頂上から眼下の薮沢カールに建つ仙丈小屋と向かい側の鋸岳~甲斐駒ヶ岳(どちらも踏破済み)を眺める。うしろは、八ヶ岳連峰。
3つのカールを持ち、「南アルプスの女王」と呼ばれる3000m峰。6年前に登ったときは、ガス中登山だった。記録には花の写真しか載ってない。
今回は、最高の天気と展望に恵まれ、これ以上ないリベンジ登山ができた。
芦安市営駐車場からシャトルバスに乗り、広河原で乗り換え、登山口のある北沢峠に入るのだが、土曜日ということもあり、物凄い混みようだった。始発のバスは5:30だが、5時前にバス乗り場に行ったら、4台のバスの座席はすべて埋まり、立ち席だった。1台に70人ほどずつ詰めて、全員乗せて出発した。広河原をベースにする百名山だけでも5山もあるのだからこれが当たり前なのだろう。
北沢峠を起点に周回できるので、前回と反対の小仙丈ヶ岳経由の時計回りのコースを取った。登山者の数も凄かった。
尾根コースだが、南アルプス特有の2650m付近まで樹林帯で、展望はたまにしかない。小仙丈ヶ岳の下からハイマツ帯になるので、360度の大展望が欲しいままだった 紅葉は、2400mくらいまでで、その上はすでに終わっていた。
7:15スタート、登り3時間、山頂休憩30分、下り2時間15分、13:00ゴール。バスは時間前に満員になったら出発した。広河原で乗合タクシーを利用したので、バスより1時間以上早く芦安市営駐車場に戻ることができた。
登山者で賑わう朝の広河原のようす。
2700mを超えて、ハイマツ帯になり、小仙丈ヶ岳が見えてくる。
国内最高峰の富士山、第2峰の北岳、第3峰の間ノ岳の揃い踏み。
小仙丈ヶ岳山頂。うしろは北アルプスの連なり。
小仙丈ヶ岳から眺める小仙丈カール。
2日前に登った鳳凰三山。
登山者がこぼれ落ちそうな頂上。
山頂から中央アルプスの連なりを眺める。中央右奥に御嶽山も見える。
下りの薮沢の紅葉と甲斐駒ヶ岳の山頂。
薮沢の南斜面の紅葉。
これで、予定してきた山はすべて終了。いずれも最高の天気に恵まれ、所期の目的を達成することができた。帰りのフェリーまで3日残っている。特に登りたい山はないが、新潟までの帰路で紅葉登山を楽しみたい。
スマホで紅葉情報をいろいろ調べた。やはり標高2400m以下が見頃のようだ。明日はちょうど見頃だという乗鞍高原付近の散策トレイル、明後日は栂池高原~白馬大池を往復する予定にした。
山梨県にいる内に、甲州名物のほうとうを食べたかった。もう少しで長野県に入るギリギリのドライブインで食べることができた。
その後、国道20号線を北上し、また塩尻市の道の駅小坂田公園に泊まることになった。