癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

柿崎山を目指したが遠回りしてしまい1km手前で撤退

2019年03月15日 | 登山・旅行

440付近のカーブ地点から柿崎山(中央奥のピーク?)と引き返した608ピーク(右)を望む

 先週、日本海側の静浦から西尾根を登ろうとして出掛けたが、尾根に雪がなくて断念した松前の柿崎山だが、故Ko玉さんと同行したTaoさんの記録を参考に、道々607号(石崎松前線)~土岐沢林道~東尾根の予定で出掛けた。

 Taoさんの記録によると、1泊2日の行程だが、30kmを11時間20分で歩いている。先週の木無山と松倉山とほぼ同じ往復30kmの内、林道歩きが24kmなので、11時間もあれば往復できるだろうと思った。

 しかし、GPSは修理中で、印刷した地図とスマホのヤマップを頼りにしようと思ったが、ヤマップは使い方が良く分からず電波の届かないところで詳しい地形図を取り込むことのができない。おまけに、肝心の地図を車の中に置き忘れてスタートしてしまい、気付いたのは土岐沢林道分岐に着いたときだった。しかし、その先の土岐沢林道は昨秋に丸山に登るのに歩いているので、なんとかなるだろうと記憶を頼りに続行した。

 結局、地図がないのと、ヤマップの詳しい地形図が見られないこともあり、林道の先から西尾根を進むはずが、地図にない林道を進んでしまった。608ピークに到着した時点で、ヤマップの測定距離はTaoさんの記録の15kmになっていた。この時点では、遠回りしたことには気付かなかった。

 15kmでゴールと思っていたのに、その先に見える柿崎山までは2つのピークを越えなくてはならない。さらに1時間ほどは掛りそう。地図もないし、ヤマップも使えないし、どこが頂上か確信が持てそうもない。体力的にも時間的にも余裕はあったが、気持ちが切れてしまった。

 帰宅して測ってみたら、あと1kmほどだった。15kmも歩いての1kmだから、もったいなかったとは思うが、不思議に悔しいとは思わなかった。

 登り5時間(5:00下の開発局のゲート~7:10土岐沢林道分岐~8:25地図にない林道へ~10:00 608ピーク) 下り(同じコース)4時間20分 往復30km


ヤマップのトラックログ・・・ログは取れるが、電波のないところでの詳しい地図が見ることができない。


予定のコースと実際に歩いたコース(ヤマップのログから)


 昨日の夕食後に家を出て、道々607号(石崎松前線)入口手前の国道228号沿いの空き地で車中泊し、まだ真っ暗な4:30過ぎに道々へ。


5:00、ヘッドランプを点けて、下の開発局のゲート(松倉沢川分岐付近標高20m)


5:25、入林届ボックス小屋のゲート到着。除雪はここまでで、ここからスノーシューを履く。


0.5kmごとの距離表示がある。この辺りで、新雪が10cmほどあったが、1km20分ペースで快調に飛ばす。


7:10、標高差420mの8.2kmを2時間10分で土岐沢林道分岐に到着。この先の新雪が20~25cm。


少し進むと、尖った前八兵衛岳が見える


その右側には大千軒岳


ここが地図に記載されている西尾根に続く林道分岐だと思い、その先の地図にない林道を進んでしまう。
その手前で地図に記載されている林道分岐を見落としたのかも・・・?
結果論だが、ここで右の尾根に上がれば良かったことになる。


608ピークを眺める。距離的に、このピークが柿崎山かと思ったのだが・・・。


撤退した尖った登頂感のある608山頂。大千軒岳をバックに。


一番緊張した急斜面のトラバース。帰りは急な608
ピークの下りからここを通過するまで、ツボ足で歩いた。

 来冬に持ち越しか?あと1週間ほどは尾根の雪は残っていそうなので、再挑戦か・・・?と思うが、往復30kmのすぐの再挑戦はちょっと辛い。あとは気分次第・・・。