癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

「勅使河原蒼風の眼と美の潮流」観覧

2015年10月19日 | イベント鑑賞・参加

 9/12~11/8、北海道函館美術館で開催されている「草月流秘蔵コレクション展 勅使河原蒼風の眼と美の潮流」の招待券をいただいていたので、観覧してきた。

 いけばな草月流の創始者で、その天才的な造形力から『タイム』誌に「花のピカソ」と称された勅使河原蒼風。華道の概念をくつがえす独創的な仕事で戦後、前衛いけばなブームを巻き起こし、いけばなを国際的な芸術表現まで高めたことでも知られている。さらに絵画、彫刻、書、オブジェへと表現世界を拡大し、異色の表現者として活躍した。

本展では、勅使河原蒼風はじめ、蒼風の長女で第二代家元の勅使河原霞(1932~80)、蒼風の長男で映像作家として活躍した第三代家元勅使河原宏(1927~2001)の作品とともに、蒼風から歴代家元へと受け継がれた「草月流アートコレクション」のなかから、俵屋宗達、岡本太郎、ピカソ、ミロ、ダリ、ウォーホルなど、多彩なコレクション約70点を厳選、展観している。


勅使河原蒼風作 ≪八雲 古事記連作≫
伊勢神宮の神木を素材にした巨大オブジェ。
横幅およそ4メートル50㎝、高さ2メートル30㎝。国内に現存する古事記連作の中で、最大の作品。


勅使河原蒼風作《半神半獣》
 蒼風の代表的な書作の一点。


◎「草月流アートコレクション」
 蒼風ならではの審美眼と感性で、東西の古代美術から日本の古美術、優れた現代美術の数々を収集し、それらは現在「草月流アートコレクション」として注目を集めている。
 
 
岡本太郎作 《足場》       ジョアン・ミロ作 《女》


美術館の前のナナカマドの紅葉