この時期になると、近郊の畑地に広いマリーゴールドの栽培地が目に付くようになる。
これは、鑑賞用ではなく、「緑肥」として栽培しているとのこと。
緑肥とは、栽培している植物を、収穫せずそのまま田畑にすきこみ、つまり、植物と土を一緒にして耕し、後から栽培する作物の肥料にすること。ほかに害虫抑制作用があるものや土壌改良作用があるものもある。
景観としての見応えのあるマリーゴールドは、根から分泌される「アルファー・テルチェニール」という物質が地中にいるネコブセンチュウやネグサレセンチュウを殺虫する働きがあり、これを枯れないうちにそのまますきこむらしい。