海岸から鋭く尖ってそびえる太田の天狗岳
道南では函館から遠く離れたせたな町と島牧村に未踏の山がそれぞれ4座と1座ある。いずれも積雪期にしか登れない山ばかりなので、雪の付き具合を偵察に出掛けた。
明日登る予定の桧山トンネルの上の林道から遊楽部山塊側にある丸山(672m)以外は、海岸近くの山や低山ばかりなので、多分もう遅いだろうと思っていた。
一番先に見た太田の天狗岳(508m)は、案の定、手前ピークまではまったく雪がなく、上の方も白く見えるが、昨日来の新雪に覆われているだけだった。
次に見た鵜泊の丸山(334m)も、手前の林道は白いが、これも昨日来の新雪だけで、山肌も新雪に覆われているだけの感じだった。
次は、現在は山名が地図には載っていないが、故斎藤さんも林さんも登っている北檜山の丸山(104m)へ。山は見えなかったが、雪があれば最短距離で登れる尾根の末端にも新雪しかなかった。
時間的に早いので、島牧村の天狗岳(368m)の様子も見に日本海側を北上した。
この山(右奥)は、位置的に雪の多い地域で、林道から北尾根を登るので、もしかしたら雪が残っているのではないかと期待していた。
予想通り、林道の除雪終点から古い雪もたっぷり残っていた。ここは登れそうな感じである。
そこから再びせたな町に戻り、明日の丸山の取り付き地点となる桧山トンネル北側入口へ。
ここは、標高も高く、海から離れているので、まだたっぷりと残っていた。
そこで、次のように予定を考えた。明日は桧山トンネルからの丸山(672m)に登り、明後日は、島牧の天狗岳に、その帰路に、やはり未踏の黒松内町の丸山(218m)に登ることにした。この山は電波塔と管理道路があるので、雪の有無にかかわらず登れるからである。残りのせたな町の3座は来冬に持ち越さざるを得ない。
こうして書いてみると、こちら方面の未踏の山は丸山と天狗岳ばかりで、非常にややこしい。
偵察を終え、大成の貝取澗温泉あわび山荘へ。このブログを打って、テレビで相撲を観てのんびりしている。今夜は道の駅てっくいらんど大成で泊まって、明日に備えるつもり。
鵜泊海岸でサクラマス釣りに興ずる人たち