なかなか釣りに行けない

なかなか実釣出来ず、稀の釣行を夢見て、机上の空論を重ねる備忘録です。

西米良の紅葉(20211130)

2021年11月30日 08時18分09秒 | 日記

西米良の紅葉(20211130)

山あいに綺麗な黄色が見える。
よくみると一本の樹で鮮やかな黄がびっしりと茂っている。
葉の感じから銀杏ではなく、何だろう。
谷間にも幼木があり、同じように鮮やかな黄色。

大分の職場近くで似た黄色を見つけた。
なんという植物だろう。


それでネットで調べると「みやざきの紅葉・黄葉」がヒットする。
http://www.ramble-among-flora-of-miyazaki.com/sub71.htm

するとどうも「イヌビワ」「アカメガシワ」「エノキ」あたりが候補。
西米良村で目立つ黄色の樹、調べればすぐにわかるとタカくくったが、これが難航。
釣りと同じで細やかな情報収集は必須、今すごく後悔している。

職場近くで拾った黄葉は「イヌビワ」、果実は食用になる。
https://www.ffpri.affrc.go.jp/kys/business/jumokuen/jumoku/zukan/inubiwa.html

次の西米良まで黄葉は残っているだろうか。
気になったことは丁寧に記録しなければならない。



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改良鹿革とPHS#8LCカット準備(20211129)

2021年11月29日 23時09分07秒 | 机上釣

改良鹿革とPHS#8LCカット準備(20211129)


55mm鹿革を針側15mm、アイ側10mmで縦カット。
15mmを左右に分けて針(層グレ6号)を埋めスレッドで固定しUVレジン仕上げ。
アイ側も同様にスレッドからUVレジン仕上げ。
左右に開いた尾部、これが水に入ると水流や鹿革の重みで閉じ針を包む。
これでマスに針掛かりした後の動きが自由になり、てこで外れることが減る、と思う。
実釣で確認するしかないが、それは少し先の事。


kencubeのPHS#8LC(14.8m23g)の先端3ヒロ(15ft)の位置から2ヒロ(10ft)の重さが6−7g、ここをカットすると11.8m16−17gになる。
18gは欲しいからカットは8−9ft程度にすればよい(12m18g)。
でもカットしなくても14.8mあるので、近距離はフルラインのように、遠距離はシューティングヘッドのように、DH#6で使い分けできるかもしれない。
カットしてからでは遅いから、ここはキャス練で要確認。

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西米良村11月第4日曜(20211128)

2021年11月28日 22時27分01秒 | 実釣

西米良村11月第4日曜(20211128)


起床5時、6時発、入渓6時半、7時開始、脱渓14時、実釣7時間。
村所橋水位0.76m、気温3度、晴れ。
車のフロントが凍っている。
気温が急激に下がったのか川面もモヤが立ち込めている。
まるで湯布院の金鱗湖のよう。
もしかしたら低水温でマスの反応は悪いかも、と嫌な予感。


1)DH12.8ft#6、kencube-PHS#8(11m23g)、フロロ1号、4本マルチ
リードが鹿革太長層グレ5号で開始。
早々に鹿革を3テイク、しかし目の前で全部バレ。
その後リードをチューブに替えネバるもテイクせず。
さらに釣り下るがほとんどテイクつかない。
朝8時半になっても山間の川面に陽がささず、水温は上がりそうにない。


9時過ぎ、陽のさす花火会場前へ出てみるとまだ誰もいない。
朝イチの低水温をみな避けているのか、確かに今朝はそれが正解。
右岸からキャストしてみるとリードの鹿革をテイクする、が、やはり全部バレてしまう。
それで普通の鈎に換えてみると今度はテイクがつかない。
今日は鹿革のアタリ日らしいが全部バレる。
遠投のスイングだから強いテンションがバレの原因?
それで鉄板ポイントの岩場に入り近距離を試してみる。
するとバタバタと連釣、取り込み距離が短いと大丈夫らしい。
その後、遠投での釣りは諦め比較的近距離で釣る。
結局、9フィッシュで終了。
寄せ途中のバレは6−7匹以上と今季一番多かった。



バレの原因は鹿革の針より後の部分が長すぎ、ここがテコになって針が緩むらしい。
ネットに入った直後、そのまま外れてしまうので。
鹿革太長層グレ5号の尾を切り詰め形成し直す予定。

しかし、、、クイルウィングへの反応が悪くなってきた。
水温が下がったのか、それともスレたのか。
まだ使っていないパターン、ラビットバニーやグリキン、スカッド系なら反応は良いだろうか。
鹿革太長の設計も見直そう。
針シャンク背側に残した鹿革がテコになるから、鹿革尾部で針シャンク左右を挟み針の背と腹をフリーにすれば解決する。
この試作は明日以降にて。

追記)
メンディングステイでkencubebのPHS#8のお題。
左手シングルスペイはラインが重い分、投げやすい。
練習は重いラインから始めた方がキャスト感覚は掴みやすいかもしれない。
キャスト距離もせいぜい20m程度、多くの場所は15mでこと足りる。
なので今日の左右シングルスペイそのものにトラブルはあまりなかった。

しかし、渇水の一ツ瀬川で遠投しないならPHS#8はやはりオーバータックル。
特に近距離のライン操作は重くなる、当たり前だが。
DH#6なら10m18g程度が長時間メンディングでは無難だろうか。
そんな重心bellyラインを探すと、見当たらない。
自作するならkencube-PHS#8(11m23g)の中央部分2mを切り詰め再形成し9m19g程度を目指す方法がある。
このkencube-PHS#8には長いLCタイプ(14.8m23g)あり、これから切り出す方がより確実かもしれない。
この場合、中央部分の3ヒロ(4.5m)カットで10m18g(277gr, DH#4相当)程度と予想。
このPHS#8LCはすでに手持ちあり、今すぐに取り掛かれる。
でも失敗すれば丸損、かなりの人柱作業だ。

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西米良の夕(20211127)

2021年11月27日 17時52分05秒 | 実釣

西米良の夕(20211127)


大分発1200、西米良着1500、入渓は1540、村所橋水位0.75m、晴れ、気温14度。
フライマン1名、ルアー師1名実釣中。
1)DH12.8ft#6、kencube-PHS#8(11m23g)、フロロ1号、4本マルチ
花火打ち上げ会場前で少し投げてみるがアタらず。
好釣場に入ったフライマンは釣れ続いている様子。

そうこうしていると発電所から濁り水、まるで犀川殖産のような白濁り、懐かしさすら感じる。
しかしそんな状態で釣れるはずもなく、早々と終了。

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メンディングステイでのライン比較(20211126)

2021年11月26日 23時20分02秒 | 机上釣

メンディングステイでのライン比較(20211126)

kencubeのPHSの#8(11m23g)と#6(10.6m14g)でメンディングステイを比べると、操作性は確実に#8が勝る。
重い鈎やショットを使い激流流心脇のタルミにステイさせ続けることがメンディング1回で完了する。
これは本当に有難く、メンディング回数が減るから手首や肘の負担まで減る。
狙うポイントにステイし続けてくれるのでキャストやメンディング回数まで減るのだけれど、その分、ポイントに鈎がステイし続ける時間が確実に増える。
これが結果的によりよい釣り体験をウェットフライの先にぶら下げてくれる。
マルチドロッパー使いだからキャスト回数が増えればその分、トラブルも増える。
キャストが増えると実釣時間が反比例して減るのは前述済み。
逆にワンキャストの役割が増すから、そのキャスト精度で釣りが左右される。
“ああっ失敗したから投げ直そう”では済まされない、それがマルチドロッパー・ウェットの世界。
ドロッパーがグチャグチャになり解除に時間をロスしてしまう、しかも絶好のプライムタイムに。
一体何のために、前泊して早起きし夜明け前から川辺を歩きようやくたどり着いたのか、そう自問自答し地団駄ふむ時間だけが無駄に過ぎる。
ワンキャストの大切さはドライでも同じだけれど、失敗した時の深刻さはマルチウェットの方が計り知れない。

なのでミスキャストが少なくメンディング操作性の高いラインが絶対条件になる。
そこにはロッドに適正なライン重量だけでは決まらない条件が3つある。
1)浮き続ける絶対的な浮力
2)belly寄りの重心
3)軽量リールに収まるライン径

ラインが沈めばメンディングできない。
フロント寄りの重心にはメンディング操作が届かない。
重過ぎるリールが終日メンディングで腕を壊す。

いまのところ、kencubeのPHSシリーズとTEALのMSDシリーズがメンディングに最適だと感じる。
(止水で抜群に遠投できるRIOの3Dシリーズは、フロント寄りの重心だった)
そしてライン重量とロッドバランスの関係。
特にTETAL-MSDシリーズの表示ライン番手の実測重量は、ロッド指定のライン重量を軽く超える。
それでもスペイで投げれば、RIO-3D(520GR)をDH12FT#4/5格安ロッドでフルキャストしたほどのものすごい腰抜け感は全くない。
そもそもTETALのMSDシリーズはフルスイングでロングキャストするラインではない。
そのライン設計は超重いシンクティップや鈎をスペイで投げ入れメンディング操作するために特化している。
メンディングできる距離は立ち位置から対岸10-15m程度だから、せいぜい20m先にラインが入ればキャストは十分だ。
「TEAL-MSDラインは遠投専用ラインではない」ことを忘れなければ、何ら問題はない。

kencubeのPHSはそもそもシングルハンドの遠投専用ライン。
短いロッドで操作するからこそ重心がベリーに位置する。
この設計からDHのメンディングステイが快適になる。
規格の大小こそあれ、基本構造がTEAL-MSDと似ているのだろう。
ただ、kencube-PHSの最大が#8で11m23g(355gr)、その長さと重量から適正ロッドはDH14ft#6。
ここがTEAL-MSDの飛び抜けているところで、MSDの最小が#5/6、ここから(勝手に)切り出したカスタムヘッドが10m31.5g(486gr)、その適正ロッドは計算上DH13.3ft#8となるから、高番手MSDを使うと日本の大河川(犀川や魚野川など)はほぼカバーできる。
https://blog.goo.ne.jp/sc2sc/e/2c5cf236f94e189b3543414995679b49
ただしここは九州なので、そんな大河川は五ヶ瀬川中下流域くらい、対象魚はヤマメ40cm、ニジマス50cm程度だからMSDなら#5/6が限度、それ以上はオーバーキルになる。
だから大河川ではMSD、中小河川ならkencubeのPHSがメンディングステイでは第一選択。

ところで近隣の中小河川を私的な感覚で分けると、一ツ瀬川(村所)=津江川=耳川水系十根川>緒方川=玉来川=稲葉川下流域>一ツ瀬川(元米良)=三ヶ所川=五ヶ瀬川上流域>大分川水系芹川>大分川水系阿蘇野川=大淀川水系高崎川>稲葉川上流域、となる。
すると、西米良村所の一ツ瀬川ではkencubeのPHS#8(11m23g)を使っても良いのだ。
先日、PHS#8をバルクDH12ft#4/5で使い、ラインが重いと感じている。
https://blog.goo.ne.jp/sc2sc/e/b91b2dce307c37c472618bc143802005

だから次回、PHS#8の操作性をDH12.8ft#6で確かめることがお題になる。
PHS#6はDH12ft#4でマルチドロッパーが完璧にマッチした。
でもPHS#8のマルチドロッパー操作性はDH12.6ft#6で確認不十分、特に左手シングルスペイでは。
コロナステイホーム期で日之影の五ヶ瀬川中流域に入渓できなかった間の経験値をあと数回の一ツ瀬川でカバーする。

しだいに渋みをます一ツ瀬川C&R区間、でもフィッシュはゼロではない。
「やらなければやれない」今回のお題、とにかく前へ進む。

追記)

kencubeのDH#8用ライン、Shooting Spey Line #8 (11.5m28g, 432gr)が届き、ネーム入れ完了。
キジ針6号でチューブ用針をバイス傷に注意しながら5本作成。

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木曜のピーターロス(peter ross)とティールブルー&シルバー(Teal blue & silver)(20211125)

2021年11月25日 23時44分15秒 | 机上釣

木曜のピーターロス(peter ross)とティールブルー&シルバー(Teal blue & silver)(20211125)


Teal blueとはマガモのオスの頭から首にかけての色。
緑がかったのを TEAL GREEN、青みがかったのをTEAL BLUEをよぶ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/鴨の羽色
だからティールブルー&シルバーは雄鴨の首の鮮やかな青い色を使うのであって、ニワトリの空色に染めたのを使うのではないらしい。
そんな色を探すとあり、キングフィッシャー(カワセミ)だ。
もう少し濃い青はカッパードキングフィッシャー:Collared Kingfisher(ブラックカップドキングフィッシャー)で、和名はショウビン、クチバシのオレンジ色なのは特にジャワショウビン(Javan Kingfisher)というが、これは日本でいう一般的なカワセミとは随分違う。

だからTeal blue & silverはカワセミで巻くのが適正、そう思って巻いたのが上段右端。
カワセミの青は羽根先のほんの少しだけ、ほかは黒い。
チラリ青見せがインビクタPでは効果的だったが、上段右端はTeal blue & silverらしくない。
http://www.kensawada.com/FLIES/index.php?v=work&flname=Teal&flId=00308
それでtealblueに染められたコックを使ったのが中3本。
特にファイバーはネックからフックポイントまでがちょうど良い長さ(下段中央)。
左端はヘロンハックルが多すぎたピーターロス、ヘロンハックルは1枚でよさそうだ。
針はすべてマルトc40HW#12、太軸で重い針。

追記)
マラードウィングを折りつけるのに一苦労。
これまで切り出した片羽根のフェザーを3つ折りでつけていたがささくれた指でファイバーがバラバラになる。
せっかくのティールフェザーが台無し。
先生をネットで探すと見つかり、「Fly patterns」やまもと先生。
勉強になります!
https://www.fly-patterns.com/flytying-basic/マラードウィングの止め方その1/
https://www.fly-patterns.com/flytying-basic/ブロンズマラードウィングの止め方-その2-フラッ/
https://www.fly-patterns.com/flytying-basic/マラードウィングの止め方-その3-セミフラットタ/

今週末には間に合わないけれど、これを修めよう!

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左手シングルスペイキャストの反省(20211125)

2021年11月25日 20時03分12秒 | 机上釣

左手シングルスペイキャストの反省(20211125)

左右で比べると、左手シングルスペイで「手だけ」で投げている。
右手シングルスペイならリフト後に確実に体幹をねじってスイープしていたが、左手スペイでそれがない。
ないどころか手だけでスイープしてタメ、それからフォアキャストしていた。
左手シングルスペイで回転性の捻じれがラインに入る理由。
体幹を開かず左腕だけでスイープ/バック/フォアとロッドを運ぶ際にキャスト方向に対し45度角の回転面を作ってしまう。
正面向かって45度の円回転が入るからラインループが乱れて崩壊するのだ。
<左手シングルスペイの次回の課題>
1)右前から左後方約30度でリフト
2)ロッドが左真横を通過するまで左向きに体幹に開きスイープ
3)体幹を左に開いた状態で両腕を後に飛ばしてバックキャストからDループ
4)スイープ方向から約30度左方向へフォアキャスト

そういえば室内練習用のヤーンロッドセットがあった。
これで左手シングルスペイを練習しよう。
体幹を開くスイープの修得、週末まで間に合うか?

追記)
左手バイブスイング/右ハンドリトリーブの練習
いままで右手バイブスイングで左ハンドリトリーブしていた。
これから先、左手シングルスペイするなら左手バイブスイング/右ハンドリトリーブが要る。
練習するなら今しかない。
右で出来ることは完全に左でも出来るよう訓練する。
これはもう当然だ。

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ピーターロス、マルトc40HW#12版(20211124)

2021年11月24日 23時19分14秒 | 机上釣

ピーターロス、マルトc40HW#12版(20211124)


TMC200R#12だとバイス傷で折れたりするのでもっと太い針で作成、マルトc40HW#12。
ハックルはヘロンの黒系が最適、ヘアウィングは原法にならいマラードを使った。
ハックルは2枚で後がブルーダン系、前が黒系を使うのがしっくりくる。
ハックルは左から半身ヘロン1枚、右が全ヘロン2枚、上が黒系のマグパイ1枚と半マラード(ゴスリングの真似)。
上の鈎は見るからにもう失敗作。
下の左はやや残念、右がまだまし、なのでスタメンは下の右の鈎。
明日もまた同じパターンを巻く。
私のwetでは、どうせピーターロスしか釣れないのだから。
もうこうなればとことんピーターロス。

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極寒の西米良村(20211123)

2021年11月23日 22時27分04秒 | 実釣

極寒の西米良村(20211123)

5時起床、6時宿発、川沿いにテクテクあるき上流を目指す。
0630-1430、8時間、村所橋水位0.82m、晴れ、川上からの強風、気温6度!


花火会場下の右岸から開始、今日はこのまま釣り下りゆたーと下から脱渓する計画。
1)DH12ft#4/5、BB-X6号、kencube-PHS#6、フロロ6号、フロロ1.0号、5本マルチ
12テイク、10フィッシュ(うち1匹ご禁制)、4バレ(うち1匹ご禁制)
ほぼピーターロスTMC200R#12を喰った、というよりピーターロスしか喰わなかった。
一番のアタリは20211115写真右上の貞子鈎。
https://blog.goo.ne.jp/sc2sc/e/c922243bb5934ec7fa52c62d5e7896ca
ほか市販ビーズヘッドと1121のTMC531#14ソフトハックルはオイカワのみ(釣果にカウントせず)。
1119の貞子系極細チューブは2匹釣れて1匹鈎を折られた(バイス傷だと思う)。
同じく1119の貞子系インビクタPは釣れなかった。
 


右岸から左手スペイ、しかし欲出し5本マルチを組んだから絡みまくり、これは激しく後悔。
"しくじったなあ、ああもうぐちゃぐちゃだ"と愚痴りながら作業していると、後悔した過去の出来事が次から次に思い浮かぶ。
現在の感情が引き金になり似た状況の記憶がフラッシュバックするのだ。
"ええい、ヤメだヤメだっ"
5本マルチのうち上2本(1121の小鈎2種)をぶった切り、強制的に3本マルチにした。
"これで余計なことを思い出さずに済む"
最初からそうしておけばよかったのだ。
ならなぜ5本にした?

その後、ほぼトラブルフリー。
マスのテイクは遠のく気がしたが、そもそも魚影が薄い。
グランピング裏から森林組合西米良村支所の吊橋近くまで広いエリアの割に2匹のみと貧果。
ゆたーと前に至ってはウェットより餌向きな場、もし居たとしてもウェットでは狙いきれない。

今回は多段流しに努めた。
最初はノーシンカーで表層を広く。
次に1−2gのハリス止めTGショットで中層を広く。
最後が3−5gで底層を狭く流した。
今回は表層では釣れなかった。
ほぼ中層と底層から数匹が出た。
スレたのかもしれないし低水温の影響かもしれない。
いずれにせよマスが中下層に入ったのは確か。
次回はこれをふまえ釣りを組み立てる。

5本マルチなど未練がましい女々しさは必ず断つ。
ビーズヘッドももう見切られ出した。
かといってソフトハックル小鈎は追わない。
月曜夕は鹿革を喰いまくった。
目立つパターンが良いらしい。
次回は目立つラインナップで4本マルチ、ティペット1.0号メイン。
リードが激重な鹿革ならkencube-PHS#8(11m23g)が無難。
C&Rだと若干オーバーキルだが不安定な左手シングルスペイなのでしようがない。
ドロッパーはピーターロス推し(TMC200R#12に追加巻)、ティールブルーシルバー(市販品)、トップドロッパーにUVレジン補強フェザントテイル、だろうか。
あと数回で終わる西米良シリーズ、この時期にしかできない経験値を伸ばす。




ところで、ものすごく寒かった。
帰宅すると「今日は一番の冷え込みでした」とTVニュース、どうりで。
もう入渓は冬支度が必須。
ホッカイロは背に2枚、手甲に2枚、ポケットに2枚。
耳当て、寒冷地用セーター、パッチ下着上下、風を通さない厚手ジャケット。
そのまま厳寒期湯布院のオイカワに立ち込める出立ちにて。

追記)

2年前の20291013にこの「お堂」に泊まっている。
https://blog.goo.ne.jp/sc2sc/e/02f6411d78c9de650542f4f4f17d3dd7
脱渓するとき偶然とおりかかり、ほぼ同じ構図で撮影。

2019年10月中旬(上写真)はまだ緑で紅葉していない。
でもその時はスゴく綺麗に感じた。
2021年11月下旬の今、すごく寂しく感じる。
コロナ期の影響だろうか、このお堂の外れたガラス戸は未修繕のままだ。
私は2年前、ここに嬉々として泊まった。
その2年前がはるか昔に感じる。
それほど生活が一変した。
その変化は今も進行中だ。

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西米良の晩秋(20211122)

2021年11月22日 22時19分41秒 | 実釣

西米良の晩秋(20211122)

高速の都農ICを過ぎる頃から木々の黄色が急に濃く感じる。
高鍋ICから降りて西米良村に向かうと色彩が本当に多彩になってきた。
緑から黄、橙、そして紅。
気圧の谷の名残か時折つむじ風が吹き、梢から振り落とされた様々な色が渦巻く。
私たちの車列が通ると、雨で濡れたアスファルトを覆い尽くす落ち葉が鮮やかな花札のように舞い上がる。
山も地もそして空気まで鮮やかなグラデーションが渦巻く、そんな中を西米良村へ走った。

向こうに見える黄色い木立、あれはたぶん銀杏。
まだ銀杏の黄色が燃え盛っていて、東北ならとっくに散っている時期なのに。
西米良の秋は1ヶ月遅いらしい。
そうすると西米良の春は1ヶ月早い、たぶん3月1日は暖かいかもしれない。

西米良村着15時すぎ、チェックイン済ませ入渓したのは16時過ぎ、すでに暗くなり始めた。


1630−1730、村所橋水位0.89m、曇り、気温16度。
1)DH12fgt#4/5、kencube-PHS#8(11m23g)、ハリス止めTGショット3.85g、フロロ1.5号、鹿革太長層グレ5号2本
5テイク3バレ2フィッシュ(写真撮影1匹ミス)。

バレは全て取り込み時、ネットを開かなかったので手元ポロリの連続。
持ち込んだネットは大物専用、でも出番は全くなかった。
そうこうしているとあっというまに暗くなり強制終了。

今日のkencube-PHS#8(11m23g)はニジマス25cmに重た過ぎ。
ライン重量にニジマスが負けてしまう。
これをオーバーキルというのだろう。
ショットは7gまで投げれたけれど。

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大分は雨(20211122)

2021年11月22日 07時47分56秒 | 日記

大分は雨(20211122)

久しぶりの雨だと思う。
今日はかなり早く仕事場入り、午後から出るので。
九州一円、今日は雨、朝から結構降っているらしい。
西米良の天気を確認すると雨のち曇り、最高気温16.4度。
朝8時には11mm/時間の強い雨、水位はすでに0.80mと上昇中。
河川カメラにもあまりよくない映像が紅葉ごしに映る。
ただ、一時的な雨なら増水してもすぐ引く一ツ瀬川。
マスはまた下流へ流されるとしても、鈎を追う活性が上がってくれることを期待して。

今朝の大分の色は黄色。
赤は本当に少ない。
これから燃えるのか、それともこのまま枯れるのか。
西米良はどうだろう。
あと8時間くらいでわかる。

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今日の巻き(20211121)

2021年11月21日 22時46分24秒 | 机上釣

今日の巻き(20211121)


上段がTMC108SP-BL#14、ブラスビーズ2.5mm、フェザントテイル、パートリッジハックルでキールパターン。
下段がTMC531#14、ストリップピーコックハール、スターリング(ひばり)ハックルでソフトハックル(左はピーコック短すぎ)。
マルチドロッパーのトップにおきたい鈎。
沈めるならビーズヘッドキール、表層ならピーコックソフトハックル。
でも両方いっぺんに使った5本マルチも試してみたい。
その時はビーズヘッドキールがトップ鈎。


しかしこうしてみると結構たまった。
次の西米良はこのストックからマルチを組む。

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目下仕事中(20211121)

2021年11月21日 13時57分33秒 | 机上釣

目下仕事中(20211121)

といっても待機するだけなのだが。
西米良の一ツ瀬川、先週の情報ではゆたーと上の吊橋あたりまでマスが降りていた。
もちろん魚影はかぎりなく薄いとのこと。
すると今週はさらに下までマスは降りるだろうか。
「上に登ることはない」といわれる西米良マス、放流地点から散る方向は下流なのだ。

するとそろそろ、ゆたーと前からカリコボーズ橋までたどり着くはず。
ここに入ったマスは生き延びて大型化する。
1匹でも多くここにたどり着け、そして来年の3月以降、私のマルチドロッパーに鈴成るのだ "デカいニシン" のように。
本当に身勝手だけれど、悲しい哉そう願ってしまう。

今季の西米良村、一ツ瀬川のウェット区間がよくのみこめた。
ノーシンカーで放流ニジマスが釣れるくらいだからヤマメ用システムはほぼ同じでよい。
実釣はヤマメの実績区間、つまり西米良では荒瀬区域だ。
(礫底大場所は遡上マスの通過地点で良マス定位はないと考え敬遠する)
河川規模は大きくなく、デカくても40前後だろうからメインフロロ1.0号で足りそう。
(五ヶ瀬中流域は50超える場合がありフロロ1.5が必要)
右岸から左手シングルスペイで20m前後投げるからドロッパー間隔は50cm、4本マルチで全長180cm(6ft)、これが確実にターンするギリギリの長さだ。

3月4月は湖産稚鮎が遡上するからインビクタP#12を積極的に使う。
構成はトップからストリップドクイルソフトハックル#12、グリキン#12、インビクタP#12、極細チューブの順。
極細チューブは、数狙いならグリキン、型狙いならインビクタPを選択する。
一時的に沈める場合、ハリス止めTGショットをドロッパー上にアタッチする。
3本以上のマルチドロッパーならスイベルは無くて良いかもしれない。
(シングルなら有りがベスト、そこがドロッパー追加点になる)
リーダーは5号/10号/16号を継いだフロロ3m(10ft)が基本。
市販リーダーは劣化するし購入コストもかなり高価、しかも使わない場合が多い。
それなら使う分を自前作成したほうが収納もスッキリする。
(自作フロロリーダーは頑丈だから年単位で使える)
フロロは細く水切れが良い一方で非常に重く堅いので低速でも確実にターンする。
ナイロンやフライラインなら絶対へたれるラインスピードでも。
またその性質から遠投ウェットのリーダーとして最適だった。
シンクレートはtype2(6cm/秒)と考えて良い。
(けっしてインタミやホバーではない)
だからステイさせるとドンドン沈み、気をつけないと岩の下に廻き付いてしまう。
フロロリーダー操作で気をつける点は
1)スライド(横方向へメンディング)はリーダーが浮く
2)ステイ(縦方向のメンディング)はリーダーが沈む
3)送りながらスライド(バイブスイング)でリーダーが定位する
特にこの3)が決め手で、リーダーがタナをキープした状態でマルチドロッパーがスライドしていく。
魚はこの時から追尾し始め、目の前の異物が不意に動いた瞬間、たまらずテイクするらしい。

メンディング自体大きな動きでテイクを誘うが、単なるスイングやリトリーブでは追尾止まりだったりする。
サイトフィッシングでもそうだけれど、単調なスイングやリトリーブから急に不規則バイブした瞬間、あっさりテイクしてしまう。
だから"ここにいる"場はあえて単調に流して追尾させ、好場から外れる直前、ここぞとばかりにバイブ入れ。
そうすると追尾していればここでガツンと針に乗る。
(新しい場を探る場合、はじめからバイブした方が効率は良い)
マルチドロッパーだから数種類の鈎、その選択を極端に外す(サイズがデカすぎる等)のは稀。
もし喰わなければ鈎の上走りまたは着底または魚不在の3択しかないから、その答えはショットの脱着で簡単にわかる。
どんな好場も釣名人の直後なら今釣れる魚はいないと直感できる、それと全く一緒の分かり易さだ。

西米良でこの作業を怠ったことがある。
11月3日、元米良橋下流の深い淵だ。
https://blog.goo.ne.jp/sc2sc/e/5d7a5655282085b406a78c925d3fb5a3
5本マルチで表層を流し無反応、さっさと下流へ釣り下った。
この私が無反応だった同じ場で、後から入ったフライマン2名が続々フィッシュした。
釣り方からたぶんルースニング、あの場の底にマスがいたのだ。
つまり、比較的狭く深い場なのでショットで沈めるべきだった、それを横着したのがノーフィッシュの原因。
管釣場だからそこはそれでよいのだが、自然河川では時間と場と運が限られ、鈎を入れる瞬間すでに勝負が決まっている。
だから一投一投疎かにできない。
表層をながしてダメ、ならショットで少し沈めて流す、根を引かない程度に。

9月12日、この方法で50近いマスがあがった。
https://blog.goo.ne.jp/sc2sc/e/3ebb5c057f242db308fa3f0e11bf5496
この時も表層ではまったく無反応、ショットを足しながらタナを少しづつ下げてようやくテイク。
膝より深い場では表層と下層を釣り分けることが不可欠、この時がまさにそうだった。

つまり、あまりにも当り前すぎるけれど、「手を抜かない」ことが決め手なのだ。

次の釣りも決して手を抜かず100%で臨む。
ショットの脱着が鬼門、でもこれは9月23日の方法で完全にクリアできる。
https://blog.goo.ne.jp/sc2sc/e/4807eaeeb54df243ad760f3b71665085
この数秒間を惜しんだ結果、何時間もノーフィッシュに泣かされ続ける。
自分自身の手抜きのせいで。
そうならないよう100%、いやもはや限界をはるかに超えて集中し続ける。
入渓中のリスク管理と実釣全てに没頭し、極限の向う側へ飛び出していく。
するとそこに感じ続けるだけの世界がひろがる。
それが釣りの素晴らしさでかけがえのない魅力。
感じる以外言葉も想いも何もない世界、私自身が自然に還る時間。

半魚人化している時間?
かっぱ?

https://iju.pref.miyazaki.lg.jp/post-2977/

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貞子系(20211119)

2021年11月19日 23時14分39秒 | 机上釣

貞子系(20211119)


極細チューブ25mmにて。
左端がインビクタP系、右2本がピーターロス系。
インビクタP系はカワセミの替わりにギニアフォウル青ハックル、ピーターロス系はサイドにジャングルコックをそれぞれ使った。
長いハックルはヘロン、もっと厚く巻いて良い。
少なめのファイバーでちょっと残念。

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GOSLING:ゴスリングという鈎(20211119)

2021年11月19日 01時08分17秒 | 机上釣

GOSLING:ゴスリングという鈎(20211119)

これは記録のみ、60over Flyjijii様のyoutubeチャンネル
オレンジ色のフライが良く釣れる理由 ゴスリング(GOSLING)
https://www.youtube.com/watch?v=dZwkc8gho2A

「MAYFLY GOSLING」ともいって海外では有名なパターンらしい。
Kjell S. Rakkenes 様曰く
"The Gosling is a traditional Irish wet fly pattern, primarily developed for the lochs. The fly is usually tied with 2-3 layers of Mallard hackle, "
http://www.rakkenes.com/mayfly-gosling-danica-variant/

巻き方はいくつかあって、
「Fly Tying a Gosling with Jim Misiura」
https://www.youtube.com/watch?v=plH4bEYt1HU
「Gosling - tied by Hans Weilenmann」
https://www.youtube.com/watch?v=QFhr71o2Q1g
「Tying a Melvin Gosling Variant by Davie McPhail」
https://www.youtube.com/watch?v=kc28LquXwWI
「Tying the UV Yellow Gosling by Davie McPhail」
https://www.youtube.com/watch?v=a1Hvz8KyoPs

こうしてみると、20210704のマラードのロングハックルもGOSLING系だったかもしれない。
https://blog.goo.ne.jp/sc2sc/e/dbd653eefb5bfe5a5fad676e1f2c2891

マラードフェザーの長いハックル鈎はアイリッシュ?
ちょっと面白い言葉遊び。

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