モルゲンロートに燃える北アルプス涸沢の紅葉
今日は、長岡市の道の駅川口で夜を明かし、新潟のフェリーターミナルまで走った。10:30発のフェリーに乗り、明日の4:30に小樽に着く予定。
フェリーでは、時間がたっぷりあるので、今回の山旅を振り返ってみた。
今回の山旅のきっかけは、自分の記事も載った『山と渓谷』10月号の特集「紅葉の名山」の影響が大きい。いつかは自分の目で見てみたいと思っていた憧れの「涸沢の紅葉」が数ページに渡って掲載されていた。ちょうど時期的にも合いそうだ。よい具合に10/8まで予定もなく、2週間近い日程を組むことができた。
さらに、いずれ道外の山旅は、300名山巡りで、やむを得ずガス中登山となり、展望のなかった山のリベンジ登山をしようと思っていた。
そこで、涸沢に近い焼岳のリベンジをセットにした北アルプス、さらに、紅葉の名山として紹介されて南アルプスの鳳凰三山と仙丈ヶ岳は、リベンジも果たせるということで、細かいことは決めずに飛び出した。
結果、天候に恵まれ、完璧の状態で、予定してきた紅葉登山とリベンジ登山の計画は、3日を残して終わることができた。そこで、新潟まで戻る途中で、紅葉の時期が合う山をスマホで探したら、北アルプスの乗鞍岳と山渓にも載っていた栂池高原~白馬大池が見つかった。
たまたま乗鞍岳は、忘れていたが、リベンジの対象の山だった。ガスと強風に見舞われ、完璧な状態とはならなかったが、まあまあの状態で、中腹の紅葉も楽しむことができた。栂池高原は、紅葉がすばらしかっただけに、午後からの自然園巡りの上空のガスが残念だった。
最後の一日は、数年前にも登山口まで行って、天候が悪くて諦めた念願の大源太山にも登ることができた。紅葉はおまけみたいなものだったが、これもバッチリだった。
久しぶりに北アルプスと南アルプスを訪れたが、3000m峰を連ねるスケールの大きさは、北海道の山では味わえない魅力がある。
だだし、シャトルバスやロープウェイなどを利用しないとアプローチできない山が多く、費用が嵩むのが難点である。これらを利用しないで済んだのは、初日の焼岳と最後の大源太山だけだった。しかし、お金に代えられないすばらしさがあることも事実である。
いずれにしても、天候に恵まれたことが一番だが、期待以上の紅葉登山とリベンジ登山を満喫できた大満足の山旅だった。
フェリーのビュッフェスタイルの夕食で、ささやかな打ち上げ。
今回の旅で生ビールを飲んだのは、これが最初で最後。