、、、私の未熟なWFFでは釣れなかった、ああ、、、リベンジしたい。
ああ、もう一度。
今期もう一度、、、ああ。
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阪東・子持冬期釣り場(20131214)

2013年12月14日 19時44分51秒 | 実釣
阪東・子持冬期釣り場(20131214)

朝9時頃から開始。
始めは天神岩下から。
1)SH#10/11i 3m + extrafastsinking 5ft + 1.2号 + 淡色縫刺トラウトガム#12
出て20m、あまり飛ばない。
天神岩上に移動、前回釣れた場所の上手から開始。
バイブスイング、フォール&ジャーク。
10投目あたりで根がかり?
ジャークするとマスが釣れていた。
なかなか上がってこない。
10分程度かかったかもしれない。
軽くゴオマル。



更に釣り下る。
また、バイブスイング、フォール&ジャーク中に根がかり?
ジャークでまたゴオマル。
これもまた元気に走り回る。



よく引いた。

さらに釣り下り、明らかなテイク、でもフックセット出来なかった。
天神岩近くなると根がかりが頻回になり、システムチェンジをかねて更に上流へ入る。

ここは前回、ロクマルを挙げたところ。

2)SH#12S7ips 3m + fastsinking 1ft + 1.2号 + カディスラーバ#6
上流からかなり流れに乗せて送り込み、サスペンドからバイブリトリーブの釣り。
テイクあり、フックアップする。
しかし掛かりが浅く、無念のフックオフ。
その後はタッチもテイクも無し。

また天神岩下。
3)SH#10/11i 4m+fastsinking 5ft + 1.2号 + ラズベリートラウトガム縫刺#12
これは遠投出来ず、釣りにならず。

同じシステムをダブルハンドでキャストしてみる。
が、満足な飛距離はでなず、釣りにならない。

4)kencube#6SH4m+fastsinking 5ft + 1.2号 + ラズベリートラウトガム縫刺#12
これも満足な飛距離は出ず、釣りにならない。
5)TEAL#6heavyDライン+fastsinking 5ft + 1.2号 + ラズベリートラウトガム縫刺#12
これも同様、スペイキャスト出来ずに、釣りにならない。
30m超の飛距離を出すためには、少なくとも重いSHが要るだろう。
シーバス用のSHだ。
でもそれは置いて来た、残念。

初心に帰り、ダブルハンドのまま、
6)kencube#5SH5m+fastsinking 5ft + 1.2号 + ラズベリートラウトガム縫刺#12
を使う。
天神岩上、一度明らかなタッチあり、追い喰いを待ったがその後静かに。

結局、テイクは5回、ランディング2回、フックオフ1回。
システムは
1)SH#10/11i 3m + extrafastsinking 5ft + 1.2号 + 淡色縫刺トラウトガム#12
が最も良かった。
明日もこのシステムから開始する予定。

その他、ルアーの方々も一人2-3匹は挙げていた様子。
今日は全体的に良く釣れた日だと思う。

明日もまたtryする予定。
しかし、午前中で終わりか。
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WFF熱(20131212)

2013年12月13日 00時10分40秒 | 机上釣
WFF熱(20131212)

明日は大仕事だというのに、心はフライをリトリーブ。

何だろう、このWFF(ウェットフライフィッシング)熱。

スキー、テニス、その他のスポーツにハマる感情と多分同じだ。
何も得することはないが、達成感だけがある。
この達成感がヒトをハマらせるのか。

この場合、どんな達成感?
魚を意のままに釣る?
でもそれじゃ飽きるのでは?

多分、狩猟本能。
「穫りたい」
そんな欲求。
ただ、穫った後には興味はなく、リリースするのみ。
それが甘美で、実に楽しい。

いわゆる単なる「自己効力の充足」だろうか、”自分はスゴい!”と思い込める快感、のような。

そうかも知れないなあ。

ただ、誰にも評価されなくとも自分の思い通りに事が運ぶ快感が得られる事は、非常に大事なファクターだ。
つまり”運命を制御出来た”という達成感。
「自分の思い通りに事が運ぶ」快感。

WFF熱の正体は、実は、その快感への渇望、ではないだろうか?
自然を相手に”自分の運命を支配出来る”という。

しかしまあ、なんと小さな話だ。
バカバカしい価値観、、、
でもそれが、趣味への無闇な傾倒(バム:bum)の、本当の正体かも知れない。
バカバカしい価値観、でもそれが、今の私には充分心地よい。
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