五ヶ瀬ラスト!(20210930)
0330起床、0445宿発、道を間違い40分ロスト、現場着0550、入渓0615、結局いつも通り。
音の谷吊橋水位1.96m、0630-0930、3時間、晴れ、気温19.5度。
1)DH13.6ft#6、MSD#5/6カット、フロロ3.5/1.5号、4本マルチ(インビクタP極細チューブ)
6テイク1バレ5フィッシュ(最大はニジ25cm級)。
鈎の実績はピーターロス(Peter Ross)#10、インビクタP極細、インビクタP(20210926)。
特にインビクタP(20210926)で2匹釣れている。
グレイヘロンのウィング、パートリッジのハックル、クレストのテイル、ミラージュティンセルパールの胴、単純なつくりだが今日の一番人気だった。
ほぼノーシンカーで釣った。
1バレはこれぞドwetという流れでメンディングステイにドンッときた。
でも上流の石裏の深いたるみに逃げ込まれフックアウト、大きくなかったが残念。
そして予定通り民家手前で一旦脱渓し、川走川合流部をちょっと流して終了。
その後、DH13.6ft#6を片付け五ヶ瀬支流の三ヶ所川へ向かう。
1130−1230、貫原橋水位(不明だが渇水中)、晴れ、気温29度。
2)DH10.9ft#1、フロロ16号、フロロ1.5/0.25号、4本マルチ
3テイク1フィッシュ、ミニヤマメ(他のテイクも同サイズだろう)。
これもインビクタP(20210926)をテイク、こんな手抜き鈎でも釣れるらしい。
釣りくだっていくと4本マルチを根石にとられ強制終了。
DH10.9ft#1も片付けた。
その後、日之影町役場上の場へ。
3)DH12.8ft#6、kencube-SSL#6F/リーダー10ft、フロロ0.8号、3本マルチ
ノータッチノーフィッシュ。
ものの見事に緑藻の茂み、少しでも沈むと鈎がぜんぶ緑藻まみれ。
数投で強制終了。
ここでDH12.8ft#6もたたみ、ロッドが全部片付いてしまった。
帰路、旧日之影役場裏を覗くと鮎師2名実釣中。
でも緑藻のなかで大変そう。
この時点で1530、奥と娘へのお土産を購入し大分へ。
これで今季の自然渓流は終了。
10月は海でシロギスと青物、11−12月は西米良でニジマス、1−2月は湯布院でオイカワになる。
その他は来年3月にむけてタイイング三昧。
3−5月はグキリン系+ストリップストーク系、6−9月がインビクタP系+ピーターロス系。
1種30本以上巻かねば。
とりあえず1パターンで50本が目標。
釣りでヘトヘトな夜、追加タイイングに追い立てられぬよう。
とにかく無事におわって本当によかった。
来季も水難事故に充分気をつけていこう。
追記)
ところで平日の河川敷駐車場がガラガラなのに驚いた。
日之影役場の窓に「65年間ありがとう」との張り紙。
市町村合併のはなしは聞いてなかったから?てなった。
それで帰宅後しらべると、日之影役場が移転していた。
役場新庁舎は高台の町民センター跡地で住所は宮水地区。
2021年5月6日から開庁しているらしい。
これまで大水のたびに水没していた役場庁舎、今後は「図書館や町民ホールを備えた複合施設に生まれ変わり、防災拠点としての役割も担う」とのこと。
https://www.the-miyanichi.co.jp/chiiki/_52638.html
ちょっと寂しい気もするが日之影町そのものは元気だから大丈夫か。
これまで河川敷駐車場の利用を平日は遠慮していたが今後は比較的自由になる。
とはいえ日之影町の方々の迷惑にならぬよう慎ましくも清潔に粛々と利用する。
TMC200R#10のインビクタP3本(20210927)
スロートに原法どおりブルージェイを使った。
これまでキングフィッシャーで代用していた部分。
でもスロート青のコントラストは弱くなる。
どちらが良いかは実釣で確認。
しかしタイイングは1本35−40分かかっている。
私の巻くなかではもっとも骨がおれるパターンの代表格。
このTMC200R#10のインビクタPはリードの上つまり2番でつかうヤマメニジマスの共用鈎。
成長した稚魚が初夏ころから川に沸くがこのパターンこそインビクタPなのだ。
このキラキラした胴にバクーッてなる、そう思いながら巻いている。
五ヶ瀬ラスト2!(20210926)
起床4時、宿発5時、現場着5時半、工事現場はお休みなので今日も一番乗り。
(シロサギかと思ったのは実は常夜灯の反射だった)
音の谷吊橋水位1.99m、0600-1500、8時間、晴れ、気温26.5度。
トータルで5テイク2バレ3フィッシュ、最大はニジマス25cm強。
1)DH13.6ft#6、MSD#5/6カット、フロロ3.5/1.5号、4本マルチ(インビクタP極細チューブ)
4テイク2バレ2フィッシュ。
左端が右端の鈎をテイク、中央はインビクタP極細。
よく釣れた下写真のインビクタPは20210306に巻いた鈎。
https://blog.goo.ne.jp/sc2sc/e/23fa979db5347b58251986ac70deaf14
いつものことだが民家下から下流(上写真右端)は私ではほとんどフィッシュない。
ウェットよりドライ、ルアー、餌向きかもしれない。
それでも時間はあるので左岸沿いに下れるまで下った。
そこでメンディングステイ用にカットしたMSD#56のまま、スペイ遠投からのスイング。
先日これで釣れたので「柳の下のドジョウ」をねらったがスカ。
しかしかなり自由に河川内を行き来できる。
なぜ?
上流の桑野内ダムが放水していないのか水位がかなり下がっていたのだ!
2週間前より40cmちかく水位が下がっている。
それでかなり立ち込めるらしい(でもマスは大きく移動)。
ハードスペイからのスイングを堪能、この九州では稀な体験。
でも雨後や梅雨時期は+5cmが普通。
その状態だと立ち込みはかなり危険。
その後、川走川合流部に戻りシステムチェンジ。
2)DH10.9ft#1、フロロ16号、フロロ3.5/0.8号、3本マルチ
1テイク1フィッシュ、20cm強(インビクタP極細)。
今日はここで終了。
同じ流れに何回も入っているので次第に反応はうすくなっていく。
C&Rだからマスはいるはずだが、警戒してしまったのか、それとも抜かれたか。
最終はあと一回ある。
さてどこに入ろう。
月から木にかけて台風16号の影響で天候は雨模様。
濁らなければなんとかなるのだけれど。
五ヶ瀬ラスト3!(20210925)
午前の仕事明けで高千穂着1400、道の駅で荷物整理。
チェックインなど済ませ、五ヶ瀬入渓1600、けっこう遅くなる。
音の谷吊橋水位2.06m、1600-1800、2時間、晴れ、気温26.5度。
1)DH13.6ft#6、Rio3DFHI440grain、フロロ3.5/1.5号、4本マルチ(ダブルバニーノーマルチューブ)
ノータッチ、ノーフィッシュ。
ノーマルチューブのダブルバニーは水に馴染み過ぎるのかアンカーが強過ぎる印象。
#6ライン(440gr)だとちょっとキビシイか。
久しぶりにまっくらになるまで釣ったが、反応はなし。
20分の帰り道は完全に暗く、自分の足音におどろき振り向くほど。
でも九州にはクマはいない、まだ安心して歩ける。
極細インビクタPの最終補充(20210925)
昨晩ようやくインビクタP極細チューブ2本を追加した。
ついでにピーターロス(先日の36cmマスの鈎)風TMC200R#10も追加。
これで極細チューブbox(先日家に忘れてしまったヤツ)の中身が完成。
これで9月最終日まで。
たぶんほぼほぼ使い尽くすだろう。
もったいない、というか、どれほど濃密な時間なのだろうこの数日間。
なぜなら丹精込めたこの極細チューブを全部なくしてしまうのだから。
ふつうならありえない。
9月末はそれほど特別だ。
五ヶ瀬川ラスト4!(20210923)
前泊で五ヶ瀬入り、4時20分起床、5時20分宿発、5時45分現地着、晴れ、15.5度。
道路/橋脚工事はお休みらしく、今日は私が一番乗り。
写真奥の川面の白い影はシロサギ、かなり大きい個体。
夜明け前はちょうどその上に月がでていて、その月光が川面に落ちたかと思った。
でも細ながすぎる、ヒト?でもあんなに白いだろうか?幽霊?まさか。
しばらくすると飛び去っていった。
そこは彼の指定席らしい。
先日もそこに白く尾を引くかがやく姿があったから。
音の谷吊橋水位2.0m、0620開始、1520終了、約9時間釣りっぱなし。
1)DH12.8ft#6、MSD#5/6カット、フロロ3.5/0.8号、5本マルチ
8テイク1バレ7フィッシュ、最大は36cm、ほか泣き30が2匹、他は20cm程度。
マルチは上からピーターロス#10、ティールブルーシルバー(TealBlueSilver)#10、シルバーマーチブラウン(Silver March Brown)#10、インビクタP#10、インビクタP極細チューブの順。
何度も全ロストしたが、そのつどほぼおなじ構成で作り直した。
結局テイクは36cmがピーターロス#10、あとはインビクタPの#10と極細チューブに集中した。
今日は五ヶ瀬の右岸を波帰瀬橋から桑野内発電所までずっと川通しした。
先日の五ヶ瀬で熊本の若人ルアーマンが右岸を川通ししていたので同じルートを真似たのだ。
(彼は入渓も脱渓も全て右岸という離れ業の持ち主)
結論、右岸なら川通し可能、脱渓は吊橋の上下で渡渉できる浅瀬があり、ここから左岸の脱渓路にいたる(左岸の川通しは完璧に不可)。
特に吊橋下流はほぼ岩盤で、今日の水位なら右岸と左岸が比較的自由に往来できる。
さらにこの下流側は川幅30−40mの高千穂発電所の取水ダムインレットに接続する。
左岸で浅い岩盤が続き、ここから右岸へ30−40mのスペイキャスト、そこからノーマルなスイングの釣りになる。
(いずれにせよ岩盤のスリットは深いので万が一の水難対策は必須、とくに入渓中に濁った場合は非常に危険)
ラスト1匹の肉厚泣き30がこの対岸近くからでている(下5連小写真右端)。
ラインがTEALのMSD#56をむりやりカットしたヘッドだから遠投しにくい。
パイルドアンカー/アンカー切れ/ターンミスに注意すれば5本マルチでもほぼトラブルはなかった。
でも30−40mの対岸狙いだからRioの3Dなど正統派スペイラインならもっと楽になる。
ロッドは#8も考えたが対岸30−40mの斜め投げ40−50m、#6で出来なくはない。
BeulahよりScottのほうが肉厚で長く飛距離も期待できるが次回はBeulahまま、ヘッドだけ替え対応してみる。
ところで今回は深場でTGショットを積極的に多用した。
使い方は下写真のようにスイベル上の管にフロロ5号をみじかく結び、ここにハリス止めTGショットをつけている。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B087TL9S2L/ref=ppx_yo_dt_b_search_asin_title?ie=UTF8&th=1
(3/8oz=10.5g、1/4oz=7g、3/16oz=5g)
こうするとショットの脱着/交換が瞬時にできて、しかもスペイキャストに耐える。
これで早速2匹、泣き30cmと36cm、スペイキャストからのメンディングステイでテイク。
記録動画は操作ミスで撮れなかった(と思う)。
TGショットで底を狙うと鈎のロストがハンパない。
帰宅後、自分にムチうち極細チューブを1本作成。
あと数本巻きたいがこれは明日にしよう。
もうヘロヘロ。
この鈎も五ヶ瀬に消える運命。
次からはティペット1.5号にて。
今回は底狙いのティペット0.8号でヒドイ目にあった。
もし底狙いで0.8号以下を使うなら釣り方そのものを間違っている。
ティペット0.8号でタングステン10gとか7gとか、この時点で重大なミスに気づくべきだった。
そう思いながら泣く泣くタイイングした。
忘れもの(20210921)
今日は中秋の名月らしい。
子供の頃、9月21日といえば白玉ダンゴだった。
砂糖+醤油/きなこだったり、とにかくススキをそえて縁側(庭に面した廊下)に供えた。
その前にならぶ私たちは「待て」といわれたイヌ状態で、唾を飲み込みソワソワし通し。
中秋の名月といえばそれがルーティンだった。
"白玉ダンゴつくらんの?"
奥は面倒臭そうだ。
"きなこまぶして喰えばいいやん"
そう勧めても奥の腰は重そう。
作るのは奥だから当然だ。
昨日の五ヶ瀬川、大事なものを忘れてしまっていた。
「極細チューブフライケース」と「アクションカム」だ。
しかし釣り場で気づいたのはアクションカムの忘れ物のみ。
身体に装着した電子機器をピピッと操作してこそプレデターなのに、ああ残念。
フロロ1.5号3本マルチは前日に組んでいたのでソレを使う。
午前7時頃、奥から連絡。
「忘れてるよー」
アクションカムはやはり自宅にあって、しかしこれまで自宅にあるとはっ!
今回のキモ中のキモ、極細チューブbox!
なぜそれがそこにある?!なぜだーっ!
もう終わったという気持ち、ええいやけくそだという開き直り、底層をねらう釣りはもう無理という現実感。
いまある極細チューブをロストした時点で今日が終わる。
ああ無念。
「家族を放って遊んでばっかり、当然の報いよ!」
奥の高笑いが聞こえてきそうだった。
不自由な釣りで疲弊し帰宅した私。
家にあがってからも疲労で弱気、奥のいいなり、まるで犬のよう。
それでも奥の入浴の一瞬のスキをついてタイイング、奥が風呂から出れば「わたし何もしてませんよー」そしらぬ顔。
その様子はほぼ駄犬。
寝るのも一番早かった。
その寝る直前、奥にちょっと一言。
"これから水木、土日、水木と五ヶ瀬が続くよ"
奥が少し怒りだしたようだが、私は駄犬だからそのまま布団かぶり寝てしまった。
その流れで今日、"中秋の名月の月見ダンゴ"を所望しても叶うはずなどない。
今日は奥が喜ぶ良さげなダンゴを買って帰ろう。
残りの五ヶ瀬はあと4−5回、駄犬でも何でもよいから奥に尾を振り続けるのだ。
五ヶ瀬川早朝(20210920)
前泊で五ヶ瀬入り。
着0545、新しい橋の工事現場は既に作業が始まっていた。
支度に手間取り入渓は0620、この日の脱渓は1220過ぎだから6時間の釣り。
音の谷吊橋水位2.0m、気温16度、曇りのち晴れ。
1)DH12.8ft#6、MSD#5/6カット、フロロ3.5/1.5号、3本マルチ
7テイク1バレ1ポロリ5フィッシュ、ほぼ20cm。
1ポロリは50m以上ラインを出してテイクさせたマス、20cm強。
引き抜こうと持ち上げたら身切れでポロリ、残念。
すべて9時頃までの釣果、その後はノータッチ。
ほぼインビクタPの極細チューブ、1匹だけインビクタPの#10鈎(バレもこれかもしれない)。
今回は3つのシステムを使った。
もちろん最も釣れたのは1)、他の2システムは9時以降で釣果なし。
2)DH12.8ft#6、フロロ20号、フロロ3.5/1.5号、ハリス止めTG7g、3本マルチ
3)DH12.8ft#6、kencube-PHS#8(8m23g)、フロロ3.5/1.5号、ハリス止めTG7g、3本マルチ
やはり2)はtype2相当なのでラインを長くだすと根石に巻きつく。
使い方には要注意。
3)はライン全長が短い分(フロート部分は5m)、メンディングステイが不十分になる。
ただ、そもそも流れが複雑な大河川用のラインだから、今回の場向きではないのだ。
1)はTEALのMSD#5/6のヘッド部分だけを切り出したライン。
重厚なのでTGショット10gでもスペイキャストできる(距離は10−15mとつまるけれど)。
メンディングステイできるギリギリの長さ、40−50mと流していけるがTGショットが重いので根掛かりはつきもの。
ロストが頻発するからショットを使うときのマルチドロッパーは2−3本以下がベスト。
1220過ぎにストップフィッシング、その後キャス練して脱渓した。
今回は#6-4の大鈎や30mmブラスのインビクタPも使った。
もちろん快晴の午前9時以降だからタイミングは最悪、結果、スカ。
先日の50近いマスもインビクタP極細チューブだったから、9/30までリードは極細インビクタPだけでよいかもしれない。
この秋のずば抜けたエース鈎だ。
今日は16時には帰宅していたが、家事その他でタイイングできず。
インビクタP極細チューブ4本の補充は金曜夜がラストチャンスか。
追記)
なんとか1本作成、これがやっと。
1本40分ちかくかかるちょっと厄介な鈎だが、これが釣れるのだ。
タイイングが大変だけれど釣果直結なのでため息ながら巻き続けている。
もうヘロヘロ、家族に先立ち2230、就寝。
シルバーウィーク(20210919)
9月中旬の飛び石連休はシルバーウィークとのこと。
2021年は最大9連休になるらしい。
https://www.jalan.net/news/article/568713/
でも私は、昨日からの続きで今も仕事中、夕方までみっちり。
そのあと、一時帰宅して竹田市経由で五ヶ瀬にむかう。
窓辺の天気は残酷なほど快晴。
木郷滝自然釣りセンターのライブを覗くと大盛況。
昭和的な言い方をすれば、この状況を「竿の放列」とよぶのだ。
ああうらやましい。
https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=H7mUIH7iQ98&feature=emb_err_woyt
五ヶ瀬の気温は朝が20度、昼は24度、夕は22度程度か。
プール用ラッシュガード上下のみではそろそろ薄着すぎる。
天気は良いようだから長袖をもっていこう。
それと念のため川通し用浮輪2個もバックに詰める。
タイイングセットはなし、そんな時間はないので。
このシルバーウィーク期間中、1泊のみの入渓を何回も繰り返す。
前回は6時間で目的の半分しか釣り歩けなかった。
今回は早朝(といっても6時過ぎ)から夕暮れ(18時過ぎ)まで時間はあるが翌朝仕事。
12時間ぶっ続けは苦行荒行かもしれず、安全を考え、半日程度が無難かもしれない。
あと11日で禁漁期になる。
なかなか水辺に立てず、気持ちは焦るばかり。
残された釣行をド本流1本にしぼり、ティペットを1.5号にほぼ張り替える。
針は#10より大型、底層を流すので5本マルチから2−3本マルチに変更。
ハリス止めTGショットも携帯用に1−10gまでそろえた。
ランディングネットは長柄の大型に差し替え、ヒップガードを準備。
そのフル装備はまるで北の釣り人!
南九州の山奥で出会うヒトは、そんな私を「プレデター」かと思うかもしれない。
まあ、狩人には違いないのだが。
https://ja.wikipedia.org/wiki/プレデター_(映画)
https://www.google.com/search?q=%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%87%E3%82%BF%E3%83%BC&client=safari&rls=en&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=2ahUKEwjI9prA9InzAhWVCN4KHXXlCTMQ_AUoAXoECAEQAw&biw=1151&bih=786&dpr=2
そんな釣行が9月いっぱい続く。
私がどんどんプレデター化するのはさておき、先日仕事で湯布院を通るとJR鉄橋下の堰が降り浅瀬になったのが見えた。
瀬のさざ波が湯布院の夕陽を細やかに刻んでいた。
湯布院のオイカワがついにはじまる。
冬の湯布院オイカワで今季5束を目指す。
数年前、九重FRのニジマスで5束を目指し大ひんしゅくを買った。
300−400匹釣り続ける光景は同場者にとって地獄でしかない。
そんな周囲の目をあえて無視し、本気で5束目指したのだ。
みなの管釣り場でこれをされたらたまったものではない。
その意味で私はすでに前科者。
とはいえ、ご近所様しか通らない冬の湯布院オイカワなら大丈夫だろう。
一心不乱に5束を目指す、もちろんC&Rで。
朝から晩までノンストップ、トイレを避けるため水分も食事も摂らずに。
極限の全集中を12時間も楽しめる、なんて幸せな時間だろう。
景色や空気も良い、水も梅花藻もオイカワも美しい。
人気ある、マムシもハチも眠る安全な水辺だ。
そこで来春メンディングステイの釣り勘をきたえる。
湯布院が吹雪いても水温は12度、なんの問題はない。
五ヶ瀬と違いプレデターのような本格装備は不要。
それでも胴長に防寒具、メッセンジャーバックたすき掛けで厳寒の川に立ち込む。
「なにしとるのー?」
「鑑札もっちょんのかーッ!」
土手から色んなゲキが飛んでくる。
水の中から身振り手振り混じりで丁寧にこたえる。
みな納得して立ち去っていく。
後日、またそこに立つと同じようなゲキが飛ぶ。
そして私は同じようにこたえる。
毎回これを何度も繰り返している。
ほぼ湯布院釣りのルーティンだ。
「なにしとるのー?」
そう呼びかけていただけるうちは私はプレデター化していない。
本当に危ないのは、誰からもお声が掛からなくなった時。
それがこの湯布院で釣りする時の最悪のサイン。
湯布院の釣り、この引き算には要注意。
インビクタP3種4本(20210917)
上2本がブラス30mm、下右が極細チューブ25mm、下左がTMC200R#10。
特にブラス2本が大きくそして重い。
かなり沈み中〜下層を流れるはず。
根掛かりのロストが本当に怖いが、チラシ針がヤマメ8号のティペットにフロロ1.5号だから針が伸び外れてくれることを願って。
「なくなればつくればいい」とはいっても実釣中になくなればストップフィッシング。
あと一歩攻めきれず撤退することになる、それがとても恐ろしい。
だから巻き続けるしかないのだが、夜はほとんどこれで終わってしまう。
奥はTVつけてスマホいじり、娘は受験勉強中。
そんななか、私の周りに馬と鹿がはね廻る。
ほんと私、なにしてるんだか。
むべ山風が吹き荒れる夜。
インビクタPチューブ最後の追加開始(20210915)
月末にかけて休日は釣り、タイイング時間は十分にとれない。
時間かかるのがこのチューブフライ、特にエポキシを使う極細版。
どうせだからとブラスチューブ3本もエポキシ仕上げ。
極細チューブは5本作成。
フルドレスは金曜夜。
インビクタPとkencube-PHS#8F(20210913)
昨日ロストしたインビクタP極細チューブ2本を補充。
だんだん仕上がってきた、ような気がする。
何気にミラージュティンセル胴とキングフィッシャー頬が効いているのはなかろうか。
夏から秋の私の鉄板だ。
五ヶ瀬のニジマスで使うkencube-PHS#8Fにネーム入れ。
これをしないと規格がわからないので必須の作業。
bodyが5m17g、シンクティップ(type4)が3m4.5g、あわせて8m21.5g。
この先にフロロ5号1mほど足してスイベル4号、ハリス止めTGショット3.75−7.0gをつける。
それで五ヶ瀬の深いカマをメンディングステイで送り込む。
当然根掛かりはさけられず、ロスト対策でせいぜい2−3本ドロッパーが限度、まあ当たり前だが。
でもトップから全部インビクタPで揃える。
これでもかと鉄板鈎で推しまくるのだ。
筋肉痛と今回の反省(20210913)
五ヶ瀬釣行から一夜明けると両足の筋肉痛がすさまじい。
前回の釣行が1週間前、この1−2ヶ月間こんな筋肉痛したことがなかった。
大分川、ジオン、梅野川そして津江川、実釣時間が短かったからだろうか。
五ヶ瀬川のディープウェーディングは大石を越え激流を渡り、釣れれば立ったり屈んだり繰り返す。
もしかしたら救命補助具のウェーディングジャケットの重みのせいもある?
今回、救命補助具としてRESTUBE、防水バックパックそしてウェーディングジャケットの3点を使った。
このウェーディングジャケット、脇下までウェーディングしていたら胸ポケットが水を飲んでいた。
おかげでフライボックスが水浸し。
(胸ポケットにはもう何もいれまい、完全に水没するので)
それで吸水したウェーディングジャケットと防水バックパックの重さが両足にかかったのかもしれない。
気温は24−25度、降雨で高湿、防水ジャケットも着ていたから汗ダクになった。
でも我慢できないほどではなく、それよりもウェーダーのピンホールから足裏に伝う水漏れが気になる。
川通しで胸元まで入るから全てのピンホールが一斉に目覚めるのだ。
今回の五ヶ瀬のリスク、反省してみる。
1)雨天ささ濁りでの入渓
一時的な降雨やダム放流でも1mの水の壁が一気に押し寄せるほどではない。
両岸に避難する傾斜があり、竿を捨てて駆け上がれる。
ダム決壊以外にそんな事件が起きるとは考えにくい。
2)外傷のリスク
岩場の上り下りは重心をまず下げてから行う。
こうすると浮石が万が一ひっくり返っても素早く対処できる。
また足を置く石が浮石だと常に疑う。
(梅野川では特にそう。浮き石浮き石浮き石浮き石と数えながら足を乗せていた)
(でもそんな数え方をしていると浮き石浮き石浮き石トオルとなり、あれは力石徹だ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/あしたのジョー
(そこでフッと笑ってしまって気が緩み危ない。それで浮き石を数えながら渡るのはやめた)
ヒザ対策ではウェーディングゲーターを膝にガッチリ巻く。
そうすると激流にもまれても膝が安定する。
ウェーダーの保護よりそちらを優先して今は装着している。
転倒して頭を打つリスクに対して、背負うバックパックがクッションになる。
小学生のランドセルがなぜ大きいか、それは転倒しても頭を打たないためだ。
https://horiebag.com/useful/randsel/34914/
私もそれを実体験した。
分厚い水苔がズルリと滑り勢いよく大岩の上で仰向けに倒れた。
その時、背の防水バックパックがクッションになり岩で頭をうたずに済んだ。
もしバックパックがなかったら後頭部を大岩に打っていただろう。
3)水没のリスク
今回からビーズフロートのウェーディングジャケットを使った。
深場に水没してウェーダーが満水になるか足だけが浮く状態の瞬間、RESTUBEを開ければよいが間に合わない場合。
つまり息を吐いた時の落水だ。
一瞬のことで判断つかないだろうし、もがく水中ではRESTUBEのハッチもなかなか見つからないだろう。
そして息がつまった瞬間、反射的に息を吸えば空気のかわりに水が気管に流れ込み、そのまま失神する。
そのほんの数秒をかせいでくれるのが救命補助具ウェーディングジャケットだ。
どんどん深い流芯に巻き込まれ下流の大岩が眼前に迫る時、RESTUBEを開き呼吸と体勢を整える余裕をほんのすこしでも与えてくれる。
この数秒が生死を分ける決定的な瞬間になるかもしれないのだ。
そう考え、ビーズフロートのウェーディングジャケットとRESTUBEを装着しはじめた。
かといって完全に安全ではない。
今回、50近いニジをランディングするため川に飛びこんでしまった。
勝手知ったる川底なんとか、しかしもしソコが変化しエグレてもいれば即溺水だ。
もちろん突入前に2−3度目視したけれど水面下はよく見えないのが本当。
こんな「見切り発車」を繰り返せばいつかきっと「ドツボにハマる」。
今回これが一番危険な瞬間だった。
いくらビーズフロートとRESTUBEで守りを固めてもリスクに自分から飛び込めは元も子もない。
「死亡遊戯」そのものだ。
本当に危なかった。
これが今回の一番の反省点、2度と繰り返すまい。
追記)
村田教授のyoutubeにて。
「【村田基】矢口高雄先生との思いで.... / 釣りキチ三平【切り抜き】」
https://www.youtube.com/watch?v=uyLl4ZESMLA
矢口高雄先生は1939年10月28日生まれ- 2020年11月20日没、享年81とのことでした。
合掌です。
今回のデカニジのランディングで川に飛び込んだ時、なんとなく、矢口高雄先生の漫画「釣りキチ三平」の1シーンを思い出していた。
「釣りキチ三平 第74話 紅葉堤の大ニジマス」
これは夏の堰堤上から延竿の餌でデカニジを狙う巻。
デカニジが警戒して喰わないから三平くんが堰堤上で竿を敷いて昼寝した。
すると気配が消えたからかデカニジが餌を喰った。
でも堰堤上では取り込めないので三平くんが堰堤下へ飛び込んでランディングするという話。
そのシーンそのままに私も飛び降りていたが、もし深ければ私は確実に死んだ。
有名漫画と重ねるなんて不謹慎におもい封印したが、この村田教授のyoutube。
矢口高雄先生の追悼もかねて、日曜日の想いを記すことにした。
五ヶ瀬川の今季ラスト5!(20210912)
出発が0815で着が0956だから1時間41分。
所要時間は木郷滝自然釣りセンターより5分ながい程度。
五ヶ瀬川音の谷吊橋水位2.06m、やや笹濁り、雨、気温24度。
一瞬土茶濁りにみえたが、よく見れば川石が透けて釣りできないほどの濁りではない。
透明度は60−80cmくらい、これなら足もとの石が見える。
1030−1630、6時間、ニジマス8匹。
まず定番のフロートラインから開始。
1)DH12.8ft#6、kencube-PHS#8、フロロ3.5/0.8号、5本マルチ(20210911ver)
7テイク2バレ5フィッシュ、20cmニジ4匹と30cmニジ1匹(下写真)。
30ニジは淵開きの鏡をスイングからのリトリーブでゆっくり引いてくるとグンと押さえ込んでテイク。
この感覚は管釣りリトリーブのそれ、懐かしい。
ほぼインビクタPで釣れた(下写真右端、20210902作成)。
30ニジもインビクタP極細チューブ。
他の鈎はぜんっぜんダメ。
しばらく釣り下り、水勢の強烈な深場に入る。
午後3時過ぎ、まだ雨は降り続くが明るい。
活性が上がるような状態ではない。
ノーシンカーで水面下を主に流していたがタッチがサッパリつかない。
TGショットをつけてみる。
しかしメインラインがフロートだから思ったほど沈まない。
ここは思い切ってメインラインの交換だ。
2)DH12.8ft#6、フロロ16号、フロロ3.5/0.8号、TGショット3.75−8.75g、5本マルチ
5テイク2バレ3フィッシュ、20cm、30cm、45cmのニジ。
フロロはtype2相当だからよく沈み、メンディングで水切れも軽く操作性がよい。
TGショット3.75gはやや表層を流れ、フィッシュはいつもの20cm級(下写真)。
その後が続かず5gへ増量、するとバンバン跳ねる30cm級が連続2バレ。
ここまで全部インビクタP(バレが全部4番目の鈎だったので)。
さらに3.75gと5gを房掛けして8.75gに増量。
流し込むとテイク、30cmニジ(下写真)、やはりバンバン跳ねる。
これは慎重に取り込んでキャッチ、インビクタP極細チューブのチラシをガッチリ。
もう一度流し込んでいく。
根掛かり?
あれ??
あー鯉かも、底から離れない
しかしグイグイ引くなーこの鯉
川底でギラリとヒラを打つ。
でかい。
魚は流れを上へ登っていく。
トラブル防止で余分なラインを巻き取る。
すると突然、勢いよく下流へ疾走した。
ダニエルソンが物凄い速さで逆転、バッククラッシュしそう。
走り止まったマスをいなしながらネジを締め直す。
激しい疾走が2度3度と続き、今度は沖へ出ていく。
5本マルチだから空いたドロッパーが岩を噛めば万事休す、ロッドを高く立てた。
すると今度は下流へ疾走。ダニエルソンを目一杯締めても糸が引き出されていく。
ティペットはフロロのグランドマックスFX0.8号、心配なのは結束部の強度のみ。
すこしづつ間を詰め、取り込みのため川に飛び込み腰ほどの深さまで降りていく。
何度も釣っているので知った川底だ。
走っては寄せをくり返しているとようやく空気を吸って大人しくなった瞬間。
リールを向こう側に向けロッドハンド右手を後に突き出し、左手でネットを差し出してランディング(BLOOD KNOT 岡田裕師氏の方法)。
でも魚体がネットからはみ出してしまう。
慌ててそのまま浅瀬へ持ち込んだ。
でかい。
ネットが小さすぎてメジャーが当てられない。
それでもなんとか計測、45cm。
見た目50だが残念。
顔が丸いのでメスだろう、でもこの体高と広い尾鰭。
全体的に銀光り、ここで育ちネイティブ化したマスだ。
インビクタPチューブのチラシを深々とテイクしていた。
鰓近くにかかった針を丁寧に外し、出血ないのを確認、リリースした。
しばらく近くをフラフラしていて、正気になったのか本流へ戻っていった。
がぜん欲が出て、もう1匹釣とどんどん流し込んだらあっけなく根掛かり、5本マルチを全部なくした。
ここで1630、ストップフィッシング。
終えてみると驚いたことに釣れたのは全部インビクタパーリー。
5本も鈴なりの鈎からこれだけを選んでテイクしてくる。
いったいどんな鈎なんだインビクタパーリー。
ムシというよりコザカナ系にみえるけれど、なぜお前だけが釣れる?
五ヶ瀬釣行はラスト4回、とにかく空き時間全てでインビクタパーリーの量産へ。
出発は15分遅れ(20210912)
予定通り8時丁度に家を出て高速を目指す。
もうすこしで高速というころ、奥から電話。
「冷凍うどん忘れてないよね?」
”ん?忘れるもんか、今買ったら溶けてしまうから帰りに買うよ!”
「そうじゃなくて朝釣りに行く前に買って帰るって約束だったでしょ!」
”何言ってる忘れるはずない、あーっ!あーっ!”
幸い前後と向こうに車なく、対向車線からそのまま大返し。
インター近くのコンビニで冷凍うどんとおにぎりを数個買った。
奥に玄関まで出てもらってそのまま手渡し。
「あなたいらないの?」
"食べたら太るだろ!"
奥が何か言ったようだが私には聞こえない。
時計は8時15分。
出発は15分遅れ。